![遠慮がちな「トーンホイールオルガン」ではありません。正真正銘の「ハモンドオルガン」です お久しぶりですこんにちは!島村楽器三宮オーパ店 Syn/Key担当のフクシマです! この夏から「Kobe Synth/Keyboard Museum」などと称し、「ちょっといい」「もっといい」シンセサイザーやキー […]](https://www.shimamura.co.jp/shop/koube/wp-content/uploads/sites/62/2022/12/20221201-20221130-resized_fg7-rnsuuaalled-1080x772-1.jpg)
遠慮がちな「トーンホイールオルガン」ではありません。正真正銘の「ハモンドオルガン」です
お久しぶりですこんにちは!島村楽器三宮オーパ店 Syn/Key担当のフクシマです!
この夏から「Kobe Synth/Keyboard Museum」などと称し、「ちょっといい」「もっといい」シンセサイザーやキーボードの導入を進めてきたのですが、とうとうやりました!ハモンドスズキ コンボオルガン XK-5、堂々の展示開始です!!
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フクシマ特製「キーボードの殿堂」POP

やはり別格。本家ハモンドの後継機はあらゆる点で実機に迫る!
気合の入ったオルガン音源を搭載した「つよいキーボード」なら、Clavia Nord各種やYAMAHA YCも有力な候補たりうるのですが、XK-5はさすがに単純比較で優劣を量ること自体ナンセンスだなと感じました。まさに「住む世界が違う」といった印象を受ける製品です。
YC61 / カスタマイズの幅が広いヤマハ最新機 NAUTILUS-73 / コルグも昔CX-3という名前でオルガンを作っていました VR-730 / こちらはローランド。やはりというかシンセも充実 Nord Electro 6D 73 / オシャレキーボーディストといえばコレ
ハードが違う!3接点マルチコンタクト鍵盤
ソフトシンセがいくらでもある時代に敢えて現物のキーボードを買う理由といえばやはり、自らの手で!指で!奏でることの利便性と歓びでしょう。
ハモンドXK-5は3接点のマルチコンタクト(他列接点)鍵盤を搭載。打鍵する際、キーの沈み込みに従い3段階に分かれて倍音が発音に参加します。全ドローバーを全開にしてゆ~~~っくりキーを押すと確認できます。これはオリジナルのハモンドオルガンがキーひとつひとつに全ドローバー分9つの接点を設けていたことの再現です。こんなデジタル鍵盤、他には知りません。

これにより、軽く手がぶつかったときの反応や構えた手をワシャワシャと左右に傾ける奏法が、非常に豊かな表情を持つのがポイントです。本当に「手触り」感が段違いですので、ぜひ店頭でお試しいただきたいです!
音源が違う!96枚仮想トーンホイール
XK-5の仮想トーンホイール(ハモンドサウンドの源となる歯車状のパーツ)は、まさに歯車の一枚ずつを独立してシミュレートしています。分かれているから「特定の倍音だけが強く出る」「特定の音域でハムノイズが目立つ」など、野性味あふれるサウンドもきめ細かく調整可能。
もしかしたらあの名手が愛した実機B-3を完全再現…なんてこともできるかも?
覚悟が違う!オルガン専門機です
今さらではありますが、本機XK-5はオルガンの音しか鳴らせません。
NordもYCもVRもNAUTILUSもピアノ音色やアンサンブル音色を備えているというのに、XK-5は100%オルガンです。オルガンタイプのリストもこの通り。
- ハモンドA-100
- ハモンドB-3(シリアル番号 A27563 の個体をシミュレート)
- ハモンドC-3(シリアル番号 C155596 の個体をシミュレート)
- Mellowタイプ(もしも理想的なサイン波が出せるハモンドオルガンがあったら…のシミュレート)
- トランジスター・Vxタイプ
- トランジスター・Farfタイプ
- パイプオルガン
オルガンしか出せないけど、「それでもいい!」「だからこそいい!」と思っていただけるそんなアナタにこそかわいがってほしい一台です。
本当にすべてのキーボーディスト、DTMerに触っていただきたい!
楽器辞典や作曲/DTMの教本、サイトでは「オルガンは(ペダル以外では)強弱のつかない楽器」と紹介されることがほとんどです。フクシマもそう思っていましたし、ほとんどのシンセや音源はそういうものとして作られています。でも実際に触ってみて、MIDIでいう「ベロシティ」とは違う形ではありますが、タッチで表情を変えることがわかりました。
ビブラート/コーラス機能やレスリーエフェクトも組み合わせれば、相当豊かな表現がハモンド一台で叶います。触るほどに「こういう音どこかで聴いたことある!」が見つかるのはすっごく勉強になりますし、興奮するものですね。
僕の持論に「いい機材は自分に大きな学びを与えてくれる」とあるのですが、さらにひとつ自信が持てました。
最終的にもしNordなどの他社製品やSK PROに落ち着くとしても、一度はXK-5に触れてみていただきたい!百聞は一見に如かず。アナタにとって真に価値のある体験となる。そうフクシマは確信しています。
お買い求めはこちらから!

ハモンドオルガンXK-5
キーボードメーカー数多しといえど、誉れ高いハモンドの名で呼ぶことを許されるのは、正式に商標を継承している鈴木楽器の製品のみ!
本当にたまらない音をしています。REALにこだわり抜く骨の髄までキーボーディストのアナタにこそ是非使っていただきたい!!
¥393,470税込
この記事を書いた人
フクシマ a.k.a. motif:ok
三宮オーパ店 デジタル楽器アドバイザー

(本文に気合を入れすぎたせいでプロフィールが字数制限に引っかかりました)
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