![今回はサックスを選ぶときに役に立つポイントをご紹介いたします。「部活でサックスを担当することになった。」「趣味で始めたい。」そんな方でもこちらを押さえれば自分に合ったサックスがきっと見つかるはず! CONTENTSサックスの種類各部名称ベルの作り方による違い素材による違い塗料による違いレゾネーターの […]](https://www.shimamura.co.jp/shop/nagoya-noritake/wp-content/uploads/sites/202/2023/05/20230518-455576281784271764.jpg)
今回はサックスを選ぶときに役に立つポイントをご紹介いたします。
「部活でサックスを担当することになった。」
「趣味で始めたい。」
そんな方でもこちらを押さえれば自分に合ったサックスがきっと見つかるはず!
サックスの種類
1840年代にベルギーのアドルフ・サックスさんが発明した楽器がこの「サックス(サクソフォーン)」です。
比較的歴史の浅いこの楽器は誰にでも吹きやすく幅広く楽しめる楽器です。
サックスには数々の派生楽器が存在しています。

サックスアンサンブルはこの四種類の構成が多いですね。
各部名称

①マウスピース、リガチャー・・・音を出す部分です。
②ネック・・・本体に取り付けるカーブした部分です。
③ベル・・・「あさがお」とも呼ばれる部分です。周辺には彫刻が彫られているモデルもあります。
④サムレスト・・・左手親指を乗せるところです。
⑤サムフック・・・右手親指を乗せるところです。主にプラスチックや金属製です。
⑥キイ・・・指で押さえるところや、押さえた際に動く細かなパーツです。白い貝の部分などを押さえて操作します。
ベルの作り方による違い

サックスのベルは「1枚取り」と「2枚取り」という2種類の製法があります。
1枚取り
職人の手によって1本1本ハンマーで叩き、ベルの形にしていくので、金属が鍛えられて良い響きを生みます。またベルの厚さが均等になるため、響きも均等になり、音抜けが良くなります。
2枚取り
コストを抑えて大量生産できる製法。後からカポっと2枚を取り付けます。
素材による違い

よく使用されるブラスの中でも更に最もよく使用される、まさに王道中の王道!明るく張りのある音色です。
★吹奏楽部の人が初めて持つサックスには一番オススメです!
ゴールド(ブロンズ)ブラス
銅が多く配合された材質で、幅のあるふくよかな音色が特徴です。
レッドブラス
更に多く銅が配合された材質で、まろやかで温かみのある音色が特徴です。
自分の吹きたい音色に合わせて素材を選ぶことがポイントです。
塗料による違い
表面仕上げには主にラッカーとメッキの2種類があります。ラッカーは本体の金属への塗装、メッキは本体の金属にさらに金属を付着させています。
ラッカーは素材を保護する重要な役割があり、傷やサビから楽器を守ります。そしてラッカーの種類によっても音色に変化が現れます。逆にラッカーをかけないノーラッカー(アンラッカー)のモデルもあります。

サックスで一番よく見る塗装だと思います。まずはゴールドラッカーのサックスから始めることをおすすめします。
♪サテンゴールドラッカー
音に渋みがあり、ビンテージサウンドが好きな方におすすめです。
♪ブラックラッカー
音色は、暗めで輪郭がはっきりした華やかな音になります。
♪金メッキ
抵抗感があるが、遠くまで響き、埋もれない音色です。価格が一気に跳ね上がります・・・が響きは格段に良いです!
♪銀メッキ
柔らかく明るめの音色。マメにお手入れをしないと、すぐに錆びます。
♪ピンクゴールドメッキ
芯のある、太いサウンド。かつ柔らかさもあります。見た目がとにかく華やかで可愛らしいです。
※スーパーアクション80シリーズIIの仕上げの展開を参考
レゾネーターの違い

レゾネーターとは、パッドの真ん中に付いている反射板の事です。
この反射板によって音を反射させ、ベルから音を出すという仕組みになります。
パッドの裏に隠れていて普段はよく見ないパーツではありますが、レゾネーターは2種類に分けられます。
プラスチック製レゾネーター・・・柔らかい丸みのある音色で、低価格帯の本体に装備していることが多いです。
メタルレゾネーター・・・プラスチック製よりもレスポンスがはっきりし、明るめの音色です。ジャズ演奏に向いています。
メーカーによる違い
Henri Selmer Paris(セルマー)

つねにサックス界のトップランナーです。「サックスと言えば…?」と質問されたら、このセルマーを一番に思い浮かべる方が多いほどの老舗王道メーカーです。
YAMAHA(ヤマハ)

ヤナギサワ

管楽器ラインナップ
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木管管楽器担当 | 矢井(やい) |
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