話題のYAMAHAデジタルサックス 「YDS-150」

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2020年11月05日

このたび、ヤマハから海外で大人気の商品、YDS-150が日本に上陸発売となりました。 |*メーカー|*品番|*販売予定価格(税込)| |YAMAHA|YDS-150|[!¥95,700!]| “YDS-150 デジタルサックス”と銘打たれ、現在のAKAIのウィンドシンセEWIシリーズやRolandの […]

このたび、ヤマハから海外で大人気の商品、YDS-150が日本に上陸発売となりました。

メーカー 品番 販売予定価格(税込)
YAMAHA YDS-150 ¥95,700

“YDS-150 デジタルサックス”と銘打たれ、現在のAKAIのウィンドシンセEWIシリーズやRolandのエアロフォン(AE)シリーズと近いカテゴリーとなる本商品。ユーザーたちは歓喜に沸いています!!

YDS=Yamaha Digital Saxの略。

YAMAHAはかなり以前にWXシリーズという吹奏型のMIDIコントローラーをリリースしておりましたが、今回のYDS-150はそれらとは全く異なる概要、フォルムを持っています。

YDS-150について

デジタルサックスYDS-150は、いつでもどこでも演奏を楽しむことができます。
ヤマハ株式会社は、新開発のデジタルサックスYDS-150という新しい管楽器製品の発売を発表しました。

YDS-150は、いつでもどこでも演奏する楽しさを誰もが体験できるサックスとして設計されました。
画期的な新しい管楽器は、サックスの表現力を存分に発揮しますが、アコースティックサックスとは異なり、静かに演奏できるため、より便利で演奏しやすくなっています。

ヤマハの特許取得済みの“ Integrated Bell Acoustic System”は、伝統的なサックスのデザインと高度なデジタル技術の融合であり、アコースティックサックスの独特の豊かなサウンドを提供すると同時に、時間や場所を気にせずに演奏を楽しむことができます。マウスピースに息を吹き込むだけで音を出すことができ、息の強さで音量や音色を丁寧に調整できるため、初心者から経験者まで、表現力豊かな管楽器に仕上がっています。

主な特長

1.時間や場所を気にすることなく思いのままに演奏が可能

デジタル技術により15段階で音量を調節でき、夜間でもリビングルームでも思いのままにサクソフォンの演奏を楽しむことができます。またヘッドホン、イヤホンを接続すれば、外に音を漏らすことなく演奏することができ、これまで大きな音が理由でサクソフォン演奏をあきらめていた方も周囲を気にすることなく自分の演奏に没入することができます。

2.サクソフォンを体感できるオーセンティックなデザインと響き

アコースティックサクソフォンと同じキイ配列、マウスピース、サムフックを採用し、自然で滑らかな操作感を実現しました。また本体にアコースティックサクソフォンと同じイエローブラス製ベルを採用し、当社が新開発した「ベル一体型アコースティック音響システム」によるオーセンティックで心地よい響きと振動が、まるでアコースティックサクソフォンを演奏しているかのような一体感を奏者にもたらします。

3.だれでもサクソフォンの表現ができる新しい演奏体験

吹き口はアコースティックサクソフォンと同じスタイルのマウスピース・リードでありながら、初心者にとって最初のハードルであるアンブシュア(演奏時の口の形)を作らなくても美しい音を出すことができます。吹き込む息の強さによって音の大きさ、音色を変えることができ、また奏でる音色は日本を代表するサクソフォン奏者の協力のもと、時間をかけてソプラノ・アルト・テナー・バリトン各サクソフォンのすべての音を丁寧にレコーディングしたものです。サクソフォン系の56音色に加え、シンセサイザー系の音色も合わせて全73音色を搭載し、この一本だけでサクソフォンを中心とするさまざまな音色による音楽表現ができます。

4.専用アプリで簡単にカスタマイズが可能

新開発のiOS/Android対応アプリ「YDS Controller」(無料)をスマートフォン/タブレットとBluetooth接続することで、音色の変更、エフェクトの調整、運指のカスタマイズ、息の抵抗感・レスポンスといった吹き心地の調整などを簡単に行うことができます。

開発の背景

サクソフォンは「ヤマハ大人の音楽教室」の管楽器コースの中でも人気が高い楽器であり、大人になってから新たな趣味として始める方がたくさんいる一方、音が大きく練習場所を探すのが大変、音を出せるようになるまで時間がかかるなど、興味はあるのに演奏の一歩を踏み出すまではいかないケースがあります。このたび発売する『YDS-150』は、「もっと気軽に、もっと自由に、より多くの人にサックスの演奏を楽しんでほしい」という想いから生まれました。好きなメロディーを吹くということに辿り着くまでの時間が少なくて済むことから、一度吹いてみたい、これから始めてみたいという人、場所や時間を気にせず演奏したいという人はもちろんのこと、過去にサックスを吹いてみたけど思ったように吹けなかった人にも楽しんでいただける楽器となることを願っています。

「ベル一体型アコースティック音響システム」について

管楽器のアコースティック要素の魅力をそのままに、サクソフォンのデジタル化を実現した新開発のベル一体型音響システムです(特許出願済)。スピーカーユニット、ボディ、音響管、イエローブラス製ベルで構成されるこのシステムは、マウスピースから吹き込んだ息をブレスセンサーが検出、デジタル音源システムがスピーカーを駆動し、音と振動がイエローブラス製ベルにまで伝わります。それにより楽器全体が振動し、その振動がマウスピースから口元に、押さえたキイから指先にフィードバックされることで、デジタルでありながらアコースティックサクソフォンを演奏しているような吹奏感と響き、そして楽器との一体感を得ながら音楽を奏でることができます。

YDS-150のここが凄そう!担当者が独断と偏見でチェック!

程よい本体サイズ

スペックシートから本体のサイズ感を競合他社製品と比較してみました!
うーん、程よい!

正確な測量をしたわけではありませんが概ねヤマハのソプラノサックスと同じくらいの大きさの様ですね!

ちなみに同じく今話題のAKAIのNEWウィンドシンセ『EWI SOLO』と比較するとこんな感じ。
やはりEWI SOLOはやや大きめですね!

しかし、重量自体はAKAI EWI SOLOが0.8kgに対しYAMAHA YDS-150が1.0kgとやや重めなんです。
これはYDS-150がベル部分に真鍮素材を採用している点が大きいのかもしれません。
平均的なソプラノサックスも1kgあるので、この重みが逆にしっくりくるかもしれませんね!

独自の音響システム『Integrated Bell Acoustic System』で楽器本来の演奏感を実現!

このYDS-150の大きな特徴といえるのが、この新開発の音響システム『Integrated Bell Acoustic System(IBAS)』では無いでしょうか。
スピーカーユニット、音響パイプ、本物の真ちゅう製のベルで構成されたこの音響システムは、演奏者の息の吹込みに反応しスピーカーを駆動する音をデジタル生成、ベルで共鳴させるようです。

そうすることにより楽器全体が共鳴し演奏者にその振動が戻りリアルな吹奏感覚を得られるというもの。

本来のリアル楽器を製作しているメーカーならではの発想ですね!

また、ベルがある事により電子楽器とは異なる残響音を発生させることが出来、よりアコースティック管楽器のような表現力を持たせることが出来ているとの事。

音色数は73音色、その内56音色がサックス?!

個人的にはここを『よくやった!』と声を大にして言いたいポイント!
やっぱりリアルなサックスの音を一番出したいんですよ、奏者は!
競合他社と同じく様々な音色を搭載しており色んな音を楽しめる…かと思いきや!なんと搭載されている73音色中56音色がソプラノ、アルト、テノール、バリトンのサックスボイスなんです!
ポップ、ジャズ、ロック、ファンクなどのジャンル別の各サックスサウンドは勿論、エフェクトが掛かったサックスの音など、デジタルサックスならではのサウンドを数多く搭載。
これ1台で事実上すべての音楽ジャンルのサックスサウンドを網羅しているという訳です!

しかも収録サウンドのサンプル音はアドバンスド・ウェーブ・メモリー(AWM)というヤマハのシンセサイザーやエレクトーンでも採用されている高音質で実際の楽器音に近い音を出すことが出来る音源方式を採用している模様。
このYDS-150の為にプロ奏者とYAMAHAが拘り抜いてレコーディングし音色に落とし込んでいるとの事。

上記の独自音響システムに加え、他の同社シンセの焼き増しじゃないYDS-150でのみ味わえるサックスサウンドを搭載しているという事ですね!

こういった電子楽器において、通常は1オクターブ中のいくつかの音を飛ばし飛ばしで録音・サンプリングし、そこから音源として合成していくのですが、今回のYDS-150はなんと“全音サンプリング”とのこと!

プロ奏者がソプラノ、アルト、テナー、バリトンなど様々な奏法で演奏した音を忠実に全音サンプリングし、音階を構成しており、自然な音に仕上がっているとの事。

“全音サンプリング”は高級なシンセサイザーや電子ピアノなどにも用いられる手法で、かなりの手間と費用がかかるのですが…ここからもYDS-150へのサックスへの本気度が分かりますね!


あくまでサックスがメインではあるようですが、もちろんそれ以外のサウンドも大変ユニーク!

シンセリードの音やハーモニカ、日本の尺八、中国の笛子などの音色を搭載しています。

今のところクラリネットやトランペットなどの他管楽器の音色は搭載されていないようですが、他の同種製品と同様この初期の73音色から本体のファームアップ等で音色が更に増える事が予想されます。

うーん、もうワクワクしかありませんね!

音色を実際のサックスと比較している動画も!
これ、結構凄そう!

気になる音量は…?

例えば通常のアルトサックスの音量は100~110dBほど。
ちなみに集合住宅の場合、60(RC造)~70db(木造)くらいの音からは近隣に漏れ聴こえてしまうと言われています。
…という事はそれを遥かにオーバーするサックスの音は、ずばり近所迷惑なくらい煩く聴こえてしまうという事ですね(苦笑)
多くのサックスプレーヤーたちは練習場所に悩んでいる事でしょう。
練習スタジオや防音室、またある人は郊外に走らせた車の中で、またある人はカラオケボックスで。
担当の大好きなジャズを題材とした名漫画『ブルージャイアント』の主人公・大は毎日河原へ走り練習をしていましたね!

皆さん各々の練習をそれぞれの場所で行っています。

そしてこのYDS-150はなんと、サックスらしさを保ちながら通常よりもはるかに小さい20~60dbくらいの音量で演奏できてしまうようです!
これは素晴らし過ぎますね!

上記の通りですので、思いっきり吹いてもRC造・つまり鉄筋コンクリート製の住宅環境であれば殆ど近隣に漏れ聴こえない音量という事です!

こちらの製品動画でも見てとれるように、本体から物理的にサックスの音は出ないようで、イヤホン・ヘッドホン接続しスピーカーをOFFにすればほぼ無音で演奏も可能なようです!

他の個所も細かく見ていきましょう!

真鍮製のベルはYAMAHAのサックスと同じ素材

YDS-150の特徴的な点の1つとして、このベル部分が挙げられるかと思います。AKAI EWIやROLANDのエアロフォンなどと違って、この先端のサックスらしいベルの部分は、なんと本物のYAMAHA製サックスと同じ真鍮を用いたものとのこと!
これもアコースティック楽器メーカーだからこそ出来る利点ですね!
上記のIBASによる演奏感覚の要ともいえる部分です。

キーレイアウトはサックス由来、でも変更可能

ヤマハのサックスをベースに設計されたキー部分は、最も自然な演奏性と滑らかな感触を実現!
初期セットはサックス配列との事ですが、iOS/Androidの専用アプリ『YDS Controller App』を使えば運指を変更、自分の好みにカスタマイズ出来るようです。

マウスピース部分も本物由来!

さすがアコースティック楽器メーカー!ここも拘りポイントです!
マウスピース部分もマウスピース、リガチャー、リードと独立しており本物のサックスさながらの構成!

競合他社のマウスピース部分と比べると一目瞭然ですね!

上記のような本格的な仕様ながらも、アンブシュア(演奏するときの口の形)を気にせずに、息を吹き込むだけで簡単に演奏が可能のようです。

また、搭載のブレスセンサーで息の圧力を感知し音量変化を滑らかにおこなったり、排出チューブで息を吹き入れた際の抵抗感もリアルに再現しているとのこと!
どの様な吹き心地になるのか、こちらも是非現物をチェックして見たいところです!

Bluetoothで色々出来る!

本機種は通常のヘッドホン端子や外部入力端子はもちろん、Bluetooth Audioのレシーバーを内蔵している模様。
つまりワイアレスでスマホ・タブレットやパソコンから音源を流し込み、スピーカーやヘッドホンから演奏音と一緒に再生できるようです!
これは練習にもってこいですね!

更に音色や本体の設定などを専用のアプリ『YDS Controller』で、こちらもBluetoothワイアレスで行えるようです。

単なる音色の変更だけでなく、ボイスの調整やエフェクト・移調設定、楽器のチューニングや息の抵抗感や反応感までアプリで調整出来てしまう模様。
これは凄まじいですね…!期待が高まります。

メーカー 品番 販売予定価格(税込)
YAMAHA YDS-150 ¥95,700

サックス教室開講しております!

ミュージックサロン本八幡では月曜日と火曜日にサックス教室を開講しております。サックスをこれから始めたい方、サックスの演奏でお悩みの方はぜひ一度無料体験レッスンにいらしてくださいね!お申込みはこちらから承っております。
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