ピアノレッスンレポート「暗譜しないと楽譜見ながら弾けない」

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2020年07月13日

こんにちは。ピアノインストラクターの村上です! 私的にはコレの方が大変じゃないかと思うくらい難しいように感じてしまいます。 *楽譜見ながら弾けない人の共通点 私はいちピアノ弾きとして、ト音記号とヘ音記号と両方とも理解しないと両手で弾く事に至らない辛さが凄く分かります。 会員様の練習している様子や、ご […]

こんにちは。ピアノインストラクターの村上です!

私的にはコレの方が大変じゃないかと思うくらい難しいように感じてしまいます。

楽譜見ながら弾けない人の共通点

私はいちピアノ弾きとして、ト音記号とヘ音記号と両方とも理解しないと両手で弾く事に至らない辛さが凄く分かります。

会員様の練習している様子や、ご自宅での練習方法をお聞きしていると皆様共通して「暗譜」を「最初から」行っている場合が多いと思います。

これは、暗譜を少しずつ行う事で、弾ける部分を増やしていくという事なのですが、楽譜、特に音符を「絵として」捉えられないまま練習する事になってしまいます。

音符の高さを数えて「これはドや!」という形で読んでいる方が多いのですが、

最初はそれでいいのですが、次第に数えずに5線譜での位置や形で判別する特訓を始めて下さい。

暗譜は日々の練習のすり込みで出来るもの

ピアノの演奏会や発表会など、曲を暗譜して演奏するパターンが多いと感じると思います。あれは半年から1年という長い時間をかけて楽譜とにらめっこする事で、楽譜全体を写真の様に脳内に焼き付けてしまうという現象になります。人によっては一つずつの音をじっくり吟味した上で覚える方もおられます。普段の練習の時は楽譜を常に置いて練習する事が殆どですね。

初見でパッと弾けるためには

よくピアノの先生が、初めて見た楽譜をすらすらと弾けるのを近くでドヤ顔している姿を見た事があるかと思います。笑
何が起こっているかというと、1小節毎に脳内に写真の様に焼き付けてあとは手探りで鍵盤を探し当て弾いている現象です。暗譜譜読みの方法とは全く違うアプローチになります。

まずは暗譜譜読みをやめる

まずは暗譜譜読み、つまりすぐに覚える事を止めましょう。最初は覚えようとしなくていいです、少しずつで良いので、楽譜全体を何周もしてみて下さい。1度目から曲の雰囲気が分かるわけではありませんが、何回か弾いていくうちに、曲全体の雰囲気が分かるようになります。楽譜全体から何かしら曲のイメージを感じ取ってみて下さい。あとこの時に一緒に楽譜から目線を外さないようにし、手元を見ないように弾いてみるのもポイントです。1回目は曲の雰囲気も分かりづらく、ただただ音を探っていくだけになってしまい1曲弾ききるまでに5分程度の曲でも15~20分程かかってしまうと思いますが、それで大丈夫です。少しづつ弾いてみて下さい。

その後少し慣れたころに、曲の冒頭から細切れに覚えていきます。

ここまでを初めての曲に出会った際の通過儀礼にして下さい。笑

そうすると「知らない曲が頭に入りにくい」という事が少なくなります。

今回はここまで!

次回をお楽しみに~★

担当インストラクター

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