![今回はアコースティックギターの記事です。 私は私物でYAMAHAのアコギ使用していますが、エレキギターを弾くことがほとんどです。 そんなこともあり、アコギが弾きにくいと心の奥底で思ってしまうんですよね_(:3」∠)_ なので今回は私物であるアコギの弦高をギリギリまで下げて弾きやすくしていこうと思いま […]](https://www.shimamura.co.jp/shop/nagaoka/wp-content/uploads/sites/45/2022/03/20220324-f86d6921a217ccf51113e69c27326c88-1.png)
今回はアコースティックギターの記事です。
私は私物でYAMAHAのアコギ使用していますが、エレキギターを弾くことがほとんどです。
そんなこともあり、アコギが弾きにくいと心の奥底で思ってしまうんですよね_(:3」∠)_
なので今回は私物であるアコギの弦高をギリギリまで下げて弾きやすくしていこうと思います。
ロッド調整
まずは、ロッド調整で弦高を下げていきます。
↓ネック調整前(順反り)

↓弦高

嗚呼…かなり反ってますね。
ネックは湿度や気温、弦の張りっぱなし等で反ってしまいますので、こまめにチェックしたほうがいいですね。
この時点で6弦の弦高は3.5㎜、1弦は3㎜
ネックが順反りしているため弦高が高いですね。弾きやすくするためロッドを調整していきます。
↓ネック調整後

↓弦高

ロッド調整によりネックが真っすぐになりましたね。
弦高は6弦が2.5㎜、1弦が2㎜です。
この時点で1㎜ずつ低くなり、弦を張ると驚くほど弾きやすくなりました。
しかし、もっと弦高を下げれるのでは? 今回はギリギリまで下げてみましょう。
サドル調整
アコースティックギターはエレキギターと違い弦高調整が難しい楽器です。
エレキギターは六角レンチやドライバーさえあればロッドだけでなくブリッジも自由に弦高を調整できますが、
アコギはそういった概念がないため、サドルやナット溝を調整する、または一から作るという事しかできません。
今回はサドルを削っていきます。

↑サドルはブリッジにはめられていた平な部分に微調整を加えながら、サンドペーパーで削っていきました。
最初にサドルのサイズを測った後に目の粗いサンドペーパーで削り、最後に目の細かいもので平らになる様に仕上げてみます。

仕上げも行い、6弦を2㎜、1弦を1.5㎜にしてみました。もはやエレキギターと同じ領域ですね_(:3」∠)_
調整前と比べて弾き心地が大きく変わり、感動してしまいました。

調整後にフレット磨き、指板オイル、ポリッシングを施し進化した私物のギターです。
まとめ
今回は、アコースティックギターをいじってみました。
サドル削り作業はやり直しが効かないので、慎重に行いました。
なんといっても、難しい…そして疲れる。 ブリッジ側の設置面を平らに仕上げるのは労力を費やしました…_(:3」∠)_
サドル削りは大きいリスクを伴いますし、アコギによっては6弦を2mmまで下げるのは難しい場合もありますね。
サンドペーパーはホームセンターなどに売っているので自分でやってみたいという方はけっこう手軽?
にできてしまいます。しかし、やり直しが効かないので怖いという方はぜひリペアに出しましょう。
実は今回、弦高を下げすぎたことにより音色が大きく変わり、1弦2フレットの音が詰まってしまいました…
2フレットが減っていたのでしょうがないですね。
そのうち、フレットのすり合わせでもしようかと思います。
弦高を下げることはメリットがあれば、もちろんデメリットも存在しますので、弦高調整はよく検討してからをお勧めします。
それではまた、次回の記事でお会いしましょう。
島村楽器イオン長岡店 | 竹内 |
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