3月5日（土）、進藤実優さんをお迎えして、「進藤実優ピアノコンサート～Blooming Concert～」を開催いたしました。
ご来場いただきました皆様、誠にありがとうございました。

当日のプログラム

＜第1部＞

• モーツァルト／ピアノソナタ第5番　K.283
• ショパン／ピアノソナタ第2番　Op.35
• ショパン／バラード第4番　Op.52

＜第2部＞

• バッハ／平均律クラヴィーア曲集第2巻第24番　BWV893
• ショパン／ピアノソナタ第3番　Op.58
• リスト／ハンガリー狂詩曲第12番　S.244

コンサート当日の様子

今大活躍の若きピアニスト、進藤実優さんをお迎えしました。
当店では昨年5月に演奏いただき、その演奏の素晴らしさから多くの方からのご要望により再演が実現できました。

前回開催後、ピティナ特級やショパン国際コンクールに出場し、輝かしい実績と世界への印象を残した進藤さん。
前回も表現力の豊かさには驚きましたが、更に円熟さが増した演奏に終始感動していました。

今回も非常に豪華なプログラムでした！

とても印象的だったのが、第2部のバッハからショパンへ区切らずに演奏されたあの流れには鳥肌が立ちました。
同じロ短調という事と、その時の流れと勢いがあり、あえて区切らなかったとお話しされていました。
以前から進藤さんが演奏するショパンの各声部を丁寧に歌われる音が魅力的で聴き惚れていましたが、
この流れで聞いたからこそよりショパンのポリフォニックさに聴き入る事ができました。

またモーツァルトやリストも含め、
各作曲家のキャラクター（国や時代、性格）を最初の一音でガラリと変えてしまう表現力は圧巻でした。

そして皆さん待望だったショパン！

ワルシャワでどんなことを感じ、乗り越え、吸収してきたか、演奏をもって伝わってくるようでした。
華麗さの中にあるショパン特有の切なさや、時には絶望といった深い音にはグッと体に深く落とし込まれた感覚でした。

特に有名な葬送行進曲をはじめとして、祖国の情勢に対して様々な思いを曲にしてきたショパンを、世界的に緊張が走る今聴く意味も考えさせられました。

終演後には、写真撮影・サイン会も行いました！
今日の為に遠方からお越し下さった方や感動で手が震えている方、練習激励のメッセージを書いていただく方など、
様々な形で進藤さんへ思いを伝えていらっしゃいました。

4月からはドイツへ留学される進藤さん、益々のご活躍がとても楽しみです！
進藤さん、素敵な演奏をありがとうございました！

過去開催イベントの様子はこちらから

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