![*クラリネットってどうやって選ぶの? こんにちは!管楽器担当の有瀬です。ここではクラリネットの選び方についてご案内していきます。 ===index=== **目次 [#1:title=■選び方のポイント!] [#2:title=■メーカーの違いは?] [#3:title=■価格ごとの違いは?] [# […]](https://www.shimamura.co.jp/shop/kumamoto-a/wp-content/uploads/sites/118/2019/08/20190806-20171211-cl2.jpg)
クラリネットってどうやって選ぶの?
こんにちは!管楽器担当の有瀬です。ここではクラリネットの選び方についてご案内していきます。
目次
選び方のポイント!
材質
大きく分けてプラスチック製と木製があります。一般的には木製を使われます。
ABS樹脂(プラスチック管、プラ管)
温度や湿度の環境変化に強く、扱いやすい、価格が安価で手に入れやすい。などのメリットがあります。
使われる場面としては、屋外での演奏や炎天下での演奏で使われます。
グラナディラ(木製)
一般的にはグラナディラという黒い木が使われています。
クラリネットらしい柔らかい音色を出せるというメリットがあります。各メーカーほとんどがグラナディラで製作しています。
メーカーの違いは?
メーカーによって音色が違ってきます!
YAMAHA(ヤマハ)
日本が誇る総合楽器メーカー!安定した音程、吹きやすさが魅力的です。
音が合わせやすいことから、学校の吹奏楽部でも多く使われています。
樹脂製の入門機種”YCL-255”から、プロ奏者の愛用する最上級機種”イデアル”まで、幅広いラインナップを誇ります。暖かくふくよかな音色とパワフルな響きを兼ね備える”SE-Vmaster”も人気機種です。
BuffetCrampon(ビュッフェ・クランポン)
1825年にフランス・パリで創業以来、世界を代表する管楽器メーカー。
人気機種は、世界的な上級スタンダードモデルとなっているR-13などがあります。
日本のメーカーが音程や操作性の正確さを重視しているのに対し、ヨーロッパのメーカーであるクランポンは、表現の豊かさを重視する作りです。
H.Selmer(ヘンリー・セルマー)
フランスの楽器メーカー。下管の深みのあるダークな響きが特徴です。
クランポンやヤマハと比べると、セルマーの奏者は少ないですが、芯のある豊潤な響きが魅力で世界のトッププロにも愛用されています。
価格帯が高めですので、お手軽に…と探していたら候補には入らないかもしれません。
価格ごとの違いは?
~10万円未満
クラリネットの命ともいうべき本管の部分が合成樹脂で作られています。扱いやすく軽く鳴らせるという利点があり、屋外での演奏やマーチングにも安心してお使い頂けます。その一方で、木管特有の柔らかい音色を出すことは困難です。
おすすめモデル
メーカー名 | 型名 | 販売価格(税込み) |
---|---|---|
YAMAHA | YCL-255 | ¥94,050 |
10万~20万円前後
材質の違いでもご紹介しましたグラナディラという木で作られています。その中でも10万円から20万円ぐらいのものは初心者向けに開発されており、鳴りやすく扱いやすい楽器が多いのですが、表現力や耐久性は上級モデルに比べ限界があります。
おすすめモデル
メーカー名 | 型名 | 販売価格(税込み) |
---|---|---|
YAMAHA | YCL-450 | ¥153,450 |
YAMAHA | YCL-650 | ¥232,650 |
BuffetCrampon | E12F | ¥184,800 |
H.Selmer | Prologue | ¥267,300 |
30万円以上
楽器自体の耐久性が高く、音質・表現力ともに上級者でもご満足頂ける性能を備えています。
木管楽器本来の柔らかい音・響きを表現したい方にお勧め致します。
おすすめモデル
メーカー名 | 型名 | 販売価格(税込み) |
---|---|---|
YAMAHA | YCL-SEV | ¥391,050 |
BuffetCrampon | R13 | ¥431,200 |
H.Selmer | プレザンス | ¥455,400 |
中古の楽器でも良い?
中古の楽器は同じ機種でも新品より圧倒的に価格が安いです。だからこそ、これから始めたいと思われる方には特に魅力的に見えるのは確かですね。
新品と中古のメリットとデメリットをこちらにあげてみましょう。
新品のクラリネット
メリット
- 誰も使っていないから安心して使える
- 自分の出したい音色を作りやすい
- メーカー保証がついている(保証期間はメーカーによって異なります)
- 長く使用することができる(機種によって耐久性は異なります)。
- 定期的なメンテナンス(半年から1年毎)を行っていれば楽器のトラブルは起きにくい。
デメリット
- 価格が中古よりも高め
中古のクラリネット
メリット
- 新品よりも価格が安い
- 現在生産されていないモデルが手に入る可能性が高い
デメリット
- 以前のユーザーの癖が残っているので、自分に合った楽器を選ぶのが非常に難しい
- 定期的なメンテナンスを行っていても楽器のトラブルが起こる可能性が新品よりも高い
- メーカー保証がついていない(店舗での保証のみで、大抵メーカー保証期間よりも短いです))
- 耐久性が新品よりも劣る
結論
これからクラリネットを始める方→新品がオススメ!
経験者の方で吹奏楽・クラシックをメインに演奏→新品がオススメ!
とにかく価格を抑えて上位モデルを手に入れたい。→中古がオススメ!
中古を買う際はしっかり調整してあるか分かると安心です。買ってから再調整に出す…という方もいるそうですのでお気を付けください!
まとめ
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
いかがでしたでしょうか。選び方が分かっても吹けないし…という心配はいりません!私自身もクラリネットを演奏しているので、代行演奏も致します。
是非、一緒に楽しくクラリネットライフを始めていきましょう!
楽器のご購入・選定・修理の相談なども、お気軽にご連絡ください。
※記事中に販売価格、在庫状況が掲載されている場合、その情報は記事更新時点のものとなります。店頭での価格表記・税表記・在庫状況と異なる場合がございますので、ご注意下さい。