講師ブログ
「オー イヤ― イタ クク ワイエ~、
オー イヤ― イタ クク ワイエ~」
唐突に始まりましたが、F.M.をご紹介中のピアノ科杉渕と申します。
こんにちは。
当ブログにお越し下さりありがとうございます。
さて、冒頭の「オ― イヤ―」
おお、これは!と思われた方はいらっしゃいますか?
流石!!
これは西アフリカにあるギニアの「KUKU」という民謡です。
遥か彼方の地、アフリカの民謡です。
F.M.のテキストに聴音の課題として載っておりまして、それで私は知りました。
初めて聴いた時は衝撃でした。
パーカッションの演奏から始まるのですが、それが長々と続きいつ歌が始まるのかと思っていると40秒くらいして地元のおばさんと思われる女性の声で「オー イヤ―」と始まります。
たいへん味わい深い演奏です。
ピアノにはない音程がチラホラ聞こえます・・
聴音というのはわかりやすく演奏されたものを聴き取るものだと思っていたので、初めて聴いた時は唖然としました。
しかしこれがF.M.なのだと、この時知りました。
地元のおばさんと思われる女性の歌を3~4人の若いと思われる娘さんたちが復唱するスタイルで曲は繰り返されます。
伴奏はパーカッションのみです。
途中でパーカッションによる長い間奏が入り、再び歌が繰り返されます。
このパーカッションが偉くカッコいいのです!
6~7個の楽器の音が聞こえますので、歌と合わせると総勢10名で演奏していると思われます。
歌詞の内容は「心配事は踊って忘れてしまおう!」というものです。
このリズム感、ホレボレします。
聴音のことなど忘れてリズムにノリノリの生徒さんもいました。
まさに「心配事(聴音)は忘れてしまおう!」です・・
レッスンで生徒さんと音楽を聴く機会がF.M.を始める前までは、ほぼありませんでした。
しかし今は、生徒さんと一緒に音楽を聴いて「この曲、いい曲だね」とか「この歌声、癒されるね~」といったひと時を過ごすことができます。
これもF.M.の良さだと思います。
La dictée en musique Vol.1(Editions Enry Lemoine)
こちらのテキストに「KUKU」があります。
では、また。
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