教えて弦楽器!Vol.7~楽器の乾燥対策は大丈夫?~

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2024年02月05日

皆様こんにちは!長崎駅前店弦楽器担当の井上です。寒い時期になってくると、こたつやヒーター、ストーブなどの暖房器具が必需品ですよね。しかし、バイオリンなどの弦楽器はその暖房器具があまり得意ではありません...そこで今回の教えて弦楽器では、乾燥対策グッズをご紹介します! CONTENTS乾燥は楽器によく […]

皆様こんにちは!
長崎駅前店弦楽器担当の井上です。

寒い時期になってくると、こたつやヒーター、ストーブなどの暖房器具が必需品ですよね。
しかし、バイオリンなどの弦楽器はその暖房器具があまり得意ではありません...
そこで今回の教えて弦楽器では、乾燥対策グッズをご紹介します!

乾燥は楽器によくないの?

木材を使用する楽器達は基本的に周りの自然環境に合わせようとする性質持っている為、
湿度が高ければ水分を多く含み膨らみます。

逆に、乾燥している場合は水分が抜け、やせてしまう性質があります。
楽器にとって、極度の湿気や乾燥はトラブルの原因になります。
日本は四季があり、梅雨や乾燥した冬等、楽器には非常に過酷な環境であるため、日々の湿度乾燥対策が重要になります。

※乾燥時期には、板が割れることも・・・。

楽器の保管や演奏するための空間として理想的な湿度はだいたい50%前後です。
冬場は、30%近くまで下がったり、梅雨時期などには70%まで湿度が上がることもあります。

必ず、50%をキープしなければいけないというわけではありませんが、
プラスマイナス10%ぐらいを目安にしていただくと良いと思います。

乾燥する時期におすすめの商品

dampit(ダンピット)

メーカー商品名販売価格(税込)
dampit湿度調整剤バイオリン分数用¥2,420
dampit湿度調整剤バイオリン用¥2,750
dampit湿度調整剤ビオラ用¥2,970
dampit湿度調整剤チェロ用¥3,300
dampit湿度調整剤バス用¥3,850

※店頭にはバイオリン用(フルサイズ)のみ在庫がございます。
 分数用・ビオラ用・チェロ用・バス用はお取り寄せとなりますのでご注意ください。

チューブの中に水を含ませ、f字孔から差し込むことで楽器の内側から加湿することができます。
ダンピットを使用すると、バイオリンの保護だけでなく乾燥期ならではの鳴りにくさ・音のガサつきも解消され
いつでもいい音で演奏できます♪

ダンピットの使い方

①水にダンピットを浸します。30秒ほど待ちましょう。
 緑のチューブの中は綿状になっているので、水を吸収してくれます。

②表面の水気を拭き取ります。
 バイオリンに水が落ちてしまわないように、必ず拭ってください。

③f字孔に入れます。
 細いほうから入れると、意外なほどスムーズに入っていきます。

ダンピットは軽く、魂柱に当たってしまってもずれたり倒れたりすることはありませんので、移動中も使用できます。
ケースの中で使用していただくと一番効果的です。
ケースを開いている間はお部屋全体の加湿も忘れずに。
ダンピットで、冬場も大きく豊かな音を楽しんでください♪

※演奏中は振動が伝わって振動音が鳴ってしまいますので、演奏中の使用はおすすめしません。

湿度対策はこちら

冬場の対策は分かったけど、梅雨の時期はどうしたらいいの?
勿論湿度対策におすすめの商品もございます!
教えて弦楽器!Vol.2にてご紹介していますのでこちらも参考にして下さい。


ご自宅で楽器を保管される場合は、


■直射日光
■ストーブのそば
■エアコンの風が直接当たる場所

はなるべく避けるようにしてあげてください。
ご不明点等ありましたらお気軽に井上までお尋ね下さい♪

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島村楽器 長崎駅前店には様々なコースの音楽教室がございます。
お子様から大人の方までお楽しみいただける充実したレッスンを行なっております。

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この記事を書いた人

弦楽器アドバイザー 井上

お問合せ

店舗名ピアノショールーム長崎店
電話番号095-816-0280
担当井上

※記事中に販売価格、在庫状況が掲載されている場合、その情報は記事更新時点のものとなります。店頭での価格表記・税表記・在庫状況と異なる場合がございますので、ご注意下さい。