フルートの基礎練習としてよく名前をきく「ソノリテ」♪ご存知の方も多い一方で、以外と自己流で吹いていらっしゃる方も多い印象です。 この記事では、ソノリテとはどのような練習なのか、何を意識して練習すると、どのような力が身に付くのかをお伝えします♪ CONTENTSそもそもソノリテとは?ソノリテで意識した […]

自己流ソノリテを卒業!音色づくりのための3つのコツ【インストラクターブログVol.16】

イオンモール京都桂川店

イオンモール京都桂川店店舗記事一覧

公開:2025年12月28日

更新:2025年12月28日

フルートの基礎練習としてよく名前をきく「ソノリテ」♪
ご存知の方も多い一方で、以外と自己流で吹いていらっしゃる方も多い印象です。

この記事では、ソノリテとはどのような練習なのか、何を意識して練習すると、どのような力が身に付くのかをお伝えします♪

中村 優菜(なかむら ゆうな)

サロンインストラクター

中村 優菜

なかむら ゆうな

担当コース
フルートサロン・ソルフェージュサロン・オカリナサロン
稼働曜日
火・水・木・土・日

そもそもソノリテとは?

M.モイーズ著の楽譜「ソノリテについて 方法と技術」の中の1つ目の練習のことを指します。
方法は、四分音符=60で、下の楽譜のように半音ずつ演奏します。
(※下の楽譜は作成したものです)

また、「ソノリテ(sonorité)」はフランス語で「響き・音色」という意味です。
フルートでいうソノリテ練習は、 一つひとつの音を美しく豊かに響かせる練習なのです♪

ソノリテで意識したい3つのポイント

①リラックスしてたっぷり吹く

リラックスしながら、mfやfでたっぷりと練習してみてください。
無理にテンポにきっちり合わせたり、最後まで息を無理に続けようとするよりも、まずは自然な呼吸で良い音を出すことを優先してみましょう。 

②響きのある良い音で

やはり一番は、のびやかで美しい音色で音を伸ばせているかどうかが大切です。
個人的には、ソノリテを練習する意味の90%はこのためにあると思っています...!

・息のスピードが途中で落ちていないか
・ざらついた音になっていないか

などを、自分の耳でよく聴きながら確認してみてくださいね♪

③音が変わっても良い音のまま

ソノリテが1音ずつのロングトーンではなく半音で移り変わっていくのは、1つ目の音から2つ目の音に移っても(半音変わっても)そのまま良い音と響きでできているか確認するためだと思います。

音が変わった瞬間に、
・急に細い音・きつい音になっていないか
・1音目と2音目で、音色のキャラクターが変わっていないか

などチェックしてみてくださいね!

ソノリテいつやる?

ソノリテは練習開始、音出しをしたらすぐに行うのがおすすめです。
たっぷり良い音で鳴らして、その後の練習でも良い音を意識していけるように始めに行いましょう♪

ソノリテを続けると...

ソノリテを毎日の練習に少しずつ取り入れていくと、

・音色が安定して、日によるムラが減る
・高音・低音でも、自分の好きな音色に近づけやすくなる
・息とアンブシュアで、音程や響きをコントロールしやすくなる

といった力がついていきます。

「なんとなく吹くソノリテ」から、「良い音・同じ音色・息と支え」を意識したソノリテに変えてみてくださいね♪

まとめ

ソノリテは、やり方が合っていればとても頼りになる基礎練習です。
「これで合ってるのかな?」「イマイチ効果が分からないな」という方は、レッスンの中でソノリテのやり方やコツを一緒に確認してみましょう。

息の向きやスピード、口の形、体の使い方など、お一人おひとりに合わせてポイントをお伝えします。

毎日の“なんとなくソノリテ”を、“ちゃんと音色が変わるソノリテ”に変えていきたい方は、ぜひレッスンでご相談ください♪



お問い合わせ

島村楽器イオンモール京都桂川店075-924-6390
フルートインストラクター中村

※記事中に販売価格、在庫状況が掲載されている場合、その情報は記事更新時点のものとなります。店頭での価格表記・税表記・在庫状況と異なる場合がございますので、ご注意下さい。