
DTMを行う上で、必要な機材である「オーディオインターフェイス」。 どんな機械なのか、なぜDTMに必要なのかを解説していきます。
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「オーディオインターフェイス」って?
「インターフェイス 」『interface』とは、境界面や接触面を表す英単語です。
IT関連で幅広く「信号を繋げるために必要な物(手法)」を表すようになりました。
そのことから、DTM関連では「繋ぐための機械」と定着しています。
つまり、一言で表すと・・・
PCやスマートフォンといったマシンと音を繋げるための機械!
「具体的にどんな事が出来るの?」「なぜDTMに必要なの?」といった疑問を、
この記事で解説したいと思います。
①オーディオインターフェイスで出来る事
音を繋げるといっても、イメージが湧きにくいですね・・・。
もう少し具体的にすると、
・マイクやギター、シンセサイザー等の音をマシン(PCやスマホ)に取り込む
・マシンの音を再生する
こんな事が出来ます。
細かく触れると、
使っている間、中では「A/D変換」というものを行っております。
A/D変換の A・・・Analogの略/D・・・Digitalの略なので・・・
アナログ信号(音)をデジタル信号(情報)に変換を行っている機械
ということになります。

②オーディオインターフェイスがDTMに必要な理由
マシンに端子やスピーカーがあるけど・・・
「音を取り込む、再生する」と紹介しましたが、パソコンやスマートフォン等(以下マシン)には、
ヘッドホン端子・マイク入力、スピーカー、マイクが内蔵されています。
「入出力があるので、要らないのでは? 」と思う方もいらっしゃるかと思います。
ですが! ちょっとした通話やボイスメモ程度で利用するには十分だと思います。
しかしながら、DTM用途で使うには良いものとは言えません。(マシンが悪いというわけではありません)
そこで!「オーディオインターフェイス」の出番!
以下の様なイメージになります。
一般的なセッティング例
セッティング例
・音質の向上
数値で比較すると一目瞭然です。
見て頂く前に、単位について解説します。

ビット・HZ とは、A/D変換の精度を数値化したものです。 数値が高いほど、高音質なものが再生(録音)可能となります。 |
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Hz(サンプリングレート) 一秒間をどれだけ細かくするか。 |
bit(ビット) 音の高低の幅や音圧をどのくらい表すか |
数値目安 |
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CD:16bit / 44.1kHz |
DVD:16・20・24bit/48・96・192kHz (24bit・48kHzが番組DVDで多い) |
ハイレゾ音源: 24bit / 96kHz以上 |
パソコンとオーディオインターフェイス比較します。
目安を参考に、確認してみます。

オーディオインターフェイスでは、かなりの選択肢が増えましたね・・・。
音質にこだわるDTMでは、最重要となるポイントです。
・遅れ(レイテンシー)の削減 / マシンへの負担軽減
マシン上では、一番重要な頭脳部「CPU」というパーツに処理を任せています。

マシン動作の処理が行われているところに、
DTMでは「仮想の楽器を鳴らす」「エフェクト処理」「編集」といった処理が増えます。
もちろん機械とはいえ、「同時にこなせる量」や「負担」「限界」は存在します。
その性能限界(スペック不足)となってしまうと・・・
音が遅れる・・・楽器を弾いたり、MIDI鍵盤を弾いてが音源が鳴るまでに時間差が生じる⇒演奏できない・録音できない |
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出力音がおかしくなる・・・プチプチ音が途切れてしまったり、特定のトラックの音が読み込めなくなる⇒作業が出来ない |
処理や読み込みに時間が掛かる⇒作業が出来ない |
(最悪な場合) DAWソフトが止まってしまう・マシンが止まってしまう(処理落ち・フリーズなど)⇒作業内容が無くなってしまう恐れも |
等々・・・作業内容が無くなってしまったら元も子もありません。
最近では、専門パーツ(周辺機器)がある場合、
マシンが相性を考え選ぶようになり、自分でも指定することが容易になりました。
グラフィックなら「グラフィックボード」に、オーディオなら「オーディオインターフェイス」へ!
と言った形にです。
接続する事で、マシンへの負荷も軽減されレイテンシー含め症状はかなり緩和されるでしょう。

・入出力数
例えば、ギター の弾き語りをレコーディングするとします。
ギターとボーカルを同時に入力を行うため、必要な入力数が2つということになります。
弾き語りセッティング例
「別途レコーディングしたものを重ね合わせる」という場合では、必要な入力数が1つということになります。
つまり・・・
入力に同時に使う数=入力数
出力に同時に使う数=出力数
という事になります。
この入出力数でおおよその価格帯や規模が変化します。
個人で利用しやすいモデルとして挙がるものとして、
「2in2out」という2つ入力を搭載、2つ出力を搭載したモデルが紹介されます。
入出力数 比較
ドラムの様なマイクが1つでは足りない物を扱う場合、
規模分の入力数が多いモデルが必要となります。
「シンセサイザーをたくさん使う」場合など、
ケーブルの抜き差しが増えるため、多入力のモデルがオススメです。
まとめ
オーディオインターフェイスとは・・・
DTMを行う上で、音環境を支える重要な機械!
他にも、「より詳しく知りたい!」「具体的にどんなモデルを選べばいいの?」等、
疑問や不安点につきましては、お気軽にお問合せ下さい!
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