こんにちは。ピアノインストラクターの村上です。
今回は「2つのソナチネOp.13第2番/カバレフスキ―」です!
「ドミトリー・カバレフスキー」
現代のソ連を代表する作曲家の一人です。
1904年生まれで、モスクワ音楽院でピアノと作曲を学びました。
ピアノのための作品が多く、ピアノ協奏曲、ソナチネ、
合唱と管弦楽のための≪戦いの詩≫で作曲家として認められました。
教育者としての活動もめざましく子供向けに優れた作品を残した現代の作曲家の一人です。
ソ連の愛国心に訴えかけるような作品も多く、
ロシアでは歌曲やカンタータ、歌劇の作曲家として名高いのに対して、
国外では管弦楽曲で知られています。
ピアノ曲としては比較的弾きやすくバラエティと音楽性に富んだ面白い曲が沢山ありますので、
かっこいい感じのクラシック曲で初心者向けをお探しであればピッタリだと思います。
日本でも沢山楽譜をゲットできるので集めてみてくださいね。
2つのソナチネOp.13 第2番1楽章
1929年に発表されたピアノ協奏曲とついでに発表された一連の曲の中にこの曲も入っていました。
第2番は元々4楽章形式で発表されましたが、途中に作曲家自身で改定され、
3楽章が省かれ「森と山をこえて」というタイトルの曲として別の組曲の中に取り入れられる事となったため、
現在では3楽章の構成になっています。
私のおススメはこちらの1楽章です。
最初のテーマ、なかなかかっこいい入り方です。
メロディの感じもそうですが、左手のオクターブの低音がやはりカッコよさを引き出していますね✨
低音はピアノで弾くときは弦が太くて長い分良い音が出るまで時間がかかりますので、それを待ちつつスタッカートで弾くというのもとても魅力的な点です。
この低音のあと、同じ左手で伴奏には比較的高めの音を設定しています。
先程の低い音と対照的な音色になるように弾いてあげてください。(/・ω・)/v
一緒に同じ音を演奏したり離れたりするところや、リズムの刻みがだんだん早くなっていくところなど
魅力がたくさん詰まってる曲を是非味わってください。
おわりに
いかがでしたでしょうか?
ソナチネやソナタ、変奏曲など比較的弾きやすく、発表会でも弾き映えのする作品が多いですので、
是非一度手に取ってご覧ください。
執筆者:村上友巴(当店ピアノインストラクター)
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