こんにちは！

ベース担当の長澤（ナガサワ）と申します。

不定期での更新ではありますが、気になったギターや
ベースの魅力を語るこちらのコーナー。
遂に第三弾となります！

今回はIbanezより発表された2021年話題の新作
「EHB1005SMS」紹介をしたいと思います！
宜しくお願い致します。

目次

・ボディに関して

・ネックに関して

・コントロール・操作方法

・自社開発ヘッドレスブリッジに関して

・弦の交換方法・その他

・最大の魅力

・まとめ

・ご購入方法に関して

※前回の記事を既読の方へ

下記、第一弾と内容が重複する箇所も御座います。しかし新要素の追加されたEHB、是非改めましてお付き合い頂けますよう、宜しくお願いいたします。
前回の記事はコチラ
➡【Ibanez】 2020年のNAMMSHOWでも話題となったヘッドレス5弦ベース ”EHB1505-DEF”と”EHB1505-PLF”の2機が同時に入荷です！！【レビュー】第一弾

商品詳細

さて「ヘッドレス」と聞いてチューニングや弦交換など取り扱いに疑問が多く、
ベース選びの際に視野になかった方も多くいらっしゃるかと思います。

そこで今回もこちらのEHBシリーズを基に
「ヘッドレスベース」の見どころを紹介したいと思います！

では早速参りましょう！

ボディに関して

抱えた印象としてはヘッドレスの名の通りヘッドが無い為、ヘッド落ちすることも無く、立奏・座奏を問わず抱えやすいボディデザインだと感じました。
ボディ表面の肘が当たる部分にはコンター加工と言われる傾斜があり、演奏時に腕が当たらないので、長時間抱えても痛くなることはなさそうです。

"チェンバー加工"と言われるボディ内部が空洞になった構造の為、ソリッド（内部が空洞では無い物）とはまた異なるホロウボディのような豊かな鳴りが得られました。写真ではボディの内部をお見せ出来ないのが悔やまれます。これにより重量の軽量化にも成功しているかと思われます。また、ボディ背面もカットされており、抱えた時も扱いやすい印象を受けました。※こちらの個体は3.28kgです。

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ネックに関して

指板は"バーズアイメイプル"という鳥の眼に似た斑点模様が出ることから"鳥眼杢"なんて呼ばれている木材が採用されています。こちらの個体に限って言えば満遍なく、かつ大柄な杢が出現していますね。3Aグレードと見てよいかと思います。
ちなみにハードメイプル（硬いメイプル）にしか発現しないらしく、中でも数千本に一本の出現率とも言われている為、希少性も高いそうです。しかも"ローステッド"材の為、人工的に水分を飛ばした疑似ヴィンテージとも言われるサウンド面の他に、反りにも強いといわれています。
（個人的な体感だと方向の変わらない"静荷重"には強いが瞬時にかかる"衝撃荷重"には弱いので落としたりすると思わぬ大きな亀裂が入りそうだな、と推測しています）

ネック材は指板材同様ローストされたメイプル材。その間に茶色いラインを引くのがウォルナットになります。

5ピースの木材にてプライされている為、1ピースの材よりも反りにも強いと思われます。また、ネック内部にはカーボンのサポートロッドが仕込まれているそうで、日本の変化の激しい気候でも動きが小さく収まることが期待できそうです！

指板表はアバロンドットインレイ、サイドは"蓄光ドット・ポジションマーク"こちらは紫外線を貯蓄し、暗い場所では光を放出する特性を持つのでライブの薄暗い場所では大活躍しそうです！しかも、この価格でステンレスフレットを採用しているとのことです！

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コントロール・操作方法

ピックアップはあの
Bartolini（バルトリーニ）より”BH-2”を搭載しています。コストパフォーマンスモデルながらも即戦力な印象で、物足りなくなれば交換していく選択もアリです！

コントロールはボリューム・バランサー・EQバイパススイッチ・3バンドイコライザだけでなく、更に中域の細かい調整を可能とした"Vari-Mid"を搭載！

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自社開発ヘッドレスブリッジに関して

気になるブリッジはIbanez独自設計、かつ新開発のヘッドレス専用の各弦独立型ブリッジになっております。ブリッジのエンド部を回すことでチューニングしていきますが、今までのイメージとしましては回し心地が固いことが多くのヘッドレスブリッジシステム製品の弱点でした。
ところがこちらはテフロン製のワッシャを可動部に噛み合わせ、回しにくさを見事克服！！

サドルは左右に1.5mm程可動しますので、弦と弦とのスペース（弦間ピッチ）をプレイスタイルに合わせて細かくセッティング可能。

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弦の交換方法・その他

ヘッド側はIbanez専用のヘッドピースを搭載。肝心の弦交換ですが、
ブリッジに弦を引っ掛け、ヘッドピースに通し、裏側から6角レンチでロックするだけ。あとはブリッジのつまみで普段通りチューニングします。ヘッドありベースと比べても特に苦労することはなかったです。

ワンタッチでストラップの着脱が可能なシャーラー式のストラップ・ピンに加え…

シールドを確実にロックし、ボタンを押し込むことで着脱する"Neutrik製ロッキング・ジャック"がどちらも標準装備！これは大変魅力的です！！

また、フィンガーランプも標準で付属！着脱可能なので近代の多様なニーズにすぐさま適応します！
自作される方も増えてきましたが標準装備はコスト的にありがたいですね。傾いたピックアップに適応したものを作るのも大変ですからね…

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最大の魅力

昨年発表されたEHBシリーズ。「何が変わったの？」

「なんで何回も取り上げるの？」

と思われる方が多いのではないでしょうか。既にEHBをご存知の方、また今回初めてご覧の方に分かりやすく説明します。そう！ただでさえ小さいヘッドレスベースが今回更に小さくになったのです！！

具体的にはスケールという弦を張っている長さが昨年発表モデルは35-33インチという標準的なマルチスケール。しかし今回は"32-30インチ"の勝手に言うなればショートマルチスケールなのです！

5mm以上もスケールが短くなっている為、弾き易さは抜群です！また、問題のLow-B（5弦）のテンションですが、
B音であれば問題なく再生します！流石にダウンチューニングでの音像は35インチスケールには劣ります。

その為、こちらのモデルはレギュラーチューニングでの使用を検討している方には大変オススメです！

ダウンチューニングを検討されている方はスケールの長いこちらのモデルがおすすめです！

ちなみにこちら、純正ソフトケースが付属しますが、エレキギター用のケースにも収納可能です！
これは意外と嬉しいポイントなのではないでしょうか！？ギターとベースでケースを兼用できる、そんなところも隠れたオススメポイントだったりします！※写真はギター用ケースになります。

「お手軽に弾ける次世代エレキベース、是非これを機会に現代ベーシストになりませんか！？」

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まとめ

今回は以上の理由からはじめての一本、2本目の候補、またはギタリストの方にまでおすすめ出来ます！
加えて個人的な意見を言えば、指板のバーズアイが大変魅力的でしたね。
すっかり紹介し忘れていましたがこの
エメラルドグリーンメタリックマットも新色なのです！

気になった方は是非お早めにご検討下さい。
それでは今回はこの辺りで筆を置かせて頂きたいと思います。
また次回もエレキギターやエレキベースのレビューなどの記事を更新をしていきたいと思います、
どうぞ宜しくお願い致します！！

「最後までお付き合い頂きありがとうございます！」以上、ベース担当スタッフ長澤がお送りしました！

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ご購入方法に関して

この個体、デジマートにて購入可能です！もちろん安心の現物写真です！

IBANEZ EHB1005SMS

メーカー	型名	価格(税込み)
Ibanez	EHB1005SMS-EMM	￥130,020

デジマート掲載ページはこちらから

【付属品】
純正ソフトケース
フィンガー・ランプ（裏面に両面テープが貼り付けられていますので着脱可能です）
ロックピン
専用レンチ(4種）
取扱説明書

※在庫状況、展示状況は更新日時当時のものになります。在庫有無の保障はできかねますのでご了承下さい。

第二弾はコチラ
➡【HISTORY】島村楽器25周年記念モデル”HG-B5/25th”をエレキベース担当 長澤がご紹介致します！【レビュー】第二弾

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