![*サックスの選び方 「吹奏楽でサックスを始めて、そろそろマイ楽器が欲しいな…」という学生さんや、昔やっていて再開されたい皆様、新しくサックスを始めたい皆様も必見!サックスの選び方をご紹介します!是非参考にしてみてくださいね! ===menu=== **目次 ◆[#サックスとは:title=サックスと […]](https://www.shimamura.co.jp/shop/nagoya-aquls/wp-content/uploads/sites/186/2022/02/20220216-order_shima220216-0072_order_pdf_page-0001.jpg)
サックスの選び方
「吹奏楽でサックスを始めて、そろそろマイ楽器が欲しいな…」という学生さんや、昔やっていて再開されたい皆様、新しくサックスを始めたい皆様も必見!サックスの選び方をご紹介します!是非参考にしてみてくださいね!
目次
サックスとは
1840年代にベルギーのアドルフ・サックスさんが発明した楽器がこの「サックス(サクソフォーン)」です。管楽器の中では比較的新しい楽器のひとつで、その種類も管楽器のなかでは多種類になっています。高音域から順にご紹介すると下のようになります。
- ソプラニッシモサックス
- ソプラニーノサックス
- ソプラノサックス
- アルトサックス
- テナーサックス
- バリトンサックス
- バスサックス
- コントラバスサックス
- サブコントラバスサックス
他にも現在は製造されていない種類のものもあります。
この中でも現在特によく使用されることが多く、一般的に見ることが多いサックスは「ソプラノサックス」「アルトサックス」「テナーサックス」「バリトンサックス」です。
ソプラノサックス
メジャーな4種類のサックスの中では最も高音域の音を出すことが出来るサックスです。
アルトサックス
サックスと言えばイメージするのはこちらではないでしょうか。ソプラノサックスの次に高い音域を出せるサックスです。音楽教室や吹奏楽部ではじめに持つ楽器として選ばれることが多いです。
テナーサックス
アルトサックスに並んでみることの多いサックスです。音域はアルトサックスよりも低い音域を出すことが出来ます。サックスらしいかっこいい音色から甘い音色まで鳴る楽器です。吹奏楽の世界ではバンド全体の中音域を担当し、ユーフォニアムやトロンボーンと同じフレーズを吹くこともよくあります。
バリトンサックス
よく使用される4種類の中では最も低い音域を演奏する事ができます。吹奏楽ではチューバなど低音系の楽器と一緒のフレーズを演奏することが多く、バンドのベースラインを支える役割を担うことが多いです。
サックスの選び方
サックスの選び方には4つのポイントがあります!
ベルの製法の違い
サックスのベルは「1枚取り」と「2枚取り」という2種類の製法があります。
2枚取り
コストを抑えて大量生産できる製法。
1枚取り
職人の手によって1本1本ハンマーで叩き、ベルの形にしていくので、金属が鍛えられて良い響きを生みます。またベルの厚さが均等になるため、響きも均等になり、音抜けが良くなります。
吹奏楽部に入部してこれからしっかり使っていきたいと考えている方には、断然1枚取りをオススメします!
サックスに使われている材質の違い
サックスは材質が違えば、吹き心地や音色が大きく変わります。最も多くのサックスに使用されているのは「真鍮(ブラス)」です。
ブラスの中にも様々な種類があります。
イエローブラス | よく使用されるブラスの中でも更に最もよく使用される、まさに王道中の王道!明るく張りのある音色です。 ★吹奏楽部の人が初めて持つサックスには一番オススメです! |
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ブロンズブラス | 銅が多く配合された材質で、幅のあるふくよかな音色が特徴。 |
塗装による違い
表面仕上げには主にラッカーとメッキの2種類があります。ラッカーは本体の金属への塗装、メッキは本体の金属にさらに金属を付着させています。
ラッカーは素材を保護する重要な役割があり、傷やサビから楽器を守ります。そしてラッカーの種類によっても音色に変化が現れます。逆にラッカーをかけないノーラッカー(アンラッカー)のモデルもあります。
ゴールドラッカー | サックスの中で一番一般的な塗装です。まずはゴールドラッカーのサックスから始めることをお勧めします。 |
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クリアラッカー | パワフルで音抜けがよく、艶やかな音色です。水分や汗を拭き取らないでおくとラッカー剥がれや変色の原因になることもあります。 |
アンラッカー | ジャズをする人には非常にオススメです。 |
銀メッキ | 柔らかく明るめの音色。錆びやすいため、こまめにお手入れが必須です。 |
金メッキ | 抵抗感があるが、遠くまで響き、埋もれない音色です。価格が一気に跳ね上がりますが響きは格段に良いです! |
ピンクゴールドメッキ | 芯のある、太いサウンド。かつ柔らかさもあります。見た目がとにかく華やかで可愛らしいです。 |
ブラックニッケルメッキ | 固めで芯のある太いサウンドが特徴。派手すぎず落ち着いた音色です。 |
レゾネータにも種類があります
レゾネーターとは、パッドの真ん中に付いている反射板の事です。
この反射板によって音を反射させ、ベルから音を出すという仕組みになります。
パッドの裏に隠れていて普段はよく見ないパーツではありますが、レゾネーターは2種類に分けられます。
プラスチック製レゾネーター | 柔らかい音色で、低価格帯の本体に装備していることが多いです。 |
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メタルレゾネーター | プラスチック製よりも明るめの音色です。金属製なので、音の反射が良く、中価格帯~高価格帯のサックスに装備していることが多いです。 |
自分にあった材質やメーカー、ジャンルに合わせたものを選びましょう。
部活で使うのか、趣味で使うのか様々です。ぜひ、店頭で試奏していただき、好きな音色吹きやすいモデルを一緒に見つけましょう!
メーカーの特徴
サックスには「御三家」と呼ばれる3メーカーがあります。世界のサックス界を牽引しているのが、セルマー(フランス)、ヤマハ(日本)、ヤナギサワ(日本)です。
H.Selmer(セルマー)
サックスの生みの親、アドルフ・サックスから受け継いだ伝統と先進の技術。
つねにサックス界のトップランナーです。「サックスと言えば…?」と質問されたら、このセルマーを一番に思い浮かべる方が多いほどの老舗王道メーカー。現行では吹奏楽層からの支持がとても高いジュビリー・シリーズ2、シリーズ3と、ジャズ層から支持を集めるビンテージ・セルマーの復刻版とも言えるリファレンスがあります。
YAMAHA(ヤマハ)
世界唯一にして最大、あらゆる楽器を手がける総合メーカーです。吹奏楽での使用が多い定番のヤマハ。吹きやすさと音程の安定感に定評があります。品質も安定しており、初心者向けモデルが充実しております。最上位クラスの“カスタム・シリーズ”には、クラシック向けに開発された875や、875の改良型であるEX、そしてジャズ向けに開発されたモデルの82Zがあります。
YANAGISAWA(ヤナギサワ)
日本が世界に誇るサックス専門メーカー。その歴史は古く、1896年(明治29年)の創業。アルトは2014年に、テナーは2015年に新しく“WOシリーズ”が発売となり、“ライトモデル”は吹きやすさと華やかなサウンドを、“ヘヴィモデル”は吹き応えと重厚感のある艶やかなサウンドを追求しています。
真鍮製の2機種を軸に、ブロンズやシルバーなどの金属を管体に使ったサックス作りが特徴。
素材によって音色が全く異なる(本当に全然違う!)が、音色の特徴としてはパリッと鳴ってくれる印象です。
吹奏楽部にオススメアルトサックス!
価格帯によって吹きやすさも音色も変わります。吹奏楽部では強弱や音色などコントロールする技術が必要になります。モデルによって作りが異なり、音の鳴り方響き方が違います。3年間しっかり吹き込むには30万円前後~のモデルがおすすめです。
YAMAHA YAS-62
サックスと言えばヤマハの「YAS-62」と言われるほど大人気定番モデル。低音部から高音部まで全音域でムラのないスムースな吹奏感と正確な音程感を持ちながら、62ならではの心地よい抵抗感を維持。一層、演奏に集中できます。
メーカー | 型名 |
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YAMAHA | YAS-62 |
YANAGISAWA A-WO1
はっきりとした音の輪郭と厚みを感じさせ、軽い吹奏感を活かした「ライト仕様」。初心者から上級者まで幅広いプレイヤーに愛されるベーシックモデル。
メーカー | 型名 |
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YANAGISAWA | A-WO1 |
YANAGISAWA A-WO10
吹き応えと重厚感のある艶やかなサウンドが特徴の「ヘヴィー仕様」。ライト仕様と比べて程よい抵抗感があり、豊かな表現が可能になります。
メーカー | 型名 |
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YANAGISAWA | A-WO10 |
H.Selmer SA80ⅡJubileeAS(シリーズⅡ)
セルマーといえばこれ!というシリーズⅡ。非常に伸びやかで倍音の豊かな音で、音の伸びが力強く、間違いなく一番人気のモデルです。吹奏楽・ジャズ・ポップス・クラシック等オールマイティに使えるモデル。
メーカー | 型名 |
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H.Selmer | SA80ⅡJubileeAS |
吹奏楽部にオススメテナーサックス!
YAMAHA YTS-62
ヤマハの定番のテナーサックス。吹奏楽部にオススメ!正確な音程感を持ちながら、62ならではの心地よい吹奏感と抵抗感を維持。より一層、音楽に集中して演奏が可能です。
メーカー | 型名 |
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YAMAHA | YTS-62 |
YANAGISAWA T-WO10
程よい抵抗感がある「ヘヴィー仕様」。魅力的な色艶のある音、さらに遠くまで届く遠達性のある響きが特徴です。
メーカー | 型名 |
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YANAGISAWA | T-WO10 |
サックスの展示ラインナップはこちらのページからご覧ください!
お問合せ
試奏のご予約・ご相談はお電話または店頭にて承ります!
店舗名 | 島村楽器 ららぽーと名古屋みなとアクルス店 |
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電話番号 | 052-659-1775 |
管楽器担当 | 古賀(こが) |
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