【管楽器】木管楽器のリガチャー解説

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2023年12月15日

”リガチャー”。管楽器をプレイするまで聞いたこともない用語でした。今回はリガチャーが何者なのか。そして、ものによって何が違うのかを徹底解説していきます! CONTENTSリガチャーとは素材締め方ネジの本数仕上げの違いまとめ数多くのリガチャーを取り揃えております名古屋則武新町店 管楽器総合案内最新情報 […]

”リガチャー”。
管楽器をプレイするまで聞いたこともない用語でした。
今回はリガチャーが何者なのか。
そして、ものによって何が違うのかを徹底解説していきます!

リガチャーとは

リガチャーとは、木管楽器のマウスピースリードを取り付けるために使う道具です。
リガチャーはただリードを固定するだけのものではありません。
木管楽器の発音源であるリードに触れているパーツのため音にかなりの影響を及ぼします。
どんな種類があるのか紹介していきます。

素材

金属

リードの振動が伝わりやすく、音の立ち上がりが良くなります。
鳴りがいいため制御が必要なものもあります。
明るく華やかな音が特徴で、表面の加工、仕上げによっても音が変わります。

リードの振動が金属製に比べると伝わりにくいので音飛びは悪くなってしまいます。
ですが、アタックのきつさなどを感じさせない柔らかな音色でまとまりのある音が特徴です。
使ていると革が伸びてくるので、2年に1回買い替えが必要にはなります。

ひも

リードを程よく締め付けるため表現の幅の広さが特徴です。
明るく軽やかな音色になります。

締め方

順締め

リード側でネジを固定するタイプを順締めと呼びます。
安定感があり、締め具合で音を変えることもできます。

逆締め

リードとは逆の位置でネジを固定するタイプを逆締めと呼びます。
中音域から上の音がきつくなりにくく豊かに響きます。

ネジの本数

1本

リガチャーが軽いので息が入りやすく明るく軽快な音色になります。
リードが振動しやすくなるのでクリアな音飛びです。
2本ネジに比べ締め具合のバランスを取る必要がないため調整が簡単です。

2本

リガチャーに重さが出るので、吹き心地がやや重くなり暗い音色になります。
落ち着いた音色が好みの方はこの2本ネジがオススメです。
ネジの締め具合を上下で変え、音色の微調整が出来ます。

仕上げの違い

ゴールドラッカー(GL)

サックス本体を購入した際の付属品として使われることも多いものです。
お手頃価格で手に取りやすく扱いやすいのが特徴的。
ただ、他の仕上げに比べると響きが弱くなってしまいます。

ゴールドプレート(GP)

金メッキの仕上げで、GLに比べると、華やかなな音色で良く響きます。
ですが、GLに比べて価格が上がります。
愛用者も多く、ジャンル問わずお使いいただける仕上げです。

シルバープレート(SP)

銀メッキの仕上げで、GPとはまた違う響きを持っています。
使っているリードやマウスピースによってかなり色を変える音ではありますが、
基本的には、銀特有の柔らかく落ち着いた音色を得られます。

ピンクゴールドプレート(PGP)

こちらはGPよりは柔らかく、SPよりは明るいという、バランスの取れた仕上げです。
銅が配合されているので、温かい響きを得意としています。
こちらもジャンル問わずお使いいただけます。

まとめ

リガチャーひとつで理想の音に近づくことができます。
是非、お客様に合ったリガチャーを探してみてはいかがでしょうか。
管楽器の専門スタッフがお手伝いさせていただきます。

数多くのリガチャーを取り揃えております

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