ピアノレッスンレポート「2拍子と4拍子は聞き分けられる？」

2024年02月28日

こんにちは。ピアノインストラクターの村上です。
こちらでは会員様からのご質問や楽曲分析を掲載しています。

今回は「2拍子の曲と4拍子の曲は聞き分けられる？」です。

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2拍子と4拍子では使用される曲によって異なります。どういう音楽を演奏したいか、作曲したいか次第ですので、
ノリよりも深い理由があったりして・・

主に行進曲が多いです。スペインのタンゴにも2拍子がありますので一概には言えませんが、「1・2・1・2」と
大きく拍子を感じる曲が多いですね。「トルコ行進曲」やベートーベンの「運命」や童謡の「チューリップ」など
多くあります。2本の足で歩く時に行進しやすい曲は2拍子でしょう。

邦楽や洋楽、K‐POPなど、現代音楽の歌詞が付くものは主に4拍子となっています。童謡の「富士山」や
「上を向いて歩こう」や「世界に一つだけの花」など様々です。

現代の曲、特にJ-POPでは4拍子が主流となっています。現代ダンスで使いやすいことやライブで盛り上がりやすいこと
なども理由で考えられますが、日本人になじみ深いという説も濃厚です。日本の民謡には3拍子の曲がなく、
2拍子や4拍子の曲が染み付いているのかもしれませんね。

4拍子「強拍・弱拍・中強拍・弱拍」

2拍子「強拍・弱拍」

の順で強拍が来ます。メロディはだいたい4小節ごとでひとまとまりになり、4拍子の曲の方が合計8回強拍が来るため
フレーズが長く感じられます。
2拍子の方は4小節と言っても強拍が4回しか来ないので、曲の展開が早く、どんどん違うフレーズに変わっていきます。

ここが聞き取れたあなたは素晴らしいです！！

POPSにはたまに3拍子や6拍子の曲が混ざっています。アーティストのアルバムなど曲をまとめて聞く時、
「この曲は何拍子かな？？」とよく耳をそばだてて聞いてみて下さい。逆にあまり深く考えずに音楽を楽しむのも
アリです。それぞれの楽しみ方で音楽を味わいましょう♪

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