【DTMコーナー】プラグインとは?

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2022年06月10日

DTM上で必ず登場する「プラグイン」。 どういった物なのか・なぜDTMで必ず登場するのか、解説しています。

DTM上で必ず登場する「プラグイン」。 どういった物なのか・なぜDTMで必ず登場するのか、解説しています。

「プラグイン」って?

「プラグイン」とは、「差込口」という意味です。
IT関連では「挿入して機能を拡張する」と意味が変化していき、
「アプリやソフトの機能を拡張する物」を表すようになりました。

この「プラグイン」はDTMをやっていると必ず出てくる用語で、
DAWソフト上では必ずと言っていいほど活躍しています。

この記事では、「プラグインとは何なのか?」「なぜ活躍するの?」といった部分に、フォーカスしたいと思います。

プラグインは2種類ある。

大きく分けて、プラグインには以下の2種類あります。

・インストゥルメント(ソフト音源/ソフトシンセ)
・エフェクト

DAWソフトを購入すると、必ず付属するものです。
それぞれ、どういった役割があるかご紹介します。

①インストゥルメント(ソフト音源/ソフトシンセ)

「インストゥルメント」とは、英語で「楽器」という意味です。

「インストゥルメント」自体は、身近な用語です。
例えば、歌のない楽器のみの曲を「インストゥルメンタル」と言います。
そのことから、カラオケ音源を「インスト」とも略して表記することが多くなりました。

プラグインのカテゴリーでは・・・

インストゥルメントは、バーチャルな楽器。

を、示すようになりました。

インストゥルメントはパソコンやスマートフォン等 (以下、マシン) で、
仮想の楽器を開くことが可能になります。

「DTMの魅力」の内一つに、以下を紹介する時があります。

楽器の演奏が出来なくても楽曲制作が出来る!

これは「打ち込み」と呼ばれる方法で、DTM用の楽譜(ピアノロール)を入力し、
楽譜(ピアノロール)をインストゥルメントが読み込み 演奏してもらえるおかげなのです。

打ち込みイメージ

具体的な仕組み等については、以下当店記事をご覧ください。

②エフェクト

プラグインのエフェクトは、主に音を加工するために使います。
ギターのエフェクターをイメージするとわかりやすいかと思います。

このエフェクターをバーチャルで再現します。

インストゥルメント内に様々なエフェクターが備えられている場合もありますが、
単体としてのエフェクトプラグインの方が、クオリティーが高い場合が多いです。

エフェクターにも、存在するモデルを再現したものや、
一から制作された全く新しい効果を生むものなど様々な種類があります。

イコライザーやコンプレッサー・リバーブ等はもちろん、

エフェクター
エフェクター

最近では、
ギターアンプ・エフェクター・スタジオラック 等、1つのプラグインで再現してしまうものや

制作向けに、
「ヘッドホン環境でスピーカーで聞いたかのような体験が出来る」
エフェクト等も登場しています。

Nxシリーズ

DAWソフトによって読み込めるプラグインが違う

プラグインには大きく二つあるとご紹介しましたが、
マシンには、ファイル形式を認識するための拡張子というものがあります。

拡張子とは、ファイルの形式を識別するためのファイル名末尾の「ピリオド(ドット)で区切られた右側の英数字1~4文字」の事
(設定によって、標準では拡張子が非表示の場合があります)

一般的なプラグインには、4種類 (正確には8種類)の拡張子が存在します。

プラグイン アイコン
名称拡張子表記対応OS参考
Virtual Studio Technology (VST2)(.dll)Windows / Mac32 bit / 64bit 別ファイル
Virtual Studio Technology (VST3)(.VST3)Windows / Mac32 bit / 64bit 別ファイル
AudioUnits (.au)Mac
Avid Audio eXtension(.aax)Windows / Mac

VSTの場合、エフェクトを「VST」インストゥルメントを「VSTi」と分けて表現されることが多いです。

VST3はVST2の新しいバージョンで、拡張子も異なります。
※正確にはVST1というバージョンもありますが、動作が不安定の為 今現在はほとんど使われていません。

市販されているプラグインであれば、表の4種類が付属することが大半です。
それぞれの拡張子はDAWソフトとパソコン環境により、読み込める物と読み込めない物があります。

ほとんどのDAWソフトはVST,VST3に対応していますが、
LogicはAUのみ、Pro ToolsはAAXのみの対応なので注意が必要です。

また、古いパソコンでDTMをやる際には 32bit環境なのか64bit環境なのかでも対応が変わります。
(最新のプラグインでは、32bit用が無い場合があります。)

初めてプラグインを購入する際は、
環境の確認を行ったり店頭スタッフに相談することをお勧めします。

まとめ

プラグインとは・・・

楽曲制作に必要不可欠な、
DAWソフトで扱う仮想の楽器・エフェクターの事。

そして、

販売されている様々な製品を追加していくことで、
楽曲制作の幅を広げられるようになる、重要なもの!

他にも、「より詳しく知りたい!」等、
疑問や不安点につきましては、お気軽にお問合せ下さい!

DTMコーナーについて

南砂町スナモ店ではDAWソフトCubase最新バージョンの体験や、
音源・プラグイン体験、ダウンロード販売をおこなっております。

デジタル担当による個人相談も受け付けております!
(電話にてお問合せ下さい。)

ご利用環境に合う製品の紹介もさせて頂いています。
(展示品以外の製品もお取り寄せ・販売が可能です。)

担当

井黒

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皆様のご来店を心よりお待ちしております♪

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