YouTube独学時代到来!「初心者」こそ音楽教室がおすすめな理由

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2021年02月21日

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目次

  1. YouTube独学のメリット/デメリット
  2. 音楽教室のメリット/デメリット
  3. 「初心者」こそ音楽教室がおすすめな理由
  4. 記事作成者コメント

ご覧いただき有難うございます。

プライベートは自宅でギターやDAW作曲、ゲームを楽しむ自宅待機歓迎派の鈴木です。

この記事では、生活の知恵にも娯楽にもなる最強のエンターテインメントツール「YouTube」と当社も運営している「音楽教室」について考えてみました。

まず大前提としてこの記事は「動画はダメ!だから教室に行こう!」という主張ではなく「教室に通うと動画もより活かせますよ!」という主張ということを最初に明記いたします。

むしろ初心者の方も無料動画のおかげで始めるきっかけが増え、入門のハードルも低くなりました。楽器演奏が身近になったのは素晴らしいことだと思います。

そんなYouTubeをはじめ動画が「先生」「師匠」になりうる「YouTube独学時代」に、あえて!

「音楽教室」に通うと良い理由をそれぞれのメリット・デメリットを踏まえ考えてみました!

文章量多めですが是非ご覧ください。

YouTube独学のメリット/デメリット

メリット

インターネットや通信技術の進歩によって、オンラインレッスンや動画配信など自宅でも質の高い独学を行うことが可能な時代になりました。

特にYouTubeなどの動画コンテンツは基本的に無料で、インターネット環境とPC・スマホがあれば、実質動画視聴にかかるコスト負担はゼロです。

また本人の気が済むまで好きなことだけを繰り返し学べ、煩わしい人間関係もないのでマイペースに上達することが出来ます。

中には動画の方が分かりやすいような内容も存在します。(例:譜面とお手本のフォームが同時に映って進行するなど)

YouTubeには膨大な数の楽器レッスン関連の動画があり、入門から上級はもちろん現役プロの本人解説まであります。

どのジャンルも特定の演奏方法に特化した動画が評価が高く、突き詰めた考え方や意見・スタイルに触れる機会が簡単に得られます。(体験レッスンを沢山受けられるイメージ)

調べれば調べるほど、無料で大丈夫なのだろうかという情報にありつけたりもするので、本当に素晴らしい時代になりました。

気軽にスタートできて、時間帯を選ばずに質の高いを自宅練習を行うことが可能な点はYouTube独学の大きなメリットです。

まとめ
  • 実質無料で好きな時に好きな内容だけを学べる
  • 煩わしい人間関係・移動が必要ない
  • TOPクラスの演奏方法が気軽に学べる
  • 膨大な数の動画から様々なスタイルや考え方を知れる

デメリット

沢山のメリットがある動画による独学ですが、デメリットも考えられます。

まず無料で気軽に始められるがゆえに、よほど自分の目的に合った動画でないと練習のモチベーションが保ちづらいです。

実は自分の目的にピッタリ合った動画を判断するのは経験者であっても難しく、ある程度の知識や経験が必要になります。

パッと見良さそうなタイトルの動画でも、内容が実は異なっていたり、今この場限りで成長に繋がらない考え方を推奨していたりと玉石混交です。

また内容の良し悪しは一度視聴し実践してみないと判断が付かないので、まず望む情報や動画を発見するために多くの時間を浪費する可能性があるのも大きなデメリットになります。

そして最大のデメリットは、基本的には見よう見まねで学ぶことになるので、細かな力の入れ具合やニュアンスなどの判断は視聴者に委ねられます。

例え有益な情報だったとしても、内容を誤解して受け取ってしまっては意味がありません。最悪故障もあり得ます。

現状音質も限界があるので、耳を鍛えたりと本当の意味での音楽的な学びは獲得しづらい点も挙げられます。

今後の通信手段の発達で上記デメリットが解消できれば、動画レッスンがメインになる時代が訪れるかもしれません。

まとめ
  • 玉石混交で有益な動画の判断が難しい
  • 本当の音質の良し悪しが身につかない
  • 細かな疑問や技術に対応しづらい
  • 正しく理解する為にある程度の知識が必要

音楽教室のメリット/デメリット

メリット

まず、実際に学びたい楽器の先生(指導者)が目の前にいることによるリアルタイムでの一問一答が最大の魅力です。

レッスンで得た練習方法に対しての認識や基準を、その場で「上達」する基準にまで改善してくれるので楽器に向き合う考え方も変わります。

さらに先生側の意識も動画のような一方通行の情報提供とは異なるので、提示される内容の信頼度・的確さが全く違います。

演奏技術の指導に留まらず、音質の指導から構え方、力の入れ具合まで個人に合った細かな指導を受けることができ、先生によってはモチベーションを高めてくれるような音楽の知恵(豆知識)なども与えてくれます。

自分の興味あるないに関わらず、音楽のバックボーンなどを知りながら効率よく成長していくことが出来るので、最終的な楽器に対する理解の深さに差が出ます。

いろいろな内容を自分で調べることが苦手な方ほど、教室に通うメリットはとても大きいです。通う時間や費用などのコストを補って余りある成長に繋がります。

先生(実際に上達し、指導をしてきた人)を信じて、地道に練習することが上達の最短ルートなのは今も昔も変わらない本質です。

もうひとつ大きなメリットとして音楽教室はグループレッスンや発表会もあるので、先生をはじめ、人とのつながりを持つことができます。気の合う仲間が出来るとその練習の場自体が貴重な財産になります。

まとめ
  • リアルタイムでの質疑応答で改善が可能
  • 個人に合った演奏方法の指導で成長が早い
  • 音楽の知恵や仲間が得られる
  • 興味に関わらず色々な音楽に触れられる

デメリット

音楽教室のデメリットは費用と労力の2点が大きいです。

労力とは主に通うための移動、自宅での復習、決まった時間の確保、先生との人間関係などが考えられます。

通っただけで必ず上達するわけではないので、より上の費用・労力のコストが気にかかります。

また先生によって指導の方針やレベルが違ったり、音楽教室によってカリキュラムが決まっていたりと、自分が望んでいない内容を指導され、レッスンが嫌になってしまうケースも少なくありません。

これはある程度目的がはっきりしている方が、先生とのコミュニケーションが不足している場合に多いように思います。

このように先生との相性やコミュニケーション次第で本来の音楽教室のメリットを享受できないケースもあるので、事前調査や体験レッスンが必須となります。

まとめ
  • それなりに費用がかかる
  • 移動を含む時間と労力の確保が必要
  • レッスン時間だけでは上達しない
  • 先生との相性が重要なので体験レッスンが必須

【番外編】オンラインレッスンのメリット/デメリット

オンラインレッスンは、まさに先にご紹介した両方のメリットデメリットを足して二で割ったようなイメージです。

動画の最大の課題であった双方向のリアルタイムな一問一答が可能になり、自宅からレッスンを受けられるので時間確保と移動の労力が軽減されます。

先生にリアルタイムで習う形なので費用がかかったり、音質面で課題が残る点がデメリットです。

ピアノなどをはじめ、自宅での椅子の高さや姿勢含め自宅の練習環境にもアドバイスがいただける可能性があります。

しかし通信手段と環境の確保が大前提となるので、トラブルなどに見舞われるリスクはゼロではありません。

まとめ
  • 音楽教室と動画独学の特徴を併せ持ったレッスン
  • 練習環境へのアドバイスが受けやすい
  • 通信トラブルなどはゼロではない

「初心者」こそ音楽教室がおすすめな理由

先のメリット・デメリットご覧いただけたでしょうか?全てではないかもしれませんが、色々な立場の人間から集めた意見ですので現実味のあるリストになったかと思います。

そちらを踏まえて、ここから初心者が教室に通うべき理由を「5つ」考えてみました!

モチベーションに関係なく楽器演奏に必要な知識が一気に身につく

まず第一に「モチベーションに関係なく楽器演奏に必要な知識が一気に身につく」点です。

楽器を演奏すると一口に言っても、実は色々な要素が組み合わさっています。

楽器の選び方、持ち方や扱い方に始まり、構え方から音の出し方、楽譜の読み方やテクニック、基礎練習の方法や考え方、演奏後のお手入れや保管方法などなど...、これら複数のポイントを一気に!しかも正確に学べます!

もちろん動画独学だけでも学べますが一つ一つのポイント毎に、自分のレベルや楽器の種類、環境に適切か?の判断をしておかないと後々大変です。(メリット/デメリットで挙げた点)

これが結構手間ですし、本当に初心者独学の場合よほどのモチベーションがないとなかなかハードルが高いです。

但し、これらのポイントをきっちり全て抑えなくても演奏は可能ですが、扱いを間違えてメンテや修理に余分な費用がかかったり、間違った認識でケガをしたりと損をしたり、楽器が嫌になってしまう可能性が大きいのが怖いところです

折角スタートした楽器を、遠くない未来に嫌いになってやめてしまうのは勿体ないと思いませんか?

最初にきっちり正確な知識を身に着けた方が、長く楽しめるというのは間違いないでしょう。

独学よりも持続的かつスムーズな上達が見込める

第二に「独学よりも持続的かつスムーズな上達が見込める」点です。

筋トレや勉強でもそうですが、ある程度の「負荷(練習)」は上達や成功には必須です。

しかし、よほどの方でなければ、苦しいことは避けたいですよね。特に楽しむために始めた趣味で苦しみたくないですもんね。

楽器でも同様です。独学でも最初は上達を実感できることが多いので多少の苦境には耐えることが出来ます。しかし、だんだんレベルアップし、上達の実感が薄くなると同じことに甘んじるようになる傾向があります。すると、上達できないばかりか「飽き」に繋がり、最悪やめてしまう可能性が急激に高くなります。※このタイミングでどこまで上達できているかが、続けるかやめるかの判断に影響します。

これを避けるには、少しづつでも上達し、自分にとって新鮮な曲や演奏が出来るようになることが必須です。

当然、上級レベルになろうと思うとかなりの「負荷(練習)」が必要になるのですが、先生からレッスンを受けることで普段の練習強度の基準が上がり、また効率の良い負荷を得る練習方法を身につけることが出来ます。これはレッスンを辞めてしまった後にも残る好影響なので、最初の「上達が楽しい」うちに先生に「負荷(練習)」の基準を上げてもらえたら上達は約束されたも同然です!

音楽を趣味以上の教養として学べる

第三に「音楽を趣味以上の教養として学べる」点です。

例えばある楽曲やフレーズに取り組む際に、その曲の演奏者の特徴や曲の特徴などを知って始めるのと、なにも知らずに始めるのでは差があると思いませんか?これレッスンで先生からこの曲が練習になるからと紹介された際によくあることなのですが、興味ない曲のバックボーンを知らずに練習することは、どうしても面白みに欠けます。

音楽のルーツや歴史などの音楽的な豆知識を同時に知ることで、取り組み方や得られる経験値は確実に変わります。

独学ではどうしても練習方法や技術など、結果だけに目が行きがちなので、過程を楽しむモチベーションが維持しづらいのです。しかし、先生に学ぶことで過程を楽しみつつ成長していくことも出来ます。

ここで大事なポイントは「独学では技術は学べても、音楽(本質)を学ぶには限界がある」という点だと思います。

また教養という点においては幼児・児童のレッスンではこのメリットは顕著に表れます。

主にクラシック系楽器では「耳」や読譜による「論理性」を鍛える意図もあるので、小さいうちに興味を持って取り組めると、後々大きな好影響が期待できます。また繊細な感受性を持つ幼少期に、プロの講師からの「信頼」できる良質な情報を吸収させることで、楽器による感情表現などの情操教育にも繋がります。これを独学で得るには難易度がとても高いと思います。

動画コンテンツをより活かせるようになる

第四に「動画コンテンツをより活かせるようになる」点です。

先のメリット/デメリットでも挙げたように動画はとても便利ですが、ある程度の知識や経験があってこそ自分の糧になる可能性が高まります。

ネットコンテンツはなんでも調べればわかりますが、自分で知りたいことを「検索」しない限り何も示してくれません。

あくまでも極論ですが、自分が知りたいことを正確に言語化できなければ目的の動画に出会うことが出来ないのです。

そして間違った情報が投稿されていることもゼロではないので、その調べたい内容について正誤の判断ができないと、間違ったまま把握してしまう恐れもあります。

教室での理想的な動画活用法は、

①教室で先生に質問し

②知ったワードを調べる

③良さげな動画を練習する

④レッスンでチェックしてもらう

⑤必要に応じて修正してもらう

これが効率よく動画やYouTubeを活かせる方法だと思います。

一人では上達にも楽しさにも限界がある

第五に「一人では上達にも楽しさにも限界がある」という点です。

私自身ギターを大人になるまで独学で嗜んできましたが、これは間違いなく大事だと感じています。

例として自身のケースを挙げさせていただきます。

ギターを始めた当時、独学に役立つコンテンツは書籍くらいしかない状況でしたが、友人が幸いにもレッスンを受けていたので多少は教えてもらうことができました。まずそこから運が良かったです。そのままバンドに誘ってもらい、学園祭に下手くそなりにも出ました。高校生の頃には近所のライブハウスにも出ました。勿論そのころも下手くそですが、現場で諸先輩の素晴らしい演奏を体感し、自分たちの演奏の低レベル差への恥を経験をしながら、何とか継続できたのは多くの仲間がいる環境に助けられてきたと断言できます。

これはバンドマンである私の例でしたが、良くも悪くも他人に演奏や練習を見てもらうことは、間違いなく上達の糧になります。

今では動画やネットのストリーム配信技術で自宅からライブ配信が出来る時代ですので、興味のある方はぜひ活用しましょう。(ただしネットの特性上、心無い誹謗中傷も多いため、まずは身近な人だけでやってみるのがオススメです。)

そして、現場に飛び込む勇気の無い方のために音楽教室で仲間を作るという道もありますので、是非ご活用ください。

記事作成者コメント

自分の話ばかりで恐縮ですが、最後に私自身が、音楽教室に通いはじめた件について書いておきます。

いちギター愛好家(独学)が大人になってレッスンに通うと決めた、きっかけやその後についてのリアルなほんの一例だと思っていただければ幸いです。

ライブなども普通にやれるレベルではありましたが、教室に通い始めた理由は主に3つ!

①金銭的な余裕ができた

②今以上の上達への期待

③独学をサボってしまうので自制を兼ねて、です。

そして、2年ほど通った結果...

お恥ずかしながら内容についていけずに辞めてしまいました。

最大の要因はたったひとつ...

「自宅でレッスン内容を復習してこなかった」ので、内容が進まない&身につかなかったのです。

結局良い指導者がいても、週30分だけの練習で身につくほど甘くはありませんでした。

その後、時間はかかりましたが辞めた後も当時教室で先生に習ったことに対する信頼と言いますか「これをやれば上達しそう!」という確信はあったので、マイペースに習ったことを反復した結果、急に今まで理解できなかったことがストンと腑に落ちました。

間違いなく一つレベルが上がったように思います。

完璧に理解できたわけではないのでまだまだですが、結果的に「レッスンで習った内容への信頼」がレベルをひとつ進めてくれました。

補足ですが、音楽教室は技術を会得するためだけで、良質な練習環境や楽器を楽しむ場としても魅力的ですので、「このようなレッスンの受け方は絶対ダメ!」という意味ではありません。あくまでも「自分の目的に対して、自分自身の受け方が結果的に効率を悪くしてしまい苦労した。しかし結果オーライ!」という一例です。

このように音楽教室は変なクセ(弾き方だけでなく考え方や練習スタンスなども含む)がつく前に、しっかり楽器の楽しさや難しさの要点を把握しておくことで私みたいな苦労が減ります!

初めてであればあるほど基礎部分の効果は絶大なので、余裕がある方は早いうちにしっかり基礎だけでも習っておくことを是非ご検討ください。

参考になれば幸いです。

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