![みなさま、こんにちは! 管楽器を始めてみようかな~、吹奏楽部入ろうかな~とお考えの方に向けて 今回は、アクセサリー類の必須アイテムや違い・役割などをご紹介します。 CONTENTS金管楽器と木管楽器の違い金管・木管どちらにも必要なアイテム木管金管金管楽器と木管楽器の違い 「そもそも金管楽器、木管楽器 […]](https://www.shimamura.co.jp/shop/nagoya-mozo/wp-content/uploads/sites/193/2024/06/20240606-hp.jpg)
みなさま、こんにちは!
管楽器を始めてみようかな~、吹奏楽部入ろうかな~とお考えの方に向けて
今回は、アクセサリー類の必須アイテムや違い・役割などをご紹介します。
金管楽器と木管楽器の違い
「そもそも金管楽器、木管楽器って何ですか?」「フルートは銀製なのに金管楽器じゃないってどういうこと?」という方も多いと思います!
金管楽器と木管楽器の違いを見極めましょう!
金管楽器

金管楽器は、演奏者の唇の振動によって発音する楽器の事です。
代表的な楽器にトランペットやトロンボーン、チューバなどがあります。
日本語でいうところの「ラッパ」に相当する楽器といえます。
木管楽器

木管楽器は、金管楽器以外の管楽器の総称で、リードと呼ばれる薄片や、空気の流れが楽器の吹き口の角に当たって発音するエアーリードで発音する楽器の事です。
代表的な楽器にフルートやクラリネット、オーボエ、サックスなどがあります。
日本語でいうところの「笛」に相当する楽器といえます。
金管・木管どちらにも必要なアイテム
楽器によって、使う種類が違ったりもしますので、楽器がまだ定まっていない方も何が必要なのかを見ていきましょう。
あくまで必要となるアイテムですので、参考にしてくださいね!
クロス
クロスはどの楽器を選んでも必要となります。ただ、種類が豊富なので選ぶ時は注意して下さい!
種類は多いですが、主に2つに分かれています。
➀ポリッシュが浸透していないクロス

種類は、マイクロファイバー製・ネル製・オシャレなクロスと様々です。
空拭きで使ったりポリッシュを付けて磨いたりするクロスです。
➁ポリッシュが浸透しているクロス

種類は2種類あります。シルバーポリッシュが浸透しているクロス・メタルポリッシュが浸透しているクロス。これは楽器によって使うポリッシュが違うので注意が必要です。
◆クロスって洗濯しても大丈夫?◆
ポリッシュが入っていなければ洗濯しても大丈夫です。お湯で手洗いした方が汚れが落ちます。
メタルクロス、シルバークロス、シリコンクロス等のポリッシュが浸透しているクロスは洗濯できません。
チューナー

音を合わせる為の必需品です。音合わせはもちろん、個人練習する時に必要なメトロノームも付いています。キャラクターものもありますが、数量限定の場合があるのでお店で確認してみてくださいね。
チューナー用マイク

チューナーを買ったらマイクもあったほうがいいと思います。チューナーだけだと他の人の音も拾ってしまいますが、マイクを取り付けることで自分の楽器の音色だけを拾えるようになります。マイクはチューナーに取り付けて使用します。合奏前にチューニングする時とても便利ですよ♪
マイクとセットになっているチューナーもあるので、お店でチェックしてくださいね。
◆チューナーマイクって必ず必要?◆
絶対ではありませんが、あったほうがいいです!
チューニングは環境次第で変化するので(とくにクラリネットなどの木管)、何度も調整する必要があります。パート練や合奏の時などは周りの音が入り自分の正確な音を拾うことができないので、チューナーマイクはあったほうが便利です。
スワブ

楽器の内部の水分をふき取るための、ひもや重りがついた布のことです。楽器をケースに片づける前に必ず使用します。水分をしっかりとらないと、楽器が傷んだりする原因になるので必ず必要です!
サイズ
各楽器の管の長さや太さごとに専用のものがあるので、ピッタリのサイズのものを使ってくださいね!
◆スワブは洗濯したほうがいい?◆
洗った方がいいです! おもりが付いているので、40℃くらいのぬるま湯か水で手洗いするのがオススメです。
木管
サックス・クラリネット

比較的、必要なアイテムが似ています。クラリネットは吹奏楽部の中で中心的な存在。温かで明るい音からちょっと不気味な怖い音まで色々な表情が出せる楽器。構造が複雑なので丁寧なお手入れが必要となります!

サックスは憧れの楽器。美しい形状に魅了された新入団員(未経験者)の人気が殺到する楽器でもあります。楽器自体のフォルムも吹いてる姿もかっこいいですよね。手垢や汚れが目立つので細かいところもしっかりお手入れしてください!
リード
リード(Reed)とはダンチクという名前の植物から作られる、とても薄くて小さな板のことです。クラリネットやサックスを演奏するときにマウスピースに装着して使用します。
息を吹き込んだときにこの『リード』が振動することで音が鳴り、管体全体に伝わって豊かな響きが生まれるのです。

カットや薄さによって音色が変わってくるので、いくつか試してみても良いと思います。
一般的に、初心者には薄いリードのほうがが扱いやすいと言われています。
◆リードに寿命ってありますか?◆
あります! 口の中の水分を吸収して劣化していきますので、数枚は持っておいたほうがいいでしょう。複数枚のリードを交互に使うと長持ちしやすくなります。
ペーパー

木管楽器の音孔とタンポの手入れに欠かせないのが、クリーニングペーパーとパウダーペーパーです。フルート、クラリネット、オーボエ、サックスなど木管楽器の音孔やタンポの水分、ベタつきを取るために使用します。
クリーニングペーパーとクリーニングパウダーの違い。

クリーニングペーパーは水分が気になる時に使います。トーンホールから水が垂れてきたり、タンポが吸い込んだ水分が気になる時に使ってください。パウダーペーパーはベタつきが気になる時に使います。
タンポとトーンホールの間にはさみ、軽く数回パタパタとします。
タンポのベタつきを取り、気になるノイズを防ぎます。
クリーニングペーパーでもすっきりしないベタつきがある時は、粉がついたパウダーペーパーで除去してください。
◆頻繁にお手入れしたほうがいいの?◆
スキンのタンポは触れ過ぎるとかえってタンポの寿命を短くするので優しく扱い、あまり頻繁に拭き過ぎないようにしましょう!
グリス
グリスとは、ジョイントのコルク部分に薄く塗るアイテム。組み立てする時に使います。緩すぎても硬すぎてもダメなんです・・・。このグリスを塗って、組み立てがスムーズに出来るようにします!
グリスの種類

塗りやすさでいえば➀のスティックグリスが使いやすいと思います。手が汚れないし、適度に塗ることが出来ます。
塗った時に少しはみ出てしまったらクロスでふき取ることを考えると、少量だけ取って塗ることが出来る➁のジェルがいいという人もいるかと思います。慣れてくると➂のグリスもおすすめです。
◆少しくらいならはみ出しても大丈夫?◆
ダメです! はみ出したグリスをそのままにしておくと、ゴミやホコリが付いて可動部の動きが悪くなります。はみ出した部分は綺麗に拭き取ってくださいね。
フルート

フルートは金属でできているのに木管楽器パートなんです。鳥のさえずりのように軽やかで透き通った音が特徴で、速い音の動きもなめらかな音の動きも両方得意!繊細で心地よい音色は心を癒してくれますよね。
繊細なだけにお手入れには注意が必要です。他の木管楽器と違ってグリスはNG!お手入れグッズもきちんとチェックしてください。
ガーゼ&クロス

コルクは無いですが、接触する部分をキレイにクロスで拭いてから組み立てます。固いからといって回して入れたり抜いたりしてはいけません。細かい傷が付いてなかなか抜けなくなってしまいます。慎重に扱いましょう!なんといっても必ず必要になるのは、キレイなクロスとガーゼ!フルートの必需品です!
◆なぜグリスを塗ってはいけないの?◆
ジョイント部分(差し込む所)はミクロン単位の、非常に小さなクリアランス(スキマ)に調整されています。そこにグリスを塗ると、ゴミやホコリが付着し、かえってキズがついたり、ひどい場合は抜けなくなったりしてしまいます。硬くなったり抜けなくなってしまったら楽器屋さんに持っていきましょう。
ペーパー

木管楽器の音孔とタンポの手入れに欠かせないのが、クリーニングペーパーとパウダーペーパーです。フルート、クラリネット、オーボエ、サックスなど木管楽器の音孔やタンポの水分、ベタつきを取るために使用します。
クリーニングとパウダーの違い

クリーニングペーパーはトーンホールから水が垂れてきたり、タンポが吸い込んだ水分が気になる時に使います。水分だけであればクリーニングペーパーでOKですが、ベタつきがある時は、クリーニングペーパーの後に粉がついたパウダーペーパーを使います。
◆頻繁にお手入れしたほうがいいの?◆
スキンのタンポは触れ過ぎるとかえってタンポの寿命を短くするので優しく扱い、あまり頻繁に拭き過ぎないようにしましょう!
金管
トランペット

トランペットは金管楽器の代表!輝きのある明るい音色で、音楽を華やかに彩っています! クラシック、ジャズ、ポップスなど、いろいろなジャンルからひっぱりだこな楽器です。
【管楽器お手入れやってみた!「トランペット編」】
バルブオイル

ピストンをスムーズに動かす為に使います。
吹く前に必ずバルブオイルを注しましょう。「ピストンが重くないからやらなくてもいいや」というのは大間違いです!
ピストンって?

この第一、第二、第三ピストンバルブのことです。ここを開けてオイルを注します! 名称がたくさんあるので、覚えるのが大変でしたが意外とすぐ身につきます。
◆バルブオイルの粘度の違いって?◆
粘度が低いとサラサラしたオイル。高いとトロッとしたオイルとなります。粘度が低いサラサラ系のオイルは新しい楽器やトランペットなどのピストン面積が少ない楽器向き・粘度が高いトロトロ系のオイルは、古い楽器やユーフォ・チューバなどの大型楽器向きとされています。
トロンボーン

トロンボーンは音色が男の人の声に最も近いと言われていて且つ、表現力がとても豊かです。スライドで滑らかに音程を変えることができます!
スライドオイル・クリーム
スライドは水分や汚れが溜まりやすいので、細目にクリーニングしましょう!オイルの中は油分と水分が二層になっているので、使う前によく振って下さい。
オイルとクリームの違い

スライドクリームを使用する場合はクリームを塗るのと同時に、霧吹きスプレーで水を掛ける必要があります。オイルを使用する場合はそのままで使用します!
◆オイルとクリームどっちがいいの?◆
演奏中のスライドの滑り具合、抵抗感というものを感覚として身に付けて、どっちが合うのか試して選びましょう!
以上です!
楽器を良い状態で長持ちさせるためには、丁寧なメンテナンスが欠かせません。
しっかりケアして素敵な管楽器ライフをお送りくださいね。
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