教えて弦楽器!Vol.4~駒交換のタイミング~

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2023年06月12日

みなさんこんにちは!島村楽器長崎駅前店 弦楽器担当の井上です。なんだかんだで、あっという間に教えて弦楽器もVol.4までやってまいりました。皆様の楽器は、可愛がっていただけていますでしょうか?今回の教えて弦楽器では、『駒のセルフチェック』についてご紹介いたします。意外に、駒の事は気にしていなかったと […]

みなさんこんにちは!島村楽器長崎駅前店 弦楽器担当の井上です。
なんだかんだで、あっという間に教えて弦楽器もVol.4までやってまいりました。
皆様の楽器は、可愛がっていただけていますでしょうか?

今回の教えて弦楽器では、『駒のセルフチェック』についてご紹介いたします。
意外に、駒の事は気にしていなかったという方も多いのではないでしょうか?
ぜひこれを機に、ご自身の楽器の駒もセルフチェックしてみてはいかがでしょうか?

駒のセルフチェックをしてみよう!

駒は弦の張力で常に指板側に引っ張られているので、知らないうちに傾いているものです。
これが行き過ぎると、駒が倒れてしまったり、割れてしまったり、曲がってしまったりするので、その前に調整や交換を行いましょう。

駒の傾きの良い状態・悪い状態

上が良い状態、下が指板側に引っ張られている良くない状態です。
しかし、引っ張り続けているので、徐々に傾いていくのは仕方がないことも事実です。

駒の傾きを直してみましょう

楽器を膝の上に置き、しっかりと手で固定します。そして、慎重に少しずつ傾きを直していきます。
万が一駒が倒れてしまった時にアジャスターが楽器本体を傷つけないよう、布をテールピースの下に挟み込んでおくと安心です。
この作業は勇気が要ります。少しだけ弦を緩めて行っても良いですが、緩めすぎると、そのあと締めた時にまた傾いてしまいます。
ちょっと怖いなと思ったら、お気軽に島村楽器長崎駅前店にお預けい下さい!

駒の交換時期

駒が曲がってきたとき

駒は徐々に傾いていきますが、そのまま演奏を続けていると今度は駒の上部から曲がっていきます。
一旦曲がってしまうと、その部分の耐久性が弱くなり割れやすくなりますので、交換をお勧めします。
曲がりを熱で直す修理もありますが、すでに曲がったところはクセがついているのでまたすぐに曲がってきてしまうこともあります。

駒の足がピッタリと合っていないとき

足が合っていないと駒は不安定で倒れやすく、楽器に伝わるはずの弦の振動エネルギーもロスしてしまいます。
また雑音の原因になることもあります。

駒の足が薄すぎる、また足が欠けている

薄すぎる駒足は、耐久性が弱くなり、欠けていると先ほど同じように、弦の振動エネルギーが十分に伝わらなくなってしまいます。

駒交換は専門の技術が必要です

駒は様々な加工を行って立っています。決してご自身で交換はせず、専門の技術者にお任せ下さい!
何かお困りごとがございましたら、遠慮なくお気軽に島村楽器長崎駅前店、井上までご相談下さい。

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島村楽器 長崎駅前店には様々なコースの音楽教室がございます。
お子様から大人の方までお楽しみいただける充実したレッスンを行なっております。

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この記事を書いた人

弦楽器アドバイザー 井上

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