お家で眠っているギターはアコースティックギター？クラシックギター？その違いを解説！

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2023年02月24日

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今回はアコースティックギターとクラシックギターの違いを解説！

最近自宅での時間が増えつつあるこの頃。何かのきっかけでギターがやりたいとなった方も多いはず！そんな時に「そういえば家にギターがあったな」とか「おじいちゃん、おばあちゃん、親戚の人がくれた」という事でそのくれた楽器をメンテナンスなどに持込みいただく機会があると思います。実際に最近そういったお客様が多いと感じます。そんな時に浮かぶのがこんな疑問・・・

このギターはクラシックギター？アコースティックギター？

今回はこの二つの楽器について解説していきます。というのも楽器をお持ち込みされる際に特に多いのがクラシックギターをお持ち込みされる時にアコースティックギターと同じ楽器と思われる方が多く、結論から申し上げますとクラシックギター＝アコースティックギターではありません。アコースティックギターではできるけどもクラシックギターではできないこともあり、またその逆もあります。今回はその違いなどを紹介していきます。

CONTENTS

弾き語りの定番！アコースティックギター
柔らかくて甘いサウンドでアルペジオサウンド主体のクラシックギター
というわけでアコギとクラギを比較すると

弾き語りの定番！アコースティックギター

まずはJ-POPの弾き語りなどの定番のアコースティックギターです。細かい説明の前にまず大まかに特徴を箇条書きして行きます。

・使用している弦はスチール製の硬めの弦を使用。

・サウンド面ではザクザクとした小気味の良いサウンドが特徴。

・弦の通し方は後ろの部分をピンで留めて先端のヘッド部分の通し穴に通して巻き付ける構造

・指板はクラギに比べると幅が小さいのが特徴。

その一番の特徴はスチール製の弦により六本全部をかき鳴らした時にザクザクとした軽快なサウンドが出力されるのが特徴です。パワフルなサウンドと明るい煌びやかなサウンドが特徴で弾き語りなどでコレ一本持って歌うというのがイメージとしては強いのではないでしょうか。また値段が上がるとアンプなどでサウンドを出力可能なピックアップマイク搭載の物もあり主にエレアコと呼ばれます。ライブやレコーディングなどで使われることが多いですね。

柔らかくて甘いサウンドでアルペジオサウンド主体のクラシックギター

お次はしっとりとしたサウンドに持ってこいのクラシックギターです。アコギとは対照的にアルペジオと呼ばれる一本一本鳴らす奏法がメインのギターです。こちらの特徴は…

・弦は柔らかい材質が特徴あるナイロン弦を使用

・サウンド面では丸みのあるポロンポロンとしたサウンドが特徴。

・弦の通し方はブリッジで弦が飛ばないように位置を調整して結ぶ必要があります。また先端のヘッド部分には弦を通すように大きく穴が空いておりそこに結びつける必要があり、弦交換にはやや知識が必要。

・指板はアコギに比べるとやや広く大きめ。

一番の特徴は優しく甘いサウンドがクラシックギターの持ち味です。一本一本を鳴らすアルペジオ奏法でその真価を発揮し優しいサウンドが特徴です。そのため弾き語りでは使われることもありますがアコギのようにジャカジャカ鳴らすというよりも、やはり弦ごとに鳴らすアルペジオ奏法がメインとなります。主にソロギターなどで使われることが多い楽器ですね。

というわけでアコギとクラギを比較すると

・アコギの方が明瞭で明るいサウンドが特徴、クラギは丸くポロンとしたサウンドが特徴。

・アコギは弾き語りやバンドサウンドなどのポップス寄り、クラシックギターはソロギターや民謡寄り

・指板のサイズはアコギが小さめでクラギが大きめでサイズが大きく異なる。

・アコギは弦をピンで留めるタイプ、クラギは弦を結び付けるタイプ。

と結構違う楽器であることが分かります。ただしクラギでポップスとか弾き語り出来ないのかというとそうでもなく、クラギで弾き語りをされるアーティストさんもおられます。歌手の方で言うと藤原さくらさんがクラギで弾き語りされてましたね。あんな感じでポロンとした優しい音で弾き語りする方もおられます。

最終的にはサウンドの好みで選んでもらって大丈夫だと思います。ジャキジャキと明るく元気なサウンドが良いという場合はアコギでポロンとした優しくも暖かいサウンドが好きという方にはクラギがおすすめです！ぜひご不明な点があればぜひお気軽にスタッフまでお申し付けくださいませ。

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