皆様、ご自宅での楽器の練習は満足にできていますか?
練習の際、ご近所さんへの音もれが気になる等...音の悩みを持たれてる方も実は多いのではないかと思います。
そのようなお悩みに少しでもお力添えできるよう、防音に関する情報をお届けする「防音通信」のコーナー!
第3回目の今回は、防音対策の主な種類など基礎知識についてご紹介致します。
過去の"防音通信"も是非ご覧ください!
防音通信vol.1~ナンバーチューン編~はこちらです。
防音通信vol.2~ソリッドルーム編~はこちらです。
防音工事の主な種類
ユニット防音室(防音カプセル)
(ヤマハ定型タイプ防音室・セフィーネⅡ/AMCB30/3畳/Dr-35)
簡易組立て式防音室。楽器の演奏に必要最低限のスペースの部屋を作るパネル型防音室です。
【メリット】
数時間で設置が可能.。
防音室の大きさや種類により違いはありますが、グランドピアノ用3畳タイプの設置時間は3時間程度。
ショールームや展示店で実際に遮音性能を体感することが可能。
また、引越しの際に解体して移動できる点もメリットです。
パネル型オーダーメイド工事
ヤマハ(アビテックス・フリータイプ)・カワイ(ナサール・セミオーダータイプ)などの
メーカーによる独自の特殊合板を使用。
事前の現場調査の上、その寸法に合わせて作成したパネルを当日組み立てていく工事。
【メリット】
基本的にパネル工事なので、工事(組立て)期間が短い。およそ6畳タイプで4日程度。
部屋の壁には一切触れないので現状復帰も可能。引越しの可能性がある方にはおすすめ。
在来防音工事
一般建築部材を使った大工による防音工事。
【メリット】
部屋の防音リフォーム工事になるので、部屋の意匠やレイアウトなど自由設計。使い勝手が良い。
他にも・・・
"あまり大がかりな対策はちょっと・・・"という方には手軽に始められる対策もあります。
ソリッドルーム(声楽・管楽器・弦楽器を演奏される方に特におすすめ!)
高価で本格的な防音ルームよりも、お手軽に吸音ができる簡易吸音ルームです。
詳細はこちらをご覧ください。
ナンバーチューン(アップライトピアノをお持ちの方におすすめ!)
ピアノの背面におくだけで、簡単、シンプルなのにしっかり吸音できるパネル。
詳細はこちらをご覧ください。
「Dr」とは・・・?
「Dr値(D値)」とは、防音室の遮音性能を表す指標です。「Dr-30」「Dr-40」というように表します。
防音室の中で出す音が、防音室の外でどのくらい聴こえなくなるのか?
をDr値を使用して「Dr値(D値)」という指標で示されます。例えば、防音室の中の音が「100」だったとします。
防音室の外の音が「70」になれば、その差は「30」です。
このときの遮音性能を「Dr-30(D-30)」というように表記します。
つまり、音が「30」聴こえなくなったということです。防音室の目的からすれば、たくさん聴こえなくなった方がいいわけですから「数字が大きいほど遮音性能がいい」ということになります。
防音に関するご相談、承っております。
防音に関して気になる点、ご質問などございましたら、島村楽器ミュージックサロン池袋までお気軽にお問合せください。
最後に・・・島村楽器がおすすめする防音室の実験動画をご覧ください。
防音室の効果も実感していただけます!
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