【DTM】楽譜作成ソフトウェア「Steinberg Dorico 4」が発売されました!

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2022年01月16日

洗練された画面表示と新機能で、より効率的な楽譜作成を実現する最新版「Steinberg Dorico 4.0」が発売されました。 「Dorico Pro」「Dorico Elements」は、直感的なワークフローと美しい楽譜印刷によって、作曲・編曲・演奏に集中したいというニーズに応える本格的な楽譜作 […]

洗練された画面表示と新機能で、より効率的な楽譜作成を実現する最新版「Steinberg Dorico 4.0」が発売されました。

「Dorico Pro」「Dorico Elements」は、直感的なワークフローと美しい楽譜印刷によって、作曲・編曲・演奏に集中したいというニーズに応える本格的な楽譜作成ソフトウェアです。シンプルで無駄のないユーザーインターフェース、ショートカットキーによる入力と編集、柔軟なページレイアウト機能、複数の楽曲・楽章を一元管理できる「フロー」により、効率よく快適に楽譜を作成できます。
今回のバージョン4では、改良されたキーエディターを記譜モードへ搭載したほか、MIDIファイルのインポート時に入力されたトラックを高度に読み込むことも可能になりました。また、挿入モードの動作・適用範囲の改良や、わずかなキー操作による旋律・リズムの変換など、効率的な制作のための機能が向上しています。

メーカー 型式 税込み販売価格 コメント
Steinberg Dorico Pro
(DORICO PRO/R)
¥63,360 機能制限なしの通常版です。
Steinberg Dorico Element
(DORICO EL/R)
¥10,890 最大24までのプレイヤー,キュー
Divisiなしなどの制限があります。
  • 最高レベルの自動浄書機能
  • 簡単な音符入力
  • 入力に伴いインテリジェントに記譜を調整
  • 一つのプロジェクトに無制限の楽章を作成可能
  • 楽器パートの自動レイアウト、独自のキューリンク機能
  • 約 2,000 音色を内蔵したリアルな再生
  • VST 3 インストゥルメント / エフェクト対応(32エフェクト内蔵)
  • シーケンサースタイルのピアノロール MIDI エディター
  • DTP ページレイアウト
  • コード記号、無音程打楽器 / ドラムセット対応
  • 小節無しの記譜、小節をまたぐ連符、微分音など高度な楽譜作成に対応
  • MusicXML / MIDI / PDF などによるファイル互換

動作環境

「Dorico」シリーズを動作させるために必要なパソコンのスペックを下表に示します。「Dorico」シリーズは、64ビットOSのみで動作し、Windowsであれば、Windows10 以降でしか動作しません。
最近購入されたばかりのパソコンであれば、まず問題になることはないと思いますが、お手持ちのパソコンで動作するかどうか不安な方は島村楽器 イオンモール宮崎店のデジタル専門スタッフまでご相談ください♪

「Dorico 4」の動作環境一覧表

  • *1:付属音源のサンプル容量が少ない「Dorico Elements」では、6GB以上が動作環境になります。ただし、インストール作業時にはインストールプログラムのダウンロード,圧縮ファイルの展開などに一時的にその倍(24GB/12GB)の空き容量が必要になります。

クロスグレード版とアカデミック版

「Dorico」のクロスグレード版は、MakeMusic社の"Finale" またはAVID社の"Sibelius | Ultimate" のフルリテール版の正規ユーザー様を対象とします。下位グレード版のユーザー様は対象外となります。また、PreSonus社の"Notion" からクロスグレードパスはご用意しておりません。予めご了承ください。
また、アカデミック版は、学生、学校教員の皆様向けの優待販売版です。ご発注の際には、学生証、教員証等のコピーが必要となります。詳しくは店頭または電話にてお問い合わせください。

メーカー 型式 税込み販売価格 コメント
Steinberg Dorico Pro
(DORICO PRO/E)
¥38,115 Dorico Pro のアカデミック版です。
Steinberg Dorico Pro
(DORICO PROCG/R)
¥32,670 Dorico Proのクロスグレード版です。
Steinberg Dorico Pro
(DORICO PROCG/E)
¥19,800 Dorico Proのクロスグレード
アカデミック版です。
Steinberg Dorico Element
(DORICO EL/E)
¥7,425 Dorico Elements の
アカデミック版です。
  • 「Dorico Elements」はクロスグレード対象商品ではありません。「Dorico Pro」のみとなります。
  • アカデミック版は「Dorico Pro」「Dorico Elements 」両方にご用意いたしました。
  • 教育関係の方がFinale,Sibeliusのリテール版をお持ちの場合、割引特典が重複し「Dorico Pro」をさらにお得にお求めしていただけます。
「Dorico」アカデミック版について

Dorico Pro / Elements に関して、日本国内の教育機関や教職員、学生の方を対象に安価にご購入頂けるアカデミック版製品をご提供しております。 申込用紙の記入については、Dorico 製品販売時にご案内いたしますので、店頭,若しくはお電話にてお気軽にご相談ください。

「Dorico 4」アカデミック版販売要項

旧「Dorico」からのアップグレード,グレースピリオドについて

旧「Dorico」製品からのアップグレードは、"Steinberg Online Shop" で承っております。旧製品のライセンスが MySteinberg に登録されたご自身のアカウントに正しく登録されていることをご確認の上、お申し込みください。
また、2021年8月25日以降に「Dorico Pro 3.5」,「Dorico Elements 3.5」をアクティベートされた方には、MySteinberg を通じて無償で「Dorico Pro」「Dorico Elements」のバージョン4 を入手できるグレースピリオド資格が与えられます。

「Dorico 4」の新機能

記譜モードでのキーエディター

「Dorico 4」では記譜モードの下ゾーンに専用のキーエディターを搭載。楽譜と MIDI パフォーマンスをより密接に統合し、これまでになく簡単に調整できるようになりました。表示箇所も自動的に同期されるため、見失うことはありません。CC データや強弱、ベロシティも楽譜表記と揃えて編集できるため、アイデアやリハーサル用のトラックも素早く具体化できます。

スマートな MIDI データインポート

DAW で作成した大規模なオーケストラのテンプレートを楽譜ソフトウェアに反映させるのは膨大な作業です。それぞれの組段からフレーズをコピー&ペーストし、トラック名から、そこに含まれるであろう楽器や奏法を解読したりと、これだけで数時間を要することもあります。 「Dorico 4」はこんな大変なワークフローを一変させます。強力な MIDI インポート機能によりインテリジェントにトラックを解釈しながら変換することができ、あなたの選択を今後の読み込みに反映することも可能です。

ポリフォニックな MIDI トランスクリプション

新搭載のスマートな MIDI インポート機能を使う場合でも、MIDI キーボードからリアルタイム入力する場合でも、「Dorico 4」は音楽の内容を解釈し、自動的に異なる声部に分けて配置します。これにより、楽譜の視認性が飛躍的に向上します。メロディー、ベースライン、中間部の要素が分離して楽譜化されるため、録音を終えた時点ですぐに、完成形に近い楽譜を得ることができるでしょう。

挿入モードの改良

Dorico 独自の強力な機能のひとつが挿入モードです。 これにより Dorico では、楽譜のリズムを変更したり、フローの途中にあるフレーズを削除しても、それ以降の楽譜が不自然に崩れることがありません。 「Dorico 4」ではこの挿入モードをさらに進化させました。 フロー上の任意の位置に「挿入停止」を指定すれば、音符を挿入することでそれ以前にあった要素を後ろに送っても、指定した位置以降の楽譜は変更しません。また複数の組段を持つ楽譜について、現在の声部のみ / 現在の楽器でのすべての声部 / フロー上のすべての楽器、と挿入範囲を変更できるようになりました。すべての楽器に要素を加える場合は、挿入時にそれまでの要素を後ろの小節に送るか、現在の小節を引き延ばすかを選択でき、カデンツァや拍子なしのリズムセクションを作成するときに便利です。

メロディやリズムの変形

一般的なフレーズの変形技法である転回、倒置、反転などを瞬時に行えるようになりました。しかも、プラグインやアドオンとして搭載している他の楽譜作成ソフトウェアと異なり、Dorico ではソフトウェア本体に実装しているため、音符自体だけではなく、スラーや強弱、奏法などの記号も含めて変形させることができます。あるスケールから他のスケールへの変換、複雑な音高のマッピングも可能です。そして、すべての操作はポップオーバーからわずかなキーボード入力で行えます。

スクリーンキーボード、フレットボード、ドラムパッド

記譜モードの下ゾーンに、属性パネル、新しいキーエディター、ミキサーに加えて、3つのオンスクリーン楽器入力パネルを新搭載しました。Microsoft Surface のようなタッチスクリーンを搭載した Windows デバイスでは、タッチ入力にも対応します。ピアノ鍵盤のクリックやタップで五線譜を入力したり、ギターのタブ譜を画面上の指板から弦とフレットを触って入力したり、ドラムパッドからすべての打楽器を見ながら叩いて入力するなど、楽譜作りがより一層、自由で直感的になります。

再生モードとミキサーの刷新

再生モードを再構成し、より一層効率化しました。下ゾーンからキーエディターを開けるためトラックオーバービューはシンプルになり、左に搭載したトラックインスペクターからルーティングやチャンネル設定その他に素早くアクセスできます。ミキサーもすべて再構築し、より美しい外観と素早い反応を提供します。基本的なコントロールを下部に表示するか、チャンネル EQ やインサートエフェクトを含めて別のウィンドウに表示するかの選択も可能です。

Apple シリコンにネイティブ対応

「Dorico 4」はプロ用楽譜作成ソフトウェアとして最初に、Apple シリコン搭載 Mac にネイティブ対応しました。これにより、Intel プロセッサーを搭載した Mac 上に比べ、編集作業によっては2倍の速度で動作します。

新しいライセンスシステム

「Dorico 4」は Steinberg の新しいライセンス管理システム、Steinberg Licensing を採用します。Steinberg ID にログインすればソフトウェアの正規ユーザーとしてのライセンスをアクティベートでき、シングルユーザーライセンスで最大3台のコンピューターでご利用いただけます。

ライブラリーマネージャー
[Proのみ]

Dorico には、あなたのプロジェクトの外観やレイアウトをカスタマイズする方法が幾千通りもあるため、初期状態からあなたがどれだけ変更を加えたかを把握することは難しい問題でした。新しいライブラリーマネージャーでは、2つのプロジェクト間でのオプションやスタイルを一目で見比べ、片方からもう片方へ、選択した項目を適用することができます。

ジャンプバー

Dorico のさまざまな機能にコンピューターキーボードから素早くアクセスできるジャンプバー。“J” をタイプした後で、実行したいコマンドの文字をいくつか入力し、Return を押すだけです。さらに、よく使うコマンドには、カスタムエイリアスも設定可能です。ジャンプバーはまた、プロジェクトのナビゲーションにも便利です。任意のページや小節、リハーサルマークなど指定する箇所にすぐにジャンプすることができます。

ギャレービューでのインストゥルメントフィルター

大編成のアンサンブルの作譜をしているとき、たとえば上部の木管とストリングスなど組段の端同士にある楽器を見比べたいこともあるでしょう。また、あなたが興味のある楽器だけを含むカスタムレイアウトを作成したこともあるかもしれません。Dorico 4 に搭載する新しいインストゥルメントフィルターならば、選択した楽器だけを表示し、他をすべて隠すことが可能です。フィルターの設定はプロジェクト内に保存され、ショートカットで素早く読み出したり、便利なスクリーンオーバーレイで選択することができます。

SuperVision

Cubase や WaveLab に搭載するフルカスタマイズ可能なマルチメーター解析ツール SuperVision を、「Dorico 4」にも搭載しました。レベル / 周波数分布 / 位相 / 波形解析のための様々なモジュールを最大9スロットまで自由にレイアウトし、あなたのサウンドを正確に視覚化することができます。

フレット楽器のカポタスト対応

「Dorico 4」ではギターなどフレット弦楽器について、部分的および全体的なカポタストの使用に対応し、楽譜、コード記号、コードダイアグラムの移調を反映することができます。実際に演奏される調とカポによる移調を考慮し、両方のコード記号を表示することも可能で、表示位置やスタイルも選択できます。移調の間隔を設定することにより、実音を五線譜で表示しながらタブ譜ではカポ使用時の相対的な運指を表示可能です。

括弧付きコード記号

Dorico 4 では、コード記号の他の選択肢を括弧内に表示することができます。もし選択肢が多い場合は、複数のコード記号を括弧内に含むことも可能。括弧の大きさや位置は浄書モードで詳細に編集できます。

パートやソロイストの組段自動配置

プロジェクト上でプレーヤーやインストゥルメントを追加すると、Dorico は一般的なオーケストラ譜の順番に応じて、自動的にパートを配置します。これにより、あなたのスコアを指揮者に渡すときも、安心して読んでもらうことができます。また特定のプレーヤーを「ソロ奏者」としてマークすることにより彼らのパートを自動的に弦楽器の真上など一般的な位置に配置し、適切なラベルや括弧を加えます。

ユーザー指定のプロジェクトテンプレートやアンサンブル

改良されたアンサンブルピッカーでは、標準的な木管や金管や楽器の略称をタイプすることで、素早く複数のパートをプロジェクトに追加できます。追加する前にタップやクリックすることにより、シングルプレーヤー、アンサンブルプレーヤーを切り替えられ、頻繁に用いるアンサンブルは保存して他のプロジェクトで呼び出すことができます。また、よく使うプロジェクトの形式をテンプレートにすることも可能です。ユーザーテンプレートは Dorico の Hub から、標準装備のテンプレートとともに選択できます。

数字付き低音用の括弧表示

Dorico 3.5 で搭載された数字付き低音への対応を強化し、「Dorico 4」では、ブラケットや括弧を追加する機能を加えました。これにより個別や複数の数字や臨時記号を括弧に収めることができます。古い楽譜の原本や批評の箇所を記す際に便利です。

組段のラベリングの改良
[Proのみ]

Dorico 4 では組段のラベルもより柔軟になりました。パーカッショニストのように複数の楽器を扱うプレーヤーについては、個々の楽器名ではなくプレーヤーの名前を表示することも可能です。また移調時の音程の名称など、英語以外の言語への対応も改善されました。組段ラベルのフォーマットにもオプションが加わり、出版される楽譜の慣習に応じてさまざまな形態で楽譜を作成できるようになっています。

さらに加わった機能

Dorico 4 は書ききれないほど多くの新機能や改良を含みます。その一部をご紹介します。

  • Hub ウィンドウのリニューアル
    • スコアのサムネイルプレビュー、チュートリアル(英語)、新規プロジェクトのタイトル / 作曲者 / 調 / 拍子/ フォント などの設定を集約
  • ルック&フィールの改善
    • アプリケーション全体に渡り、より削ぎ落としたシンプルな外観とアイコンのデザイン、全モードにおける細かい改良を実施
  • 記譜ツールボックスの一新
    • マウスでアイテムを作成する際のパネル、キーボードから作成する際のポップオーバーの両方において、デザインを見直し操作性を向上
  • 範囲の小節カウント
    • 反復が続く小節において、繰り返し範囲での小節数表示を容易にし、選択肢を改良
  • テキスト上での楽譜記号の挿入を簡単に
    • 新しい楽譜記号の挿入ダイアログで、Bravura テキストが含む幾千もの記号に素早くアクセス
  • ライブラリーメニュー
    • レイアウト / 記譜 / 浄書 / 再生 / 入力オプションのダイアログ、その他ライブラリーアイテムのダイアログを統合
  • よりスマートな譜表とページの区切り
    • 小節の任意の箇所で区切りを可能にし、前後の小節に適切にスナップ
  • コードダイアグラムの運指
    • ギター教材の作成をより簡単に
  • 1段目以降の音部記号と調合を省略
    • リードシートの表示を柔軟に
  • よりスマートなフォント置換
    • ユーザー選択のフォントで記号が見つからない場合に Bravura フォントから自動的に置換
  • カスタマイズ可能なオーバースクロール
    • 最初と最後のページを希望の表示に合わせて配置可能
  • VST Amp Rack プラグイン
    • ギターアンプやエフェクトを含み、ギター音源をよりリアルに鳴らせるプラグイン

お問い合わせ

Dorico 4 Official Launch | Live-Streamed

今回は、2022年1月13日に発売になったばかりの「Dorico Pro/Elements 4」をご紹介しました。
Steinberg社の製品リリースの大ざっぱな目安として、Doricoが夏,Cubaseが冬で、Ver 0.5刻みと認識していたのですが、その慣例にならうと「Dorico 4」のリリースは、2021年夏ではないか?との予想が国内外のSNS・フォーラムでも見られました。
実際は、予想から半年以上遅れて「Dorico 4」はリリースされましたが、本Webページでご紹介したとおり、多岐にわたる機能追加と操作性の改修が行われ、リリース時期の遅れも十分に納得できる、メジャーバージョンアップにふさわしい仕上がりになっております。
個人的に最も歓迎する追加機能は「記譜モードでのキーエディター」です。作曲ツールとして楽譜作成ソフトを利用している方にとって譜面上で試行錯誤しながら、オーディオ再生可能なモックアップ(デモ曲)の細部まで調整できるというのはとても魅力的で、私はこの機能のためだけにDorico 3.5 を「Dorico 4」にバージョンアップすることを決めたほどです。
「いかに美しく自由度の高い譜面を簡単に作成できるか?」が従来の譜面作成ソフトウェアの中心テーマで、再生機能を重視するユーザーが少なかったという事情もあるのでしょうが、ほとんどの譜面作成ソフトウェアの再生機能が、不協和音とフレーズの確認程度にしか使えないことを考えると、MIDIやCCなどの最低限の知識は必要ですが「Dorico 4」に表記上の音価とMIDIノート長さの2重構造といった「Cubase」風のアプローチをスタインバーグ社が持たせたことは、従来の譜面ソフトとは違う「Dorico」らしい特徴だなと感じます。

島村楽器 イオンモール宮崎店では、音楽指導者の方やコンポーザーの方向けの商品を多数ご用意しております。お気軽にご来店ください♪

店 舗 名 島村楽器 イオンモール宮崎店
電話番号 0985-61-7760
担 当  椋 田(むくだ)