![*クラシックギターの弦って… こんにちは、店長の浅井です!]]いざ、お店でクラシックギターの弦を買いに来たときに[!!「どれを買えばいいの?」!!]や[!!「何が違うの?」!!]など疑問に感じられている方も多いですよね。今回はメーカー別の違いや選び方のコツなどをご紹介致します!是非ご参考にして下さい […]](https://www.shimamura.co.jp/shop/nagakute/wp-content/uploads/sites/177/2018/05/20180809-1878.jpg)
クラシックギターの弦って…
こんにちは、店長の浅井です!
いざ、お店でクラシックギターの弦を買いに来たときに「どれを買えばいいの?」や「何が違うの?」など疑問に感じられている方も多いですよね。今回はメーカー別の違いや選び方のコツなどをご紹介致します!是非ご参考にして下さいね♪
選び方その1~弦の張り具合~
アコースティックギターの弦は「ゲージ」、つまり「太さ」を選ぶことで張り感に違いがでましたが、
クラシックギターの弦は「張りの強さ」そのものを選びます。
①ライト・テンション
②ノーマル・テンション
③ハードテンション
と、大きく分けるとこの3種類です。
それ以上にこまかく分けているものもありますが、それぞれどんな特徴があるかというと…
ライト・テンション(ロー・テンション)
張り感が弱めの弦。押さえやすく右手の弾弦も軽く弾けます。
音は柔らかめで落ち着いた響きになります。
逆に、弾き方が強すぎるとノイズが混じったり、押さえ方が雑だと音程が悪くなる場合があります。
ノーマル・テンション(ミディアム・テンション)
迷ったらノーマル・テンションというセオリーは間違いありません。
各メーカーもまずノーマルを使ってから、他のテンションを試すのが良いでしょう。
ハード・テンション(ハイ・テンション)
張り感が強めになると、音にも張りが出てきます。
しっかりした芯のあるタッチ感で、輝きのある音色が得られます。
デメリットは「それなりに力が要る」ことです。
選び方その2~弦の材質の差~
「ナイロン弦」と言っているものの、実は微妙に違うものもあります。
ナイロン弦が標準的な素材ですが、材質の特性上、太くなると音色がぼやける傾向にあります。
特に3弦は顕著で、これを回避する為に開発されたのがカーボン弦です。
「フロロカーボン」製の弦は細身で音色もクリアーですが、テンションが少し高めです。
また、非常に稀ですが、今でもガット弦を作っているメーカーや、
「ナイルガット」なるガットを模倣した素材を使用している弦もあるようです。
選び方その3~精度で選ぶ~
実はナイロン弦は断面が真円になるように作るのが非常に困難だと言われています。
事実、製品によっては高音弦の音程がイマイチなものがあります。
それでも、それでも音色やコストなど、他の要素が良いからと目をつぶることも…。
ですが、弾いていて気になるようでは使い続けるのは難しいですね。
個人的にはピッチは非常に重要ですので、精度の良い物を選びたいものです。
選び方その4~メーカーで選ぶ~
先述の「素材」や「精度」はそれぞれのブランドの特長でもあったりするので、
「この銘柄の弦はこう」「あのメーカーのはこんなイメージ」というカテゴライズしてしまうのも、
あながちハズレではないと思います。ここではオススメのブランドを少しご紹介致します。
D'Adario
世界的に有名な老舗弦メーカーのダダリオ。クラシックギターに留まらずさまざまな弦楽器の弦を製造しております。
クラシックギター弦は「プロアルテ」のブランド名で親しまれております。ダダリオの高音弦は、
非常に精密なコンピューターで測定されており、非常に精度の高いナイロン弦が特徴です。
音色は柔らかめでウッディなトーン。特別際立った長所はないものの、非常に使いやすい弦です。
世界的にも標準とされていることが多く、まずは一度試されるのが良いでしょう。
型名 | 販売価格(税抜) | コメント |
---|---|---|
EJ45 | ¥1,628 | 世界中でもっとも標準的に捉えられているクラシックギター弦。 |
EJ46 | ¥1,628 | 「音にもっと張りが欲しい」という方はハード・テンションでバリバリ鳴らしてください。 |
AUGUSTINE
かのアンドレス・セゴビアとの共同開発により、それまで主流だったガット弦に代わる素材として、
世界で最初に実用的なクラシックギター用のナイロン弦を開発したメーカー。
その音色は人工素材とは思えないほどロマンティックで、甘いトーンを放ちました。
現在でもファンは多く、「セゴビア・トーン」を求めて使用される方の多い弦です。
高音弦の精度がマチマチなことがあり、音程の不安定さを指摘されることもしばしば…。
そんな中、新たに開発された「リーガル」弦は非常に精度の良い高音弦となっております。
型名 | 販売価格(税抜) | コメント |
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Black | ¥1,233 | ライト・テンション。 音がまろやかで女性やお子様でも押さえやすい弦です。 |
Red | ¥1,386 | ノーマル・テンション。 世界で初めてナイロン弦を開発したオーガスチン。定番品です! |
Blue | ¥1,540 | ハード・テンション。ハリが強い事から明瞭な音が出しやすくなります。ソロパートに使用される方が多いです。 |
SAVAREZ
サバレスはフランスのメーカーで、斬新なアイディアから優れた弦を開発しています。
「フロロカーボン」を使用した「アリアンス」という高音弦は非常に歯切れが良く、安定したピッチが特徴です。
その他にも、精度が非常に優れた透明感にあふれる高音弦「ニュークリスタル」、
力強く輝きのある低音弦の「コラム」、しなやかで歌心を思わせる低音弦「カンティーガ」など、
ユニークかつ実用的な弦が多く、組み合わせも豊富にあります。
現在ワタクシは「ニュークリスタル・カンティーガ」のノーマルテンションを愛用しております。
コチラの記事を読まれて、「よくわからなないからとりあえずオススメのは?」という方は、この弦をお試しください!
型名 | 販売価格(税抜) | コメント |
---|---|---|
510CR | ¥2,255 | ニュークリスタルとカンティーガのセット。 オススメの弦です!迷ったら是非お試しください! |
510MR | ¥2,495 | 上記セットの3弦をアリアンスにしたもの。 ワタクシの現在の愛用弦!最強セットです! |
500AR | ¥2,706 | 歯切れの良いカーボン弦「アリアンス」とレスポンの良い低音弦「コラム」の組み合わせ。 ノーマル・テンションですが、張り感は若干強めです。 |
500AJ | ¥2,706 | 上記のハイ・テンション・モデル。この上ない力強さがあります。 弾くのにも力が要りますが、こもった感じのするギターをお使いの方にオススメです。 |
HANNABACH
ドイツの高級弦メーカー「ハナバッハ」は、テンションのバリエーションが非常に豊富で、
素材や製法などにもこだわりぬいた弦を多く製作しています。
音色的には、ダダリオを少し明るくしたイメージです。
ドイツなので「重厚感がありそう」と思われがちですが、意外と軽めで鳴らしやすい弦です。
ワタクシはまだ試しておりませんが、「エクスクルーシブ」なる新しい高級な弦が発売されております。
持ちも良いらしいので、是非試してみたい弦です。
型名 | 販売価格(税抜) | コメント |
---|---|---|
815SLT | ¥2,233 | 恐らく全ての弦でもっとも張り感の弱いスーパー・ライト・テンション。 絶妙なタッチ感を学ぶこともできるかも?!非常に面白い弦です。 |
815MT | ¥2,233 | ノーマル・テンション。ついダダリオの弦と比べてしまいますが、 コチラの方が上品な雰囲気があります。 |
EXCLUSIVE MT BLACK | ¥3,982 | 新発売の高級弦。3弦は音の抜けを改良した「チタニール弦」を使用。 低音弦の巻き弦も純度を上げた銀メッキを使用し、 通常のモデルよりも持ちが良くなっています。 |
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もちろん当店でもクラシックギターの弦交換を行っておりますのでご安心下さい。
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店舗名 | 島村楽器 イオンモール長久手店 |
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店長 | 浅井 健亮(あさい けんすけ) |
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