【三宮店吉田のギターラボ】K.Nyui KNTE

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2024年08月17日

三宮オーパ店オーダーモデルをご紹介! こんにちは。三宮オーパ店エレキギター・アンプ・エフェクター担当の吉田です。前回の記事から期間が空きましたが、おもしろいギターを紹介したいと思います! 今回ご紹介するのは"K. Nyui Custom Guitars KNTE"です! CONTENTSモデル紹介特 […]
三宮オーパ店オーダーモデルをご紹介!

こんにちは。三宮オーパ店エレキギター・アンプ・エフェクター担当の吉田です。前回の記事から期間が空きましたが、おもしろいギターを紹介したいと思います!

今回ご紹介するのは"K. Nyui Custom Guitars KNTE"です!

モデル紹介

様々なギターブランドのOEM生産を担う工房、P.G.Mにて生産されるハイクオリティなカスタムギター、それがK.Nyui Custom Guitarsです。P.G.Mの代表である乳井和彦氏の名前を冠したブランドで、材料やパーツの選定、製作に至るまで妥協のない確かな技術力でセットアップされたギターは音質、プレイアビリティともに高い次元で実現されています。また、フラットな指板や、ヘッド側から調節できるトラスロッドなど、プレイヤー目線で設計されたギターは長く愛用でき、中古市場でも見かける機会の少ないギターです。

こちらはテレキャスタータイプのKNTEです。

特徴

今回オーダーした仕様は1960年に存在したホワイトブロンドのアッシュボディにローズウッド指板を採用したモデルをイメージして依頼したものです。ただ、そのままオーダーをしてもおもしろくはないので、フロントピックアップにはLollar Pickups Gold Foilを搭載しました。こちらのピックアップは、日本のメーカーであるTeiscoのギターに搭載されていたオリジナルのピックアップをLollarが現代の音楽シーンでも使えるように出力や品質を改善しアレンジしたものになります。クリアでスッキリとしたサウンドで、太さも持ち合わせた煌びやかさが特徴です。シングルコイル構造で、キレの良さもあり、アルペジオやカッティングにもマッチします。程よく粘りもあり、ライ・クーダーなどのスライドプレイを多用するギタリストに愛用者が多いことで有名です。

スペック紹介

ボディは3Pのアッシュ、バーズアイが浮き出る美しい杢目のネック、ハカランダの代替材として使用されることが多く、油分と硬質さを併せ持つホンジュラスローズウッドを指板に採用したスペックです。アコースティックなアタック感、凛とした響きが特徴です。歪ませたときにも芯を残しつつ太さ・甘さを出せる材構成となっております。

とても薄いニトロセルロースラッカーで塗装されており、弦を弾いたときに感じられる生鳴りも抜群です。これから弾き込んでいくことによる成長も楽しみなギターです。

ピックアップの構成は前述のLollar Gold Foilと同社製J-Streetの組み合わせになります。個人的な感想ですが、ミックス時の音はタイトなジャズマスターのようなジャリ感と太さの合わさった唯一無二のサウンドです。

まとめ

厳選された木材、素材の良さを引き立てるパーツ類、高い技術力による造り込みと塗装の三拍子が揃ったK.Nyui Custom Guitars。その真髄が感じられるモデルになったのではないかと思います。見た目もトラディショナルながら少し違和感のあるかっこいい(自画自賛)ルックスに仕上がっています!

オンラインストアにも掲載しております!こちらから是非ご確認ください!

またYouTubeにも簡単な試奏動画を公開しております!サウンドチェックにご活用ください!

この記事の執筆者

エレキギター・アンプ・エフェクター担当 吉田 幸平(よしだ こうへい)

好きな音楽はギターロック、オルタナティブロック。邦楽・洋楽問わずよく聞き、主にUKロックが好き。メインギターはfano Alt de Facto RB6とGibson Firebird 1967。基本的にレトロで変なギターが好き。ローズウッド系杢目フェチ。憧れのアンプはMatchlessとMagnatone。ビンテージアンプよりブティックアンプが好み。

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