【クラリネット】小学校・中学校の吹奏楽部の方におすすめの楽器集めました!初心者のための楽器選び方ガイドVol.3~はじめてのクラリネット編~

イオンモール甲府昭和店

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2018年10月21日

*山梨県でクラリネットをお探しなら]]島村楽器イオンモール甲府昭和店へ 管楽器担当の羽切です。『これから楽器を始めようかな・・・』、『購入を考えているけれど何を基準に選べばいいか分からない・・・』そんな皆様の疑問や不安を少しでも取り除きたく、当店のラインナップをもとにクラリネットの特徴と選び方をご案 […]

山梨県でクラリネットをお探しなら
島村楽器イオンモール甲府昭和店へ

管楽器担当の羽切です。『これから楽器を始めようかな・・・』、『購入を考えているけれど何を基準に選べばいいか分からない・・・』そんな皆様の疑問や不安を少しでも取り除きたく、当店のラインナップをもとにクラリネットの特徴と選び方をご案内していきたいと思います!!

クラリネットコーナー

このページのINDEX/目次

クラリネットの選び方と魅力を
わかりやすくご案内!
【クラリネットのお悩みズバリ解決します!】
マウスピースとリガチャーの選び方
詳しくはこちらから↓↓↓

『最近の音程が合わない』『イメージした音色が出ない』『最近いいリードが見つからない』・・・それはマウスピースとリガチャーが原因かも!?~


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↑↑↑テーマビジュアルは、美術家の四宮義俊氏によって描かれました。「Evergreen Project」の趣旨に賛同・協力をいただき、本活動のために特別に描き下ろされた作品になります。温かみのある森林と楽器の絵は、本活動が目指す楽器製造と地球環境との共生を象徴しています。こちらのテーマビジュアルポスターも商品として取り扱い、売上金の一部を寄付していきます。



クラリネットの選び方

当店では、ヤマハ、クランポンの各種クラリネットを取り揃えております。しっかり調整された楽器を、常時お試しいただけますので安心です。全ての楽器が試奏可能ですので、防音室でゆっくりじっくりお試し下さい。管楽器をやってみたい方、触ってみたい方、近くで見てみたい方、今はまだ下見で・・・という方も、まずは是非お気軽に当店管楽器スタッフまでお尋ね下さいませ。きっと楽しいクラリネット体験が出来ます!

大切な3つのポイント


【ポイント1】
クラリネットの材質について

クラリネットの管体で使用される素材には大きく分けて①ABS樹脂製②木製 2つの材質があります。吹奏楽や合奏で音色を合わせたい方は木製をおすすめしています。

①ABS樹脂

クラリネット奏者の間では「プラ管」と呼ばれている材質です。価格も手軽で、また温度・湿度変化に強いため、初めてクラリネットを触る方や外で演奏することが多い方にとっては比較的扱いやすい楽器です。プラ管は比重が木製に比べ軽いことから、息を送り込みやすく吹きやすいと言われます。木管楽器の中でも特にクラリネットは直射日光などの急激な温度湿度変化に弱いため、外で演奏する機会が多い方などには安心&おすすめです。

②木製

一般的に吹奏楽やオーケストラで使用されるクラリネットは木製であり、ABS樹脂のクラリネットの音・響きは 木製のクラリネットと異なります。グラナディラという黒色の木材で作られているクラリネットが一般的ですが、他の木材で作られているものもあります。ABS樹脂に比べ比重が重く、柔らかで温かみのある音色をもっています。グラナディラはクラリネットのボディーから想像できる通り、黒くて硬い木で、金属加工なみの精度が得られ木として、温度、湿度による寸法の変化も小さいという貴重な木材です。クラリネットは使われている木の材質のグレードで価格が変わってくると言われます。今後長くクラリネットと付き合うのであれば、ぜひ木製のクラリネットを選び下さい。

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【ポイント2】
クラリネット2つの運指システム

クラリネットには2種類の運指タイプがあります。エーラー式システムとベーム式システム(ドイツベーム式システムを含む)の2種類。2つのシステムの違いは、管体内径や音孔形状の違いだけでなく、簡単には比較できませんが、強いて言うならば、運指の違いが最も大きく、それによって音孔の位置やキイ形状も変わってきます。近年の圧倒的シェアはベーム式ですので、初めての方はベーム式のクラリネットで選ばれることをおすすめします。

①エーラー式

ベーム式に比べ運指が複雑になっており、ドイツ国内及び一部のプレーヤーで使用されています。ダークで渋い音色を奏でるタイプです。

②ベーム式

エーラーシステムの複雑な構造と運指を改良し、扱い易くしたもの。フランスを中心に全世界で最も使用されて、普段よく見かけるクラリネットは「ベーム式」の楽器がほとんどです。明るく華やかな音色が特徴のため、吹奏楽・オーケストラ・ジャズなど幅広く対応します。


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【ポイント3】
クラリネットには音域の違いにより
5つの種類があります

クラリネットの音域は全管楽器中最も広く、フルート、オーボエと、ファゴットとの中間にあたります。クラシックからジャズまで幅広く活躍するクラリネット。オーケストラではソロ的な役割をはたすとともに、木管パートの中間音域を受け持ち、吹奏楽ではトランペットとともに主役をつとめます。その暖かな音色と運動性により、スイング・スタイルのジャズなどではソロ楽器として使われます。

B♭管(ソプラノクラリネット)

総合的に優れた機能を持つB♭管が一般的で、ソロやオーケストラはもちろん、吹奏楽では大活躍します。通称「B♭クラ(ベークラ)」と呼ばれます。初めてのクラリネットはこちらをお選びください。

A管

B♭より半音低い音域を持つA管クラリネット。A管はオーケストラでは絶対に必要な楽器で、またこの楽器のために書かれたソロや室内楽曲もたくさんあります。吹奏楽ではまれに持ち替え楽器として演奏されることも。やや暗く深い音、柔らかな響きを持ち、モ-ツァルトの協奏曲などに用いられます。指使いはB♭管と同じで、マウスピースも同じものが使用できます。

E♭管(ソプラニーノクラリネット)

B♭管より完全4度高く、高音なため音程をとるのが難しい楽器です。B♭管ほどの表情の幅はありませんが、明るくシャープな音を持ち、ソロでは劇的な効果や感情の高ぶりを表し、合奏では音色に幅を与えます。吹奏楽、オーケストラともによく用いられます。持ち替え楽器として用いられることも多いです。通称「E♭クラ(エスクラ)」と呼ばれています。

アルト・クラリネット(E♭管)

エスクラより1オクターブ低く、編成の大きい吹奏楽でB♭管の低音補強として多く使われます。深く落ち着いた音色です。

バスクラリネット(B♭管)

B♭管クラリネットより1オクターブ低い楽器です。低音域は強力な響きを持ち、同じ音域のファゴットより強弱が自由なため、大編成の吹奏楽では木管楽器全体を支える役割です。オーケストラ、ジャズでもその特有の音色が好まれ、よく用いられます。楽曲のベースラインを奏でる楽器ですが、その温かみのある音色からソロを担当する機会も非常に多い楽器でもあります。通称バスクラ。



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自分に合ったクラリネットの見つけ方

クラリネットは、価格の幅も非常に広く、しかし見た目ではほぼ違いが分からないため、どのモデルを購入すれば分からない・・・という方が非常にたくさんいらっしゃいます。そんな方もご安心下さい!当店ではそれぞれの視点からクラリネット選びをサポートいたします。

小学校・中学校・吹奏楽部の保護者様へ

Q:「楽器は購入しないといけないの?
学校の楽器ではダメ?」

A:「できればご自分のマイ楽器の
購入をオススメします!」

楽器をお持ちの方は...「圧倒的に上達していきます!!!」これはどんな物事にも共通することかもしれませんがマイ楽器になると楽器を大切にします!やはり想いを持つことがとっても重要です。また、学校の楽器はハードに使用され、大抵年月が経っていて、状態が良いとは言えません。自分の奏法が未熟なのか、楽器に不具合があるのか、初めての方ほどご自身ではわかりません。マイ楽器ではその心配はもちろんありません。きっとお子様自信がメンテナンスも段々と自分で出来るようになり、より大切にするという事を理解されると思います。結果的に良いコンディションの状態の楽器で練習できる!ことにより安心して自分の奏法と向き合えるようになります。

クラリネット

自分に合っているかどうか

ここが一番のポイントです!店頭でお話をする機会が多い私たち楽器店の店員ですが、初心者の方は自分で吹いてもわからない・・・と思っている方が多いようです。各メーカー、製造工程やキィシステムの工夫など、様々な面から比較ができますが、店頭で実際に試奏して頂くことをお勧めします。人によって口の大きさや唇の厚さ、歯並びが違うので、〇〇のメーカーが一番良い、というのはありません。また管体の木材についても同じものは一つもありません。材が違えば吹奏感が微妙に変わる・・・1本1本がオリジナルと言っても過言ではないクラリネットの世界。初めての方ほど、息を入れたときの抵抗感や、響き易さ、音程の安定さが感じられるはずです。どんな楽器にも言えることではありますが、やはり楽器は「実際に、見て・吹いて・触って」選ばれることをおすすめします。同じ価格帯でもメーカーや材質が違えば吹奏感も違いますし、またキーの配置も異なると指の押さえ心地も変わってきます。実際に吹いてみて、吹きやすいもの、理想の音色に近いものを選んで頂けるようにお手伝いいたします!

自分に合ったリードの選び方

リードを選ぶには、まずリードを少し湿らせてからお持ちの物から全部一通り吹いてみます。そして、息が入りやすく、重過ぎず、楽に吹けるリードを選ぶという手順になります。一度クラリネットを吹ける方に選んでもらい、それを自分でも吹いてみると感じがつかめるという方が多いようです。

低音域から高音域まで音を出してみて、強弱感や自分なりに表情豊かに演奏することができるか、クラリネットの音色は暖かくやわらかい音が特徴ですから、狙った雰囲気が出るか、などもチェックしながら選んでいきます。


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メーカーの違いで探すクラリネット選び

クラリネットにはYAMAHA(ヤマハ)、Buffet Crampon(ビュッフェ・クランポン)、SELMER(セルマー)...といった様々なメーカがございます。その中でも圧倒的に人気、シェアを占めているのがBuffet Crampon(ビュッフェ・クランポン)とYAMAHA(ヤマハ)になります。今回は各メーカーでの違いやこだわりポイントをまとめて簡単にご案内します↓↓↓

YAMAHA(ヤマハ)

ヤマハ(YAMAHA)は、世界で唯一の日本の総合楽器メーカー。高価なモデルではクランポンのシェアが圧倒的なものの、学校の吹奏楽などの初級者向きモデルや、レギュラーモデルではクランポン同様に安定した人気のあるメーカーです。車やカメラなどもそうですが、日本のメーカーはしっかりと計算されたパーツ精度、安定感のある作りが魅力。ヤマハのクラリネットも、安定した音程や吹きやすさが特徴です。

YCL255

少ない息でも音が出しやすいモデル。リングレスで更に軽い吹奏感。ストラップリング付き、大型可動式指掛けで小学生の方でもラクラク!

型番 定価
(税込)
販売価格
(税込)
コメント
YCL255 ¥104,500 ¥94,050 ■プラスチック管体
YCL450

エントリーモデル、管体設計を上級モデルに近い形状を施し、高音から低音までより良い響きを実現。

型番 定価
(税込)
販売価格
(税込)
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YCL450 ¥170,500 ¥153,450 ■木製管体
YCL650

学生の方に特にオススメ!息が入りやすくしっかり音が鳴ってくれます。

型番 定価
(税込)
販売価格
(税込)
コメント
YCL650 ¥236,500 ¥212,850 ■木製管体

YCL-853Ⅱ
型番 定価
(税込)
販売価格
(税込)
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YCL853Ⅱ ¥352,000 ¥316,800 ■木製管体
お取り寄せ
SEV/CSV

「SE-Vモデル」ヤマハならではの明るさと音程感の良さに、柔らかく上品な響き。

型番 定価
(税込)
販売価格
(税込)
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YCL-SEV
YCL853ⅡV
¥385,000 ¥327,250 ■木製管体
■お取り寄せ
YCL-SEVmaster ¥478,500 ¥430,650 ■木製管体
お取り寄せ
YCL-CSVmaster ¥478,500 ¥430,650 ■木製管体
お取り寄せ

ヤマハ「YCL-853Ⅱ」

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Buffet Crampon(ビュッフェ・クランポン)

ビュッフェ・クランポンは、クラリネットをはじめとする木管楽器をメインに制作している伝統あるフランスのメーカー。初心者から、プロまで世界中のクラリネットプレーヤーに愛用されています。クランポンの魅力は、演奏者の個性が引き立つところ。日本のメーカーが音程や操作性の正確さを重視しているのに対し、ヨーロッパのメーカーであるクランポンは、表現の豊かさを重視する作りです。そのため、誰が吹いても同じような音色ではなく、自分らしい音色を再現するのにはぴったりのメーカーだといえるでしょう。ソロで演奏するなど、独自色を出すならクランポンのレギュラークラス以上のモデルがおすすめです。

ビュッフェ・クランポン「R13」


E11S

島村楽器限定のコラボレーションモデル。4か所すべてのジョイントリングに金メッキを施し、従来より長い65mmバレルで心地よい抵抗感をプラス。上位機種E13の付属セットを標準装備、ワンランク上のスチューデントモデルが実現しました!

型名 定価
(税込)
販売価格
(税込)
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E11S
NEW!
オープン ¥154,000 ■木製管体
お取り寄せ
E12F

初めての方でも吹きやすく、上質な木材・パーツを使用。プロフェッショナルモデルに通じる多彩な表現楽しめるモデル。

型名 定価
(税込)
販売価格
(税込)
コメント
E12F ¥214,500 ¥171,600 ■バックパックケース
■木製管体
■お取り寄せ
E12F ¥236,500 ¥189,200 ■トラディショナルパッケージ■木製管体
■お取り寄せ
E13

上級機種と同じく上下管を1本の木から作成、クランポンならではのふくよかな音と響きを持ち合わせた1本です。

型名 定価
(税込)
販売価格
(税込)
コメント
E13 ¥357,500 ¥286,000 ■木製管体
お取り寄せ
R13

クランポンの代表機種。あらゆる表現に対応が可能で、学生の方にこそお持ちいただきたいオールマイティーなモデル。

型名 定価
(税込)
販売価格
(税込)
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R13 ¥ 517,000 ¥413,600 ■木製管体
Buffet Crampon(ビュッフェ・クランポン)のポリシー

ビュッフェクランポンのクラリネットは原木のグレナディラ材を楽器の管体として使用。クラリネット製作は乾燥が終わったばかりのほぼ原木に近い状態のグレナディラ材を手にするところから始まります。そしてグレナディラの木材を切断し、木目のそろったものを注意深く選び出します。

工房で働く一人一人が、高い職人意識と高い技術を身につけています。──設計者、工具職人、チューナー、調整の職人、金属加工職人、磨きの職人、楽器を組み立てる職人、めっき職人、キーの取り付け職人、パッドの取り付け職人、ロゴを刻印する職人、品質管理の専門家、音質調整の専門家、音響研究者など、工場にはじつにさまざまな専門家がいるのです。約200年にわたるブランドの歴史に積み重ねられた手仕事や技術の背景には、伝統に基づく比類のないノウハウを守り、高い品質と熟練の技を維持するための、工場の従業員それぞれの深い情熱に支えられています。


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クラリネットはとても繊細!お手入れの仕方

【管体に関するご注意】
今後の楽器とのお付き合い=メンテナンスがとっても大切です!

念願のマイ楽器を持たれて、「さあ!これから楽しい音楽生活の始まりです」。せっかく購入した楽器。長くトラブルなく演奏していくためには、大切なことがあります。

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クラリネットの管体は天然の木!

天然の木で作られているクラリネットの管体は、急激な温度変化や湿度変化によりヒビ割れしたり、つなぎにくくなったりしますので、以下の点にご注意ください。

新品の楽器の場合

  • 新しい楽器は、あまり長時間の演奏をしないようにしましょう。
  • 最初の2週間は1日20~30分位にしましょう。

季節ごとのケアポイント

  • 冬は楽器全体が室温に慣れるまで待ち、それから吹奏しましょう。
  • 楽器の急な温度変化はキイが動かなくなったり、管体が割れる原因となります。

特に山梨県での冬場のケアについては、まず楽器を使う前にケースから出し、楽器をコートの中へ入れたり、体にくっつけたりして温めることが肝要です。必ず、楽器全体が室温に慣れるのを待ち、それから吹奏するようにしましょう。ヒビが最も入りやすい部位は、マウスピースに近く息で温まりやすい上管と呼ばれる 部分です。割れが目立たない場合は、気づかないこともありますので、日々のチェックと定期点検でご来店頂けると安心です。ヒビは徐々に広がっていきますし、それにつれて修理も難しくなり、最悪の場合、楽器が割れてしまうこともあるからです。

もうひとつの原因である湿気への対策としては、管の中の水分を吸収し、内部の変型を防ぐボアオイルというものがあります。使い方は、スワブで管内の水分を取り除き、きれいに掃除した後、ボアオイル用にもう一枚別のスワブを用意して、これにオイルを少ししみこませ、管内にゆきわたらせるようにします。管の内側の表面に、ボアオイルのごくうすい膜が作られるようなイメージです。


日頃のケアポイント

  • 使用前は端面に少量のコルクグリスを塗って防湿をしましょう。
  • 使用後は管体内面の水分を充分拭き取りましょう。
  • ジョイント部端面も水分を充分拭き取りましょう。
  • 演奏の合間にもできるだけクリーニングスワブで管体内面の水分を取りましょう。

演奏後のお手入れの仕方

マウスピースのお手入れ

必ずリードを外して十分に水分を拭き大切に保管してください。マウスピースの手入れはクリーニングスワブ(S)をジョイントコルク側から入れてマウスピースの先端を傷つけないようにしながら水分や汚れを拭き取ります。

管体の水分を取る

管体内にクリーニングスワブ(M、バスクラリネットではL)を通して、中の水分を完全に取ります。スワブが引っ掛かった場合には、無理をしないで少しずつ通すようにしましょう。(上管は特に注意が必要です。)

ジョイント部は特に水分がたまりやすく、ヒビ割れを起こすおそれがありますので、ポリシングガーゼなどで念入りに水分を取ってください。演奏中にも水分がたまってきたらクリーニングスワブで取るように心掛けておくと安心です。

表面の汚れを取る

ポリシングクロスで管体にそって、キイに力が掛からないようにして拭きましょう。キイの部分はタンポをいためないように注意してください。

タンポの水分を取る

トーンホールの隙間にクリーニングペーパーをはさんで水分を完全に取り除きましょう。この時、キイを押さえた状態でペーパーを引き抜くと、タンポを破損する恐れがありますから注意しましょう。クリーニングペーパーをタンポとトーンホールの間にはさみ、キイを軽く数回押さえてください。ペーパーの当てる場所を変えて2~3回繰り返してください。

※キイを押さえた状態でペーパーを拭き取らないでください。

※タンポがベタつく際は、パウダーペーパーをご利用ください。


コルクグリスの塗りすぎに注意

目安としては、組み立てるときに固すぎると思ったら、塗る程度で充分です。固くなければできるだけ塗らない方がいいと思います。毎日コルクグリスを塗った方が良いかどうかのお問い合わせが多いですが、常にグリスがついているとコルクがグリスを吸ってしまいます。コルクと管体の間にある接着剤をグリスが溶かしてしまうことがあり、コルク剥がれの原因となります。またグリスはベタベタしたものなので、そのままケースに入れると、ホコリがコルクに付着して、管体が傷む可能性もあります。


週に1度行うクラリネットのお手入れ

細部のお掃除

管体の掃除と合わせて、トーンホールクリーナーを使って、キイの下側、キイの間など細部の掃除をしましょう。

月に1度行うクラリネットのお手入れ

キイの点検

自然にネジが緩むことがあるので、キイの具合をチェックして、必要ならばネジを締めておきます。

キイオイルの注入

ネジの点検と合わせてキイオイル(M)をキイの動く部分に少量差してください。ポイントはオイルをつけすぎないこと。オイルの膜によって潤滑されるので金属同士が直接触れ合うことなく、滑らかに動くようになります。摩擦が減れば金属が擦れませんから、摩耗も少なくなります。さらに膜は水気や空気からも金属を守ってくれるので腐食やさびも防ぐことができると、いいことだらけなのです。つけおわったらオイルがよくなじむように動かします。余分なオイルや管体についたオイルはしっかりと拭き取ります。

トーンホール・クリーニング

トーンホールはひどい場合には異物が挟まっていたり、フタがうまく閉まらなくなったりと、お預かりしてのメンテナンスが必要になってくる場合もあります。普段からなるべくホコリを取り除く習慣が大切です。

トーンホールのお手入れには、専用のトーンホールクリーナーを使います。トーンホールクリーナーの芯は針金でできており、モールのようにやわらかい表面で覆われています。これを使いやすい形に曲げ、トーンホールから楽器の内部へ入れて使います。※トーンホールクリーナーの先端は金属なので、トーンホール等を傷つけないように十分注意してください。


トーンホールクリーナーの使い道はこれだけではありません。木管楽器の外側にあるキイの周辺には、複雑に入り込んだ凹凸がたくさんありますが、ここに溜まったホコリを取り除くのにも大活躍します。キイの周辺は、キイオイルを使うためいっそうホコリがつきやすく、掃除をしないでおくと動きに影響し、操作感も変わってしまいます。



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島村楽器ならアフターケアも安心!

島村楽器では楽器の修理も承っております!

ずっと使い続けていく楽器は人間と同じ。定期的な健康診断が必要です!もちろん、調子が悪くなったりおかしいなと感じたらすぐにご相談下さい。安心して長くお使いいただけるよう、全力でサポート致します。



お問い合わせ

クラリネットのことなら
何でもお気軽にお問い合わせ下さい。

お電話頂ければ管楽器担当者より迅速に、わかりやすくご対応させて頂きます。

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※記事中に販売価格、在庫状況が掲載されている場合、その情報は記事更新時点のものとなります。店頭での価格表記・税表記・在庫状況と異なる場合がございますので、ご注意下さい。