クラリネット科講師小合澤先生のコラム その1【ご挨拶と楽器のはなし】

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2024年03月15日

こんにちは。クラリネット科講師の小合澤です。 何年か前、大宮店で稼働させていただいていた時に連載させていただきました不定期投稿のコラムをこの度復活させることになりました。日々のちょっとしたことや、役立つ楽器のことなどを載せていきます。宜しくお願い致します 開講曜日やプロフィールは以下の紹介ページのリ […]

こんにちは。クラリネット科講師の小合澤です。

何年か前、大宮店で稼働させていただいていた時に連載させていただきました不定期投稿のコラムをこの度復活させることになりました。
日々のちょっとしたことや、役立つ楽器のことなどを載せていきます。宜しくお願い致します

開講曜日やプロフィールは以下の紹介ページのリンクへ移動してご覧ください。

クラリネット教室について

※レッスン開講曜日をご確認の上お申込みください。

【楽器のはなし】

色々な話題がありますが、今回は第一回目ということで、ズバリ楽器そのものについての内容に触れたいと思います。

クラリネットですが、分類としては

♪木管楽器♪

というものに属しています。そして

♪リード楽器♪

と言ってリードというものを装着し、それを息で振動されることによって音を出しています。リコーダーの大きいやつというイメージだと思いますが、音を作りだす仕組みは全然違うんです。面白いですね♪

【クラリネットの歴史】

クラリネットは、楽器の歴史の話をすると非常に古い楽器です。

1700年頃、フランスのシャリュモーという楽器をドイツ人のデンナーさんが改造して作られたと言われています。

それから色々と改良・改造が為されて現在の標準的な構造は楽器製作者のベームさんが作った木管楽器のアイデアを元に、

クローゼさんが19世紀の半ばに完成させました。

ベームさんの方式を元としているためベーム式クラリネットと言います。

【クラリネットの特徴と魅力】

音域が約3オクターブ半と広く、表現力が豊かなのでオーケストラにおいては重要な役割を持っています。

また、吹奏楽ではある意味要であり中心的な役割を持っています。

(オーケストラで言うところのヴァイオリンの役割が、吹奏楽だとクラリネットが担う、というような感じです)

スケールやアルペジオ、レガートやスタッカートといった奏法やダイナミクス(音の強弱)のニュアンスをつけて演奏することにおいて、

クラリネットは木管楽器の中で最高の能力を持っています。

私が思う最大の武器はクラリネットによるpppの美しさです。

大きい音も出すことのできるパワフルな面もありなから、繊細で儚い音を表現することもできる楽器です。

そうです。魅力しかありません!(笑)

【楽器の魅力を活かすには…!】

さてさてそんなクラリネットをお吹きの皆様。楽器のメンテナンスは、前回いつごろされたでしょうか?

・・・。ズバリ言いましょう!

色々なことができるクラリネットは、それだけ繊細に作られている!ということなのです。

だからこそ発揮できる能力!奏者のテクニックも必要ですが楽器の状態が良く無いことは、演奏にダイレクトに影響します。

私は生徒のみなさまに歯医者の定期検診のような感じで、自己判断せず状態チェックをしてもらうために

半年に一回を目安に点検に出しましょう!

そこで調整が必要であれば、調整をしてもらいましょうと伝えています。

・いくら練習しても音がつながらない
・ある音だけ出ずらい、出ない
・音色が汚なくなった気がする
・先生からピッチが悪いと言われた

このようなことに心当たりがあるならば、
メンテナンスした方がいいかもしれません。

これを読んだ機会に、メンテナンス(点検)へ出しましょう♪調整してもらった楽器はとっても吹きやすくて気持ちがいいですよ

。4月はメンテナンス呼びかけ月間にしたいと思いますので、みなさま宜しくお願い致します。

島村楽器では楽器の点検会が不定期ですが開かれますのでそちらもチェックしてください。

ではでは今回はこのへんで。

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