![CONTENTS1930年代の歴史的文脈:大恐慌とギターに求められた要素Martin D-28への対抗戦略「ボーン・クラッシャー」の神話と起源幻の生産数:300本の希少性伝説の名器のリイシューモデルが京都桂川店でお試しいただけます。1930年代の歴史的文脈:大恐慌とギターに求められた要素 1930年 […]](https://www.shimamura.co.jp/shop/kyotokatsuragawa/wp-content/uploads/sites/164/2026/01/20260118-tp218-0532329.jpg)
アコースティックギター史上最も攻撃的なニックネーム【ボーン・クラッシャー】と呼ばれたAdvanced Jumboの魅力に迫る
CONTENTS
1930年代の歴史的文脈:大恐慌とギターに求められた要素
1930年代のアメリカは、大恐慌の暗雲に覆われていた。経済的困窮は楽器産業にも深刻な打撃を与え、GibsonやMartinといったメーカーは生き残りをかけた革新を迫られていた 。一方で、音楽シーンではカントリー、ブルーグラス、そしてジャズのアンサンブルが大型化し、PAシステムが未発達な環境下において、ギターには「より大きな音量」が求められるようになっていた 。

同時代を代表する歴史的アイコンD-28(これは現代の物)
当時、フィドルやバンジョーといった鋭い高域を持つ楽器の中で、ギターの音は埋もれがちであった。ギタリストたちは、アンサンブルを突き抜ける「投射力」と、ベースラインを支える「低域の量感」の両立を渇望していたのである。この「ラウドネス・ウォー(音量戦争)」こそが、ドレッドノートスタイルの普及と、それに続くAJ誕生の直接的なトリガーとなった 。
Martin D-28への対抗戦略
1930年代、Martin社は「ドレッドノート」ボディを本格的に展開し、1934年には14フレットジョイントの「D-28」を市場に投入した。ローズウッドボディとXブレーシングによるD-28の重厚なサウンドは、瞬く間に市場のスタンダードとなった。
これに対し、Gibsonは当初、マホガニーボディの「Jumbo」モデルで対抗、さらに1936年、社運を賭けた「Advanced(進化した)」ラインナップを発表。そのフラッグシップこそが、ローズウッドを採用し、スケールを延長した「Advanced Jumbo」であった 。
Gibsonの戦略は明確であった。D-28を凌駕する「音飛び」を実現すること。これがAJの開発コンセプトだ。

「ボーン・クラッシャー」の神話と起源
これはどちらが良いという、優劣をつける内容ではないということを強く補足させていただく。ただ当時から語られるある種、神話のようなものが存在する。ボーンクラッシャーというあだ名の起源についてだ。
先に述べたようにAdvanced Jumboには明確なライバルが存在する。そのライバル機は当時、ヘリンボーン・バインディングを纏い、ミュージシャンの間で『ボーン』という愛称で呼ばれていた。そこにAJのプロトタイプを所有し、その性能に驚愕したギタリストGary Burnetteらが、圧倒的な音量と貫通量をもったこのギターを「Boneを粉砕するギター」、すなわち「Bone Crusher」と名付けたのである 。
そして現代のリイシューモデル(JAN:0711106037356)においても、この攻撃的な音響特性は色濃く受け継がれている。
幻の生産数:300本の希少性
AJの生産は1936年から1939年(あるいは1940年初頭)までのわずか数年で終了し、後継機種である「J-200 Super Jumbo」へとその座を譲ることになる 。オリジナルの総生産数は、資料によって多少の差異はあるものの、およそ300本程度と推定されている 。
この極めて少ない生産数は、第二次世界大戦の勃発による資材不足や、当時の市場がより大型のボディ(J-200のような17インチボディ)を求めた結果とも言われている。しかし、皮肉にもその短命さが、AJを「幻の名器」へと昇華させた。

伝説の名器のリイシューモデルが京都桂川店でお試しいただけます。
単なる懐古趣味的な復刻品に留まらない。現代のルシアー技術の粋を集めた究極の選択したりえる理由とは。
本モデルの核心となるのが、トップ材に採用された「Thermally Aged Red Spruce(アディロンダック・スプルース)」。
高い剛性対重量比: 非常に軽量でありながら、鋼鉄のような剛性を持つ。これにより、弦の振動エネルギーをロスなく音波に変換することが可能となる。
サマリーエイジド加工:吸湿性の高いヘミセルロースが分解され、木材の吸湿性が低下する。これにより、湿度変化に対する耐性が向上、また細胞壁内の樹脂成分が硬化・結晶化し、あたかも数十年経過したヴィンテージ材のような「枯れた」状態となる。
このプロセスを経たトップ材は、新品特有の「硬さ」や「詰まり感」が排除され、最初の一音から開放的でレスポンスの良い、成熟したトーンを放つ 。
ソリッド・ローズウッド(サイド&バック)
GibsonのラウンドショルダーといえばJ-45のマホガニー材が一般的だが、AJはローズウッドを採用している点が決定的な違いである 。
イースト・インディアン・ローズウッド:本モデルには最高級のイースト・インディアン・ローズウッドが採用されている 。厳選されたイースト・インディアン・ローズウッドは、ハカランダに近い重厚さと、より安定した品質を兼ね備えている。

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