Arturia(アートリア)社は、独自のTAE®(True Analog Emulation)技術により、名機と呼ばれたヴィンテージアナログシンセサイザーの数々をPC上で動作するソフト音源プラグインとして蘇らせてきました。そのソフト音源の中でも特に人気の高いプラグイン6種をまとめて、お求めやすくパッケージングされたのが2015年4月24日に発売された「[#v_collection_classics:title=V COLLECTION CLASSICS]」です。
2015年1月9日に全てのソフト音源プラグイン13種をまとめた「[#v_collection_4:title=V COLLECTION 4]」が発売されましたが、そのおよそ半分のボリュームでArturia社でも人気のソフト音源が揃うので「[#v_collection_classics:title=V COLLECTION CLASSICS]」は、アナログシンセのソフト音源を初めてご購入するお客様にオススメの商品となっております。
加えて、「[#v_collection_classics:title=V COLLECTION CLASSICS]」には、「[#analog_lab:title=ANALOG LAB]」が付属し、「[#v_collection_classics:title=V COLLECTION CLASSICS]」に含まれないソフト音源の音色(例えばCS-80 Vなど)を含め、5,800種類の音色ライブラリを扱えるので非常にお得です。「[#analog_lab:title=ANALOG LAB]」から呼び出される音色は、パッケージに含まれるソフト音源のものであれば、そのシンセそのもののGUIを利用してフルエディットが可能になり、含まれていない場合、簡易GUIによるアナログシンセとして代表的なパラメータをエディットすることができます。(つまり「[#v_collection_4:title=V COLLECTION 4]」の「[#analog_lab:title=ANALOG LAB]」の5,800音色は専用GUIによりフルエディットが可能ということです。)
メーカー | 品名 | 型式 | メーカー希望 税込み価格 |
税込み販売価格 |
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Arturia | [#v_collection_classics:title=V COLLECTION CLASSICS] | VCOLE/CL | ¥32,184 | ¥27,356 |
Arturia | [#v_collection_4:title=V COLLECTION 4] | V-COL4 | ¥64,584 | ¥54,972 |
- プラットフォーム: Microsoft Windows 7 以降、Mac OS X 10.8 以降 (Intel 64bit only)、スタンドアロン/VST/Audio Unit/AAX (Pro Tools 11) 対応
- コンピューターの必須構成: 2 GHz マルチコアプロセッサ、4 GB RAM、8 GB 以上のハードディスク空きスペース
- プロテクション: Arturia Software Center (インターネット接続環境必須)
私も個人的に「V COLLECTION」を愛用しているのですが、見たこともない仮想のアナログシンセ音源の近代的なGUI を眺めながら「VCO がこの位で、フィルターを絞って…」と操作しながら音作りをするより、よく見知ったアナログシンセそのままのGUI を操作しながら音作りをするのでは、断然モチベーションが異なります。 ヴィンテージシンセそのままのGUI を持つArturia 社のプラグインは、そのハードを見知ってる方にとって、非常に魅力的に感じられるのではないかと思います。 DAW 上で作業を進める場合、プラグインの見た目や軽さは非常に重要ですよね。
また、Arturia 社のソフトシンセはオリジナルに忠実なだけでなく、個々のプラグインで様々な工夫が加えられています。 同時発音数の増加やベロシティへの対応だけでないそれらの機能拡張は、オリジナルを超えた想像力を作り手に与えてくれます。
V COLLECTION 4 / CLASSICS 比較表
===v_collection_4===
V COLLECTION 4
メーカー | 品名 | 型式 | メーカー希望 税込み価格 |
税込み販売価格 |
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Arturia | V COLLECTION 4 | V-COL4 | ¥64,584 | ¥54,972 |
- 13種類のバーチャルインストゥルメント・タイトルを収録: [#spark_2:title=Spark2],[#solina_v:title=Solina V],[#matrix-12_v:title=Matrix-12 V],[#vox_continental_v:title=VOX Continental V],[#wurlitzer-v:title=Wurlitzer V],[#cs-80_v:title=CS-80V],[#modular_v:title=Modular V],[#oberheim_sem_v:title=Oberheim SEM V],[#prophet-v:title=Prophet V],[#arp_2600:title=ARP2600 V],[#jupiter-8:title=Jupiter-8 V],[#mini_v:title=Mini V], [#analog_lab:title=Analog Lab]
- スタンドアローン、各種プラグイン(VST/AU/AAX)で動作
- シンプルMIDIマッピング
- ASCソフトウエアによるライセンスマネージメント。ドングルやe-Lisenserが不必要
- 32bit/96kHz対応
- 1,000以上の高品位プリセットサウンドを収録
- TAE® 技術によるオリジナル同様のピュアでファットなサウンド
- 2~32音ポリ、ユニゾン・モードも搭載
「V COLLECTION 4」は、レジェンドとも賞賛されるクラシックシンセサイザー、エレクトリックキーボード、オルガン、ストリングスマシン、ドラムマシンのサウンドを一気に手に入れることができる、究極のスペシャルパッケージです。個々の単体ダウンロード商品に比べ、非常にお買い得な価格設定になっています。 歴史的銘機群が放つ途方もないパワーがあなたのクリエイティビティを刺激します。
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===v_collection_classics===
V COLLECTION CLASSICS
メーカー | 品名 | 型式 | メーカー希望 税込み価格 |
税込み販売価格 |
---|---|---|---|---|
Arturia | V COLLECTION CLASSICS | VCOLE/CL | ¥32,184 | ¥27,356 |
- 厳選された6種類のバーチャルインストゥルメント・タイトルを収録: [#oberheim_sem_v:title=Oberheim SEM V],[#prophet-v:title=Prophet V],[#arp_2600:title=ARP2600 V],[#jupiter-8:title=Jupiter-8 V],[#mini_v:title=Mini V], [#analog_lab:title=Analog Lab]
- スタンドアローン、各種プラグイン(VST/AU/AAX)で動作
- シンプルMIDIマッピング
- ASCソフトウエアによるライセンスマネージメント。ドングルやe-Lisenserが不必要
- 32bit/96kHz対応
- 1,000以上の高品位プリセットサウンドを収録
- TAE® 技術によるオリジナル同様のピュアでファットなサウンド
- 2~32音ポリ、ユニゾン・モードも搭載
ビンテージシンセマニアから熱い人気を誇る「[#v_collection_4:title=V COLLECTION 4]」は、この15年以上に渡り本物のビンテージシンセサイザーサウンドを追求してきた結晶といえます。 その「[#v_collection_4:title=V COLLECTION 4]」に収録されている13種類もの銘機群から特に人気の6種類を抜粋し、お求めやすいパッケージにしたのが「V COLLECTION CLASSICS」です。
Arturia 社の独自技術であるTAE® により、オリジナルハードウェアの備えるアナログ回路の特性とサウンドをソフトウェアとして完璧に再現しています。 スタンドアロンはもちろん、AAX も含む各種プラグインフォーマットをサポートしているため、様々な音楽制作環境でお使いいただけます。
さらにArturia 社オリジナルの「[#analog_lab:title=ANALOG LAB]」も含まれています。 これは、このバンドルに含まれないビンテージシンセサイザーやクラシックキーボードのサウンドも含めた、5,800以上ものプリセットを擁する、とても使い勝手の良いユニークなソフトシンセです。
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===spark_2===
SPARK 2
メーカー | 型式 | メーカー希望 税込み価格 |
税込み販売価格 | コメント |
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Arturia | SPARK 2 | ¥28,080 | ¥23,868 | SPARK 2 単体商品です。 |
Arturia | SPARK LE | ¥42,984 | ¥37,260 | ハードコントローラー商品です。 もちろんSPARK 2が付属します。 |
- SPARK 2 は単体でも販売しております。
- 16トラックソフトウェアドラムマシン
- 複数のサウンドエンジン - TAE®バーチャルアナログ / サンプリング / フィジカルモデリング
- 強力なパターンベースのシーケンサー - リアルタイム & TRスタイルステップシーケンス
- フル機能のミキサーとスタジオエフェクト
- ディープなエディットを可能とするモジュラーシンセエンジン
- リアルタイムパフォーマンス向けのルーパーとエフェクト
- 拡張されたライブラリー - 幅広いジャンルをカバーする2,800以上のインストゥルメントとパターン
2014年6月に、Arturia 社の誇る最高峰ドラムマシンソフトウェア、SPARK がよりパワフルかつユースフルに、バージョン2 として生まれ変わりました。 新しいルックス、フィーリング、そして新機能を搭載した「SPARK 2」は、豊富なキットとパターンがビートメイキングのインスピレーションの源となることでしょう。 別売の「[#spark_le:title=SPARK LE]」ハードウェアコントローラーを組み合わせれば、驚くべきドラムプラットフォームを手に入れることができます。
===spark_le===
SPARK LE
「V COLLECTION 4」を購入されるお客様の多くは、「SPARK 2」をあまりよくご存じでない方もいらっしゃるかと思いますが、紹介動画の通り、従来のドラムマシーンと一線を画したパフォーマンスが楽しめるユニークなプラグインです。
「SPARK 2」ソフトウェアの機能の全ては、本体GUI 、MIDI によりアクセス可能ですが、より快適な操作やライブでのパフォーマンスに活用することを考えると、ハードウェアコントローラーが付属した「SPARK LE」が最適です。さぁ、ノブを回しましょう! 楽しいビートクリエイトの旅が始まります。
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===solina_v===
solina V
「ARP String Ensemble」は、70年代を代表するストリングサウンドを生み出す楽器です。 これまでにもこのストリングスマシンのクラッシックサウンドをコピー、サンプル、模倣をしてきた製品は存在しましたが、ARTURIA社の「Solina V」は、そのどれもを凌駕するレベルとリアリズムを誇ります。 さらに「Solna V」では、トップパネルを開くことで、「Solina V」の音色を細かくエディットできるスライダーやボタン、ノブを使用することが可能になります。オリジナルの「ARP String Ensemble」では、ベロシティ/アフタータッチ未対応,アルペジエータ未搭載ですが、「Solina V」では、それらに対応しベースセクションのアルペジオも可能です。
「Eminent Solina」について
元のモデルは、1974年に誕生した「Eminent Solina」(後のARP String Ensemble)がベースとなっています。 当時ストリングアレンジをステージ上で再現するためには、小さなオーケストラを呼ぶしかなく、それは多くのミュージシャンにとって非現実的なものでした。 楽器としては、メロトロンに代表されるものがありましたが、そのサイズやメンテナンス性、導入コストなどから、一部のトップアーティストのみが使用する限定された楽器でもあったのです。
そこへ登場した「Eminent Solina」は、4オクターブのキーボードを搭載し、わずかな音源を提供するに留まっていましたが、その温かみのあるサウンドは、多くのアーティストに賞賛され、さまざまな名曲を彩る楽器となりました。コンパクトで軽量、音源となるテープが不要、非常に安価ということもあり、ポリフォニックシンセサイザーが登場するまで広く使われました。
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===matrix-12_v===
Matrix-12 V
途方もない創造力と可能性を秘めた、まさに80 年代のスーパーシンセ「Oberheim Matrix-12」を蘇らせたソフトシンセです。 実機のMatrix-12 同様にアサインされたプリセット音色を聴けば、みずみずしいパッド、なめらかなリード、ワイルドな効果音など、「Oberheim Matrix-12」との違いを聞き分けるのはとても困難で、Arturia 社のTAE®技術の高さと同社の妥協なきソフト音源の作り込みの緻密さに、ただただ驚嘆するほどの完成度に仕上がっています。
もちろん、「Matrix-12 V」には他のソフト音源同様、Arturia 社による付加機能が追加され、「Matrix-12 V」上の全てのコントロールを外部のMIDI コントローラーに割る付けることが可能です。
このシンセの最大の特徴である「Modulation Matrix」は、27 のソースの何れから47 のディスティネーションに割り付けられ、それらモジュレーションルーティングを40 組まで保持することができます。つまり、「Matrix-12 V」の「Modulation Matrix」は、極めて巨大に実装されています。 さらに、マスターエフェクトには2 系統のエフェクトを設定でき、Delay、Phaser、Analog Delay、Flanger、Analog Chorus、Reverb の6 種からそれぞれ選択できます。
「Matrix-12」について
元のモデルは1984年に発売された「Oberheim Matrix-12」です。 構造的には、同社のキーボードのない6VOICEのアナログシンセサイザー「Xpander」を2基搭載し、アフタータッチ付き鍵盤を加えた構成になります。 名前の通り「Modulation Matrix」が特徴で、信号経路を自由にパッチでき、加えてLFOやエンベロープの掛かり先まで自由に設定できるので、その音作りの自由度は非常に高いシンセサイザーです。
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===vox_continental_v===
VOX Continental V
「VOX Continental V」のベースとなったモデルは、「VOX Continental 300」です。 VOX Continental のオルガンサウンドは、The Beatles の I'm Down、The Doors の Light My Fire、The Animals のThe House Of The Rising Sun、The Monkees の I'm a Believer など、多くのヒット曲でフィーチャーされていますので、一聴すれば「あぁあの音か。」と気づかれる方も多いかと思います。
Arturia 社の「VOX Contineltal V」は、あらゆる角度からこの銘機を分析し、そのサウンドを完全に再現することに成功しました。 加えて「Jennings J70」のトーン、フルドローバー、ウェーブフォーム/エフェクトなどを追加し、これらの両モデルを切り替えて演奏することができます。
またArturia 社が独自に実装した、コンタクトエイジング機能により、機械的な接点が摩耗したことによる、音色の狂いを意図的に制御し、使い込まれた実機だけが持つ楽器としてのニュアンスを最大限に表現する機能を持っています。
さらに、実機ではオプション扱いであった「ペダルボード」も付属します。オルガン鍵盤のアッパー/ロウワー/ペダルと個々のMIDI チャンネルで発音するよう設定することが可能です。出力は、ダイレクト/ギターアンプ/レスリースピーカーから選ぶことができます。
6つのコントロールを持つギターアンプは、4つのキャビネットモデル、4つのマイクモデルを組み合わせて多彩な音作りが可能です。 「VOX Continental」が使用されはじめた初期には、レスリー以外の専用キーボードアンプが存在しなかったので、多くのキーボーディストはギターアンプへの接続で演奏をしていました。 通常ハモンドオルガンと一緒に使われることが多いレスリースピーカーも付属しますので、「VOX Continental にハモンドの組み合わせは聴いたことがない!」方もぜひ試してみてください。
エフェクトは、Flanger、Phaser、Chorus、Analog Delay、Overdrive、Wah の計6 種類。
「VOX Continental 300」について
「VOX Continental V」の元モデルは、「VOX Continental 300」と「Jennings J70」で、「VOX Contoneltal」は、トム・ジェニングス(Tom Jennings)氏が設立した Jennings Musical Instrument(JMI)社より、1962年から量産が開始されました。様々なラインナップが生まれましたが、「VOX Continental 300」は、異なるドローパーを持つ2台の「VOX Contoneltal」を上下に配置することで構成されたモデルです。
トム・ジェニングス(Tom Jennings)氏は、1967年に自身の会社から解雇されますが、その後、興したJennings Electronic Instruments(JEI)社で、「VOX Continental 300」をベースにした「Jennings J70」を発売します。「Jennings J70」は、ドローパー&パーカッションの拡張、新たにトレモロとスプリングリバーブを搭載した電子オルガンです。
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===wurlitzer-v===
WURLITZER V
エレクトリックピアノの代表格である「WURLITZER 200A」をフィジカルモデリングで完全再現しました。 豊富なプリセットが容易されていますが、紹介動画の通り「オープンモード」にすることで、より積極的な音作りが可能になります。10バンドイコライザーやベロシティカーブの調整に始まり、ハンマーの堅さ、打弦&リリース時のノイズまで細かく設定できますので、サンプリングシンセではおよそ不可能な微妙なサウンドを得ることができます。
他のArturia社ソフト音源と同じく、全てのパラメータを外部のMIDIコントローラに割り付けて操作することが可能です。
出力は、WURITZER からのダイレクト/ギターアンプ/レスリースピーカーから選ぶことができます。ダイレクト/レスリースピーカー選択時には、単体リバーブが最終段に追加され、ギターアンプ選択時には、ギターアンプのリバーブを使う形になります。
エフェクトは、床に4スロットのエフェクトボードを展開する形になり、1スロットは、Volume/Wah-Wah/Auto Wahを、残り3スロットは、Flanger/Phaser/Chorus/Delay/Compressor/Overdrive/Vocal filter/Pitch shift chorusの9つから選択して使用することが可能です。
ギターアンプモデルは、Volume/Drive/Reverb/Lo/Mid/Hi の6つのパラメータを調整でき、マイクとキャビネットは4種から選択できます。
「WURLITZER 200A」について
1972 年Wurlitzer 社は、ハンマーがリードを叩き、ピックアップで音を拾うエレクトリックピアノ「WURLITZER 200A」64鍵モデルを発売します。Wurlitzer社は、家庭環境で使用するエレピとして1960 年代からエレピの製造販売を始めますが、この「WURLITZER 200A」も例外ではなく、左右前面パネルに演奏者に向いた楕円型のスピーカーを内蔵しており、あくまで演奏者が楽しむエレピとして開発されています。
エレピ定番の両巨頭と言えば、「Fender Rhodes」と「Wurlitzer EP」になり、どちらも素晴らしいサウンドを生み出しますが、「Wurlitzer EP」は、オケになじみやすい「Fender Rhodes」に比べ、ベースやエレキに負けない特徴的でクリアなサウンドとなります。
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===cs-80_v===
CS-80 V
Arturia 社の「CS-80V」では、1970年代後半、「究極のポリシンセ」と呼ばれた「YAMAHA CS-80」をサウンドから全てのパラメーター、リボンコントローラーにいたるまで忠実に再現しました。
加えて、オリジナルでは4つのプリセットしか保存できませんでしたが、「CS-80V」では400を超えるプリセットが予め用意されていますので、膨大なパラメーターに臆することなく、自身のイメージに近いプリセットを選んで、小修正ににより音色を作り込んでいくことも可能です。
オリジナルにはない、Arturia 社独自の追加機能として、オリジナルそのものの8音ポリフォニックでのシングルモード演奏はもちろん、鍵盤を4つの領域に分けて演奏するスピリットモードや複数の音色を重ねるユニゾンモード演奏も可能です。
Modulation Matrix も追加され、13種類のソースと38種類のディスティネーションを組み合わせた10パターンのModulation Matrixを設定することが可能です。LFOもオリジナルのサイン波に加えて、saw-up/saw-down/矩形波/ノイズ/ランダムを選択でき、より表現の幅が広がっています。VCFは、オリジナルの12dB/Oct.に加え、24dB/Oct.への切り替えも行えるため、より効きが強力なフィルターとして使用可能です。
さらにアルペジエータも搭載し、上昇/下降/上下/ランダム等のモード選択に加え、スピードの調整も行えます。さらに、HOSTアプリケーションのテンポにアルペジエータを合わせることもできます。
「CS-80」について
1976年に発売されたヤマハの「CS-80」の歴史は、ヤマハシンセサイザー初代機の「GX-1」から始まります。1974年に発売された「GX-1」は、3段になった鍵盤と足鍵盤で、外観的にはエレクトーン然としていますが、音源的にはそれまでのエレクトーンとは異なり、VCO/VCF/VCAといったシンセサイザーと同じ音源形式でした。この8 音ポリフォニックの16VCO という構造は、そのまま「CS-80」に引き継がれています。8 音ポリフォニックで、音別のアフタータッチを持ち、プログラマブルメモリと、豊富なコントローラーを持っており、当時としては画期的なシンセサイザーとして、多くのアーティスト達に使用されました。
TOTO,Jean-Michel Jarre,Keith Emerson,Stevie Wonder,Vangelis,Ultravox,Peter Gabriel・・・多くのアーティストから高い評価を得た「CS-80」は、伝説のシンセサイザーとなりました。
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===modular_v===
Modular V
「Modular V」は、実機の生みの親であるロバート・モーグ(Robert Moog)博士とのパートナーシップを結ぶことになった、記念すべきArturia 社の第一弾ソフトウェアシンセです。 9基のオシレーター、2基のLFO、3基のフィルター、1基のノイズジェネレーター、6基のエンベロープ、2基のトリガーディレイ、2基のVCAと、LOGIC SYSTEM の松武秀樹氏が愛用し、運搬時の保護の為に取り付けた和箪笥の金具を含めた外観から「タンス」と呼ばれた最も有名なモジュラーシンセを回路レベルで忠実に再現しています。
Arturia 社には、921A Oscillator Drivers と921B Oscillators を持つ非常に状態のよい「Moog III-c」の実機が現存しており、これをベースに「Modular V」が開発されたと伝えられています。 「Modular V」では、モジュールの配置変更やモジュールの変更を可能にし、外部からのオーディオ入力に対し、「Modular V」のフィルターやシーケンサーを使用することができます。
自由度が高いモジュールの組み合わせと音作りに、「操作が難しいのでは?」と思われるかも知れませんが、「Modular V」では、経験豊富なミュージシャンにより作成された様々なプリセットが容易されていますので、そちらを参考にしながら音作りのテクニックを身につけていく楽しさがあるソフトシンセです。
「Modular V」は、オリジナルのモジュールに忠実であるよう作り込まれていますが、新たなモジュールも追加され、より貪欲にそして短時間に独自の音色を作成できるように配慮されています。
元モデルの「MoogIII-c」と異なり、フィルターへのモジュレーション入力の入力レベルを簡単に操作できたり、一つの出力を複数の入力に簡単にアサインできるなど、ソフトシンセならではの柔軟なパッチングか可能です。 キーボードコントローラーでは、プレイモードの設定が可能で、オリジナル通りのモノフォニックシンセや、最大同時発音数を指定してのポリフォニックシンセ、ユニゾンモード(複数のオシレータの同音発音)を指定することができます。
他のArturia 社シンセと同様、「Modular V」の全てのつまみ、カーソル、ジョイスティック、モジュレーション入力は、外部MIDIコントローラーでコントロールすることが可能です。これにより強大なシステムを簡単に操作できるようになります。
「MoogIII-C」について
ロバート・モーグ(Robert Moog)博士により、1964 年にモジュラーシステムのプロトタイプが制作され、モジュラー化を進めた別機種として、1967年にモジュラーシステムI、II、IIIが発表されます。 モジュラーシステムでは、鍵盤、音源等各種回路、電源などが一体化した現在のシンセサイザーから見ると、各回路毎に電気信号を制御するツマミと入出力が付加され、コンポーネント化されたユニットを整然と並べた大きな箱状の外観であり、圧倒される迫力があります。 各モジュールの働きを理解していないと、単純な音を出すことすら不可能ですが、音作りの幅は非常に広く、多くのアーティストに使用されたシンセサイザーです。
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===oberheim_sem_v===
Oberheim SEM V
「Oberheim SEM V」では、他のArturia 社ソフト音源と同じく、実機である「Oberheim SEM」が搭載する全てのパラメータを装備しています。また全てのパラメータは、外部MIDI コントローラーから操作することが可能です。
「Oberheim SEM V」の独自機能として、VCO1のサブオシレータを持ち、1or 2 オクターブ下の波形を出力することができます。またLFO2が追加され、ホストアプリケーションとの同期も可能です。エフェクトとして3タイプ(オーバードライブ/コーラス/ディレイ)が追加され、アウトプットレベルと自然なサチュレーションを与えるソフトクリップが搭載されています。さらにアルペジエータと、8つソースと、26のディスティネーションの組み合わせを8つまで設定できる「Modulation Matrix」を搭載し、32音までのポリフォニックシンセサイザーとして動作させることもできます。
本体キーボード上パネルに刻印されたOberheimのロゴは、「Oberheim SEM V」が"Oberheim" ブランドの使用を許可されたサウンドクオリティであることを示しています。
「Oberheim SEM」について
1970 年代前半、トム・オーバーハイム(Thomas Elroy Oberheim)氏が設計したシンプルなアナログシンセモジュールは、SEM(Synthesizer Expander Module)と名づけられ、シーケンサー用のトーンジェレーターとして、またモノシンセの拡張音源として広く使われました。 当時のMoog 社やARP 社が採用していたものとは異なる方式のVCF を採用し、さらに複数のモードを持つというユニークな仕様で、そこから生み出されるサウンドはシンプルなVCO と相まって、独自のものとなっていました。
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===prophet-v===
Prophet V
「Prophet V」は、Sequential Circuits 社のProphet 5™ とPrpphet VS™ をモデリングし、それぞれを一つのソフトシンセとしてまとめてあります。「Prophet V」は、Prophet 5™、Prophet VS™ を切り替えて使用できるだけでなく、両機能を併せ持ったハイブリッドシンセとして動作させることも可能です。
「Prophet V」は、他のArturia 社ソフト音源と同じく、実機であるPropht 5™ とProphet VS™ が搭載する全てのパラメータを装備し、それらのパラメータを外部MIDI コントローラーから操作することができます。
【Prophet 5 モード】では、Prophet 5™ 同様、2VCO+VCF+VCA+LFOの構成で、実機が搭載していた40 の書き換え不可のプリセット音色を持ち、モノフォニック時のレガート機能、演奏したノートを持続されるホールド機能を持っています。使用できるエフェクトは、3タイプのコーラスとディレイです。ポリフォニック時は、デフォルトで実機と同じ5音ポリフォニックですが、設定により32ポリフォニックまで発音することが可能です。
【Prophet VS モード】では、Prophet VS™ 同様、ベクトルシンセスを使用し、4 つのオシレータの波形をミックスして、ユニークなサウンドを作ることができます。搭載されている波形は96種類で、フィルターは、Prophet VS™ のローパスレゾナントに加え、ハイパス/バンドパス/バンドリジェクトの3種が新たに使用できるようになっています。 搭載されている「Modulation Matrix」は、ソースが8つ、ディスティネーションが15つの組み合わせて設定可能です。 Prophet VS™ では、8 音であった同時発音数も32 まで設定可能です。
【ハイブリッドモード】では、 Prophet 5™ とProphet VS™ の全パラメータが使用でき、オーディオ信号のルーティングを設定することが可能です。 使用できるオシレータは、CPU負荷の制限からProphet 5、Prophet VS 合わせて4 つまでの制限がありますが、「Modulation Matrix」はさらに拡張され、Prophet 5 とProphet VS の相互間で接続できるようになります。
「Prophet 5」「Prophet VS」について
Prophet 5™ は、Sequential Circuits 社から1978年に発表され、初の音色メモリ可能なポリフォニックシンセ&(POLY-MOD)による独特な音色、洗練されたデザインということもあり、生産完了から30 年弱が過ぎた2015 年現在においても、非常に人気の高いアナログシンセサイザーです。
ポリ・モジュレーション(POLY-MOD)という機能は、オシレーターB やフィルターのエンベロープによって、オシレーターA のフリケンシーやパルスウィズ、フィルターのカットオフ・フリケンシーを変調することが可能で、これにより一聴すれば "Prophetらしい" と判断できる、素晴らしいサウンドを数多く世に出してきました。
Prophet VS™ は、1986 年に発表された世界初のベクトルシンセス方式のシンセサイザーです。 オシレータ(ウェーブメモリ)を4 系統とし、X- Y 軸方向に制御が可能なジョイスティックで、4 系統の波形選択とミックスを同時に行いながら音色変化を与えるという画期的なシステムとADSR 的ではないエンベロープの採用、「Modulation Matrix」の搭載等々、回路的にも半アナログ半デジタル的なシンセサイザーでありながら、Sequential Circuits 社が時代を先取りし、発売した渾身のシンセサイザーです。
ちなみに、Sequential Circuits 社での "Prophet" の名前を冠したモデルは、Prophet 5™ に始まり、Prophet VS™ に終わるということになりました。
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===arp_2600===
ARP 2600 V
Arturia 社の「ARP 2600 V」は、1972年にARP instruments より発売された、ARP2600 を回路レベルで忠実に再現したソフトシンセです。またArturia 社「ARP 2600 V」の独自機能として、後年ARP 社が発売し好評を博した16 ステップシーケンサーもエミュレートしています。オリジナルのARP2600 では、波形として使用できる3つのオシレータのうち、オシレータ2 をLFO として転用し使用できましたが、「ARP 2600 V」では、LFO モジュールを別途用意しているので、LFO 使用時にも3つのオシレータをフルに波形用に利用することができます。 オリジナルに元々搭載されていたスプリングリバーブに加え、新たにエフェクターとして、ステレオ・ディレイとコーラスの2種が追加されています。 トラッキングジェネレータモジュールも独自に追加され、全く新しいタイプのモジュレーションをリアルタイムに生成することが可能です。より複雑なLFO 波形を作るためのモジュレーションソースとしても使用できます。オリジナルはモノフォニックシンセですが、32音ポリフォニックまで設定できます。
他のArturia 社シンセと同様、「ARP 2600 V」の全てのつまみ、カーソル、ジョイスティック、モジュレーション入力は、外部MIDI コントローラーでコントロールすることが可能です。 これにより「ARP 2600 V」の複雑なシステムを簡単に操作できるようになります。
「ARP2600」について
1972年にARP instruments から発売されたARP2600 は、スティーヴィー・ワンダー(Stevie Wonder)氏、Weather Report のジョー・ザヴィヌル(Joe Zawinul)氏、Genesis のトニー・バンクス(Tony Banks)氏など多数のミュージシャンから支持され、Moog 社と人気を2 分したセミモジュラータイプのシンセサイザーです。
また、SF映像作品の効果音としても活用され、サンプル・ホールド機能を駆使してのStar WarsのR2-D2の音声や、機動戦士ガンダムの効果音の多くに使用されたそうです。
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===jupiter-8===
JUPITER-8 V
Arturia 社の「JUPITER-8V」は、1981 年にRoland 社から発売されたJUPITER-8 のパラメータの全てを忠実に再現したソフトシンセです。
Arturia 社の独自機能として、ギャラクシーモジュールが追加されています。このモジュールは、3つのLFOを相互干渉させることで、非常に複雑なモジュレーションを生み出します。またJUPITER-8 オリジナルのシンセシスチェインの2ヶ所に「Voice」エフェクトを追加でき、そのエフェクトはLFOやエンベロープなどのモジュレーションソースを使って、変調させることが可能です。 VCA の出力には、2つのPATCHエフェクト(ディレイ/リバーブ/フランジャー/フェイザー)を配置することができます。
さらに32ステップシーケンサーも搭載し、メロディラインはもちろん、カットオフやパルスウィズなどのダイナミックモジュレーションを作成することもできます。 オリジナル通りのキーモードの設定に加え、8音ポリフォニックを32音ポリフォニックまで拡張できます。
他のArturia 社シンセと同様、「JUPITER-8V」の全てのつまみ、カーソル、ジョイスティック、モジュレーション入力は、外部MIDI コントローラーでコントロールすることが可能です。
「JUPITER-8」について
日本が誇る名機JUPITER-8 は、1981年にRoland 社から発売になりました。 64 の音色メモリを持った16VCO の8 音ポリフォニックシンセで、スプリットモードやデュアルモードが切り替えられ、4VCO の分厚いリッチなサウンドも簡単に作ることができました。 使い勝手がよく、個体による音質差が小さかったこともありますが、それ以上に抜けが良く明るめで弾いていて気持ちのよい音色は、またたく間に世界中のアーティスト達を虜にし、80年代を代表するエレクトロポップに多く使われました。 現行のRoland シンセの多くの機種で、JUPITER-8 をサンプリングしたと思われる音色が数多くプリセットされていますので、Roland シンセのイメージを決定づけた源流となるシンセサイザーといえます。
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===mini_v===
Mini V
Arturia 社の「Mini V」は、世界で最も有名なシンセサイザーのひとつ、Moog 社のMinimoog を回路レベルで精密にエミュレートし、全てのパラメーターも再現したソフトシンセです。 そのサウンドは、生みの親であるロバート・モーグ(Robert Moog)博士のお墨付きです。 Arturia社の「Mini V」では、オリジナルにはない音色プログラムを保存する機能があります。プリセットされた音色は、およそ400種類。アナログシンセの音作りに不慣れな方は、まず自分のイメージに近いプリセットを探して、そこからエディットを始めることをオススメします。
また「Mini V」独自の機能としてモーションレコーダー、ボーカルフィルター、LFO、Modulation Matrix、アルペジエータ、エフェクト(コーラス/ディレイ)などがあります。
モーションレコーダでは4つまでのパラメータの変化を記録でき、これを再生して打鍵後の音色変化を行うことが可能です。 ボーカルフィルターは、母音(A,I,U,E,0)のフォルマントフィルターを掛ける機能です。トーキングモジュレーターっぽいサウンドが作れます。 オリジナルのMinimoog では、オシレータ#3をLFOとして使用できるようになっていますが、「Mini V」では、独立したLFOモジュールを持つ事で、3つのオシレータをフルに波形に利用することができます。(「[#arp_2600:title=ARP 2600 V]」に加えられている拡張機能と意図するところは同じです。) Modulation Matrix は、15 種類のソースと35 種類のディスティネーションを最大8 ヶの組み合わせまで設定できます。 アルペジエータは、押下したコードに合わせて、アルペジオ演奏を行うものです。
モデル元のMinimoog は、モノフォニックシンセですが、「Mini V」では、32音ポリフォニックまで拡張できます。 さらに、他のArturia 社シンセと同様、「Mini V」の全てのつまみ、カーソル、ジョイスティック、モジュレーション入力は、外部MIDI コントローラーでコントロールすることが可能です。
「Minimoog」について
今更説明の必要がないほど圧倒的な人気と知名度のあるアナログシンセです。 Moog 社は、前述の「MoogIII」で、高い評価を受けていましたが、発展性があるものの肥大化しメンテナンスが複雑で、自由度の高すぎるモジュラーシンセシスシステムから、基本的なシンセサイザーモデルを規定し、必要なモジュールを割り出し、それのみを実装し、音声信号の流れを単純化してパッチケーブルを内部結線で固定化することで、小型で信号ロジックが分かり易いシンセサイザーの開発に成功しました。 加えて、鍵盤とビッチベンドやモジュレーションホイールをパッケージング化して、一体化したことで、現代ではお馴染みのシンセサイザーという楽器の形態を決定づけた源流モデルとなったのです。
Minimoog の愛用者としては、大御所のKeith Emerson 氏、YES のRick Wakeman 氏、Jan Hammer 氏が有名です。
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===analog_lab===
ANALOG LAB
- グラフィカルなスタジオビュー
- 各音色の詳細を表示可能なブラウザーと素早くサウンドを探し出せるフィルター機能
- 高品位エフェクトを駆使してレイヤー/スプリットを組めるマルチモード
- エフェクト:フランジャー、フェイザー、コーラス、ディレイ、コンプレッサー、オーバードライブ、ボーカルフィルター、ピッチシフトコーラス、ビットクラッシャー、イコライザー、ディストロイ、サブジェネレイター、リミッター、リバーブ、ラウンドパナー、レズリー、ダブディレイ
- Arturia キーボード用自動マッピング機能
- パラメーターはMIDIマッピング可能
- スタンドアロンもしくはプラグイン(VST, AU, RTAS)で動作
- Arturiaの単体ソフトシンセのオーナーであれば、ANALOG LAB経由でフルエディットが可能
「ANALOG LAB」はArturia 社の誇るビンテージソフトウェアシンセサイザーから5,800もの音色を選抜した超強力なサウンドコレクションです。機種やキーワードでカテゴライズされ、素早く目的の音を探し出せ、主要パラメーターをシンプルにエディットすることが可能です。
さらに、Arturia 社の各オリジナルソフトシンセや「V-COLLECTION」のオーナーであれば、「ANALOG LAB」経由でそれらをフルエディットし、ライブラリに加えることも可能です。
生まれ変わったマルチモードでは高品位エフェクトとともにオリジナリティ溢れるレイヤー/スプリットを組むことも簡単。
あなたのサウンドとワークフローを新次元へといざなってくれることでしょう!
動画で使用されているキーボードは、MINILAB & KEYLAB です。
動画で使用されている使い勝手の良さそうなキーボードは、Arturia社の「MINILAB」と「KEYLAB」です。「V COLLECTION」とは別売りの商品なのですが、Arturia 社のキーボードということもあり、同社のソフト音源と非常に相性のよいMIDI コントローラーとしてオススメです。
メーカー | 型式 | メーカー希望 税込み価格 |
税込み販売価格 | コメント |
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Arturia | MINILAB | ¥17,280 | ¥14,256 | 25鍵ベロシティ/アフタータッチなし/約1kg |
Arturia | KEYLAB 25 | ¥36,720 | ¥29,500 | 25鍵ベロシティ/アフタータッチ対応/3.9kg |
Arturia | KEYLAB 49 | ¥54,000 | ¥43,200 | 49鍵ベロシティ/アフタータッチ対応/6.5kg |
Arturia | KEYLAB 61 | ¥70,200 | ¥56,200 | 61鍵ベロシティ/アフタータッチ対応/7.3kg |
Arturia | KEYLAB 88 | ¥129,600 | ¥103,680 | 88鍵ベロシティ/アフタータッチ対応/13.0kg FATAR 社製ハンマーアクション |
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お問い合わせ
今回は、ヴィンテージアナログシンセサイザーのソフト音源として定番中の定番である、Arturia社の「V COLLECTION 4/V COLLECTION CLASSICS」をご紹介しました。 若い方には馴染みのない機種も多いとは思いますが、現在発売されているほとんどのデジタルシンセのプリセット音色として、Minimoog,Prophet-5,JUPITER-8 などが取り込まれていますので、一度は聴いたことがある音も多いかと思います。
ヴィンテージシンセは、発売から相当時間が経過したこともあり、中古市場を根気よく探せば、比較的安価に(とはいっても中古のProphet-5 の価格で、現行のProphet-6 が購入できる程です…)揃えることができそうです。
しかし、経年変化による劣化部位の補修や定期的なメンテナンス,置き場所などを考えると、発売当初の価格の総計で1 千万を超えるシンセサイザー群を、「V COLLECTION」を購入すると6万弱で、しかも場所を取らないパソコンのデスクトップ上に配置できるというは、実機をエミュレートしたソフトシンセとはいえ、非常に魅力的なポイントだと思います。
「アナログソフトシンセなんて一つ持ってれば、どれでも代用できるでしょう?」という意見もありますが、やはり各音源ごとに得意な分野があり、同じArturia 社の「Prophet V」と「Jupiter-8 V」でも微妙に音が違います。 例えば、Journey の"Separate Ways (Worlds Apart)" の印象的なイントロを「Prophet V」で苦労して作るより、「Jupiter-8 V」で手早く作る方がはるかに簡単ですし、何より「Jupiter-8 V」のJUPITER-8 そのものの外観が、演奏者にMr. Jonathan Cain になりきった気持ちの高揚を与えてくれて、とても楽しいですよね。
ちなみに「V COLLECTION」はヴィンテージシンセのエミュレーションソフト群なので、EDM 系のSuperSAW 的な音色作りが苦手だったりします。
イオンモール宮崎店では、今回ご紹介したArturia 社のソフトシンセ音源以外のソフト音源についても取り扱っております。 電話でも結構ですので、お気軽にご相談ください。
また、DTM が初めての方でもレコーディングが体験できるスペースを設けておりますので、ご来店の上、体験してみませんか? DTM ってホント楽しいですヨ♪
みなさまのご来店をスタッフ一同 心よりお待ちしております。
店舗名 | 島村楽器 イオンモール宮崎店 |
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電話番号 | 0985-61-7760 |
担当 | 楠 浦(くすうら) |
お支払い方法
店頭でのお支払いは以下の方法をご利用頂けます。
- 現金
- クレジットカード
- ショッピングクレジット
- デビットカード
※ 各お支払方法の併用も可能です。詳しくはお問い合わせ下さい。
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