【クラシックギター弦の選び方】初めての弦交換やよりよい弦をお探しの方のためにブランドの違いや品番の特徴をまとめました。

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2019年10月20日

*クラシックギター弦]]定番&人気メーカー&品番集めました。]]只今充実の品揃えです!! **クラシックギター弦の]]おすすめ人気ランキングも更新 クラシックギターにとって欠かせないアイテム「弦」。ギターは初めて、という方や弦交換に初めてチャレンジしようとお店やネットで弦を見てみたら1,000円~3 […]

クラシックギター弦
定番&人気メーカー&品番集めました。
只今充実の品揃えです!!

クラシックギター弦の
おすすめ人気ランキングも更新

クラシックギターにとって欠かせないアイテム「弦」。ギターは初めて、という方や弦交換に初めてチャレンジしようとお店やネットで弦を見てみたら1,000円~3,000円という値段の差に驚かれた方もいらっしゃるのではないでしょうか。弦選びは音色も弾きやすさも変わる可能性を秘めています。一見、同じよですが、実は大きな違いがあります。楽しくて奥が深く、それでいてシンプルな弦選びの世界。是非当店で色々な弦をお試しいただき、自分にピッタリの弦を見つけて音楽を楽しみましょう。

このページのINDEX/目次

クラシックギター弦の選び方や違いを
わかりやすく解説!
音楽&楽器が大好きな私たちになんでもご相談ください↓↓↓

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クラシックギター弦について

ソロでも合奏でも楽しい楽器
『クラシックギター』

メロディを弾いても、和音でも弾いても、響きの美しさが際立つ楽器です。メロディと伴奏をひとりで同時に弾けるのも魅力の一つ。もちろん2人以上でのアンサンブルの楽しみもあったり歌や、他のソロ楽器の伴奏を担当することもしばしば。その多彩な音色や演奏感を生み出す一つのポイントになっているのが『弦』です。


弦の特徴

アコースティックギターやエレキギターはスチールの弦を張りますが、クラシックギターの弦は多くはナイロン製です。高い音の方から第1弦~第3弦は透明な1本のナイロン。低音の第4弦~第6弦は銀色で、一見スチール弦の様に見えます。実際は中身は200本くらい束ねたナイロンで、上から銀メッキの銅線をくるくる巻いた巻線弦(まきせんげん)です。弦を触ってみたり、実際にコードを押さえると実感できるそのやわらかさ、このやわらかな感触が優しい音色に繋がっています。指ではじいた時の振幅も大きく、弦同士の接触を防ぐためクラシックギターのネックは太く設計されています。


豊かな表現力

クラシックギターの弦は微妙な指先の動きの差に忠実反応してくれるので、表現したいニュアンスや強弱も繊細に音にすることができます。フルートなどの木管楽器風のイメージをしたり、ハープのようなアルペジオを表現したり、男声、女声に合わせた伴奏を弾き分けたりするのも楽しみの一つです。クラシックギター独自の弦の張力をにより硬い音から柔らかい音まで、いろいろな音色の幅が魅力です。

一般的に「ナイロン弦」、「ガット弦」とも呼ばれるクラシックギターの弦ですが、歴史的にはバイオリンなどの弦楽器と同様、天然素材の羊腸(ガット)で弦を作っていたのが始まりです。クラシックギターの歴史は遡れば500年程のストーリーがありますが、ナイロン弦は1950年頃、経済的で長持ちする弦として開発されました。今ではナイロン弦が一般的となっています。クラシックギターの音色と響きの豊かさはこのナイロン弦によるところが大きいと言われています。しかし素材は「ナイロン」なので、「違いなんてあるの?」と思われがちですが、実は個性たっぷり、それぞれに違いがあります。

弦の寿命について

クラシックギターの弦の寿命と
交換のタイミング

クラシックギターに使われる材質はエレキギターやフォークギターなどの金属製の弦に比べ柔軟性があり、切れにくいので寿命が長いと思われがちです。切れないが故、同じ弦をずっと張りっぱなしにしてしまうお客様が多いですが、弦は見た目以上に時間とともに劣化しており、音や感触が悪くなっています。演奏する方の要望によりますが、一般的には弦が伸びきって、チューニングがほとんど緩まなくなったと感じる時は寿命といえるかもしれません。感触や音で違和感を感じている方や、4弦~6弦の巻き弦の巻き線が錆びていたら交換をおすすめしています。ギターを弾く頻度や使用環境などにより、1か月~3か月程度が目安かもしれません。低音弦4弦~6弦は、巻き線なのでサビが出やすく、寿命が短い傾向があるので、巻き弦の4弦~6弦とプレーン弦の1弦~3弦とは別のサイクルで張り替えている方も多くいらっしゃいます。

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クラシックギター弦の選び方

その1~弦の張力で選ぶ~

スチール弦のアコースティックギターは「ゲージ」(太さ)を選ぶことで張り感に違いがでます。クラシックギター弦では「張りの強さ」を選びます。およそ3段階、ライト・テンション、ノーマル・テンション、ハードテンションとなります。3種類以上にこまかく分けているメーカーもあります。

ライト・テンション
(ロー・テンション)

張力が弱めの弦。左手で弦を押さえやすく、右手の弾弦も軽い印象となります。音はより柔らかめで落ち着いた響きのものが多く、強く弾きすぎるとビビりやノイズが混じったり、押さえ方が雑だと音程が悪くなる傾向です。

ノーマル・テンション
(ミディアム・テンション)

各メーカーに設定がありますがまずノーマルをお薦めすることが多いです。一度ノーマルテンションをギターに張ってみて、使ってみてメーカーやブランドの印象を掴んでから他のテンションを試す方が多いです。

ハード・テンション
(ハイ・テンション)

張力が強めの弦。音にも張りが出て、しっかりした芯のあるタッチ感で、輝きのある音色となります。右手の弾弦は固い印象となり、音はより煌びやかで輝きがあるものが多く、左手の弦の押さえ方にも一定の力が必要です。

その2~弦の材質で選ぶ~

「ナイロン」と一口に言っていますが実は微妙に違うものがあります。ナイロンという材質の特性上、太さが上がると音の輪郭がはっきりしなくなる傾向にあります。一番太いナイロン弦である3弦は影響を受けやすく、輪郭を他の弦と揃えるようために開発されたのがカーボン弦です。フロロカーボン製の弦は細身で音色もクリアーですが、テンションが少し高めです。また、非常に稀ですが、今でもガット弦を作っているメーカーや、「ナイルガット」なるガットを模倣した素材を使用している弦もあるようです。

ナイロン弦

一般的にナイロン弦が標準的な素材ですが、材質の性質上、太くなると音色がぼやける傾向にあります。これを回避するために開発されたのがカーボン弦です。

フロロカーボン弦

「フロロカーボン」製の弦は細めで音色もクリアーですが、比重が大きいので弦を細くすることができるため、テンションが少し高めの印象です。

ガット弦

ナイロン弦より、より柔らかい音色になります。深みも出せるので音色は抜群でお勧めですが、羊の腸を使っているため非常にデリケートです。また、個体差があり初心者にはチューニングが難しいというのも難点です。この点で、耐久性が高いナイロン弦が主流になりました。

弦の精度について

実はナイロン弦は(断面が)真円になるように作るのが非常に困難だと言われています。製品によっては高音弦の音程が気になる場合があります。弾いていて気になる場合は弦の精度に拘るのも一つです。音程(ピッチ)は音楽的に弾くために重要な要素の一つですので、精度の良い物を選ぶこともおすすめです。



ギター弦

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その3~メーカーで選ぶ~

クラシックギターの各ブランドは「素材」や「精度」の特性や音楽的な個性を競って設計、生産しています。「この銘柄の弦はこう」「あのメーカーのはこんなイメージ」というお客様からのイメージをお伺いすることもしばしば。ここでは担当者が思うブランドイメージを少しわかりやすくご紹介致します。

AUGUSTINE・HANNABACH・SAVAREZの見た目を比較

定番3種比較

定番のオーガスチン・ハナバッハ・サバレスの3種を比較してみました。同じナイロン弦でも透明度が全く違います。左から順にご説明していきます。

左:AUGUSTINE(オーガスチン)

世界で最初に実用的なクラシックギター用のナイロン弦を開発したメーカーとして有名です。精度や音程の安定感にこだわるというよりはその個性的な響きを求めるお客様に愛されています。新開発の「リーガル」弦は非常に精度の良い高音弦となっており、メーカー出荷時にセットされていることも多々あります。

真ん中:HANNABACH(ハナバッハ)

全体に落ち着いた響きで、芯の太さもあるドイツの高級弦メーカーです。オーガスチン・サバレスと比較すると弦が柔らかいです。それゆえの落ち着いた音色と思います。3弦が太めですので、初めてハナバッハを使用される方は特徴をつかむのに少し慣れが必要かもしれません。

右:SAVAREZ(サバレス)

サバレスは他メーカーにはない、新しい弦を多数開発しています。

カンティーガ・・・低音弦でのフィンガーノイズが少なく、全体的に柔らかく輪郭がハッキリしています
アリアンス・・・「フロロカーボン」を使用しており長いサスティーンが特徴です。比重が高いため若干細く感じます。高音弦の歯切れが良く、直線的に音が飛びます。
ニュークリスタル・・・クリアーナイロン弦です。アリアンスと比べるとボリューミーに鳴ります。

メーカー 品番 販売価格
(税込)
AUGUSTINE Redセット ¥1,386
HANNABACH 815MT ¥2,233
SAVAREZ 520R ¥2,376
  • ※弦の種類やテンションの違いによって価格が変わります。詳しいお値段はお問合せ下さい。


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D'Adario/ダダリオ

世界基準ともいえるプロアルテ

世界的に有名な老舗弦メーカーのダダリオ。クラシックギターに留まらずさまざまな弦楽器の弦を製造。クラシックギター弦は「プロアルテ」のブランド名で親しまれています。一般的にクラシックギターの高音弦はナイロンが伸びきっていまうまでが寿命ともいえますが、低音弦は意外と持ちません。このプロアルテでは低音弦のロングライフも魅力です。

ダダリオ弦特徴

  • 【高音弦】非常に精密なコンピューターで測定されており、非常に精度の高いナイロン弦が特徴です。
  • 【音色】柔らかめでウッディなトーン。特別際立った長所はないものの、非常に使いやすい弦です。
  • 【全世界的に愛される弦】様々な場面で標準とされていることが多く、まずは一度試されるのがおすすめ!
  • 【低音弦】ロングライフを実現したコーティング仕様

ロング・ライフのコーティング弦。

型名 販売価格
(税込)
コメント
EJ43 ¥1,628 ライト・テンション。ノーマルでも指がツライという方におすすめ。
EJ45 ¥1,628 世界中でもっとも標準的に捉えられているクラシックギター弦。
EJ46 ¥1,682 ハード・テンション「音にもっと張りが欲しい」という方はこちらがおすすめ。
EXP45 ¥1,892 (2019.8生産完了)
EJ45の低音弦をコーティングしたロングライフ弦。
EXP46 ¥1,892 EJ46の低音弦をコーティングしたロングライフ弦。
弾く方はヘタりも早いので、弦の寿命が良いこちらを選ばれています。


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AUGUSTINE/オーガスチン

オーガスチンこだわりの音色

「現代クラシック・ギター奏法の父」アンドレス・セゴビアとの共同開発により、それまで主流だったガット弦に代わる素材として、世界で最初に実用的なクラシックギター用のナイロン弦を開発したメーカーがオーガスチンです。弦の精度や均一性よりも、音色感にこだわったブランドで、その音色は人工素材とは思えないロマンティックで、甘いトーンを奏でます。現在でもファンは多く、「セゴビア・トーン」を求めて使用される方の多いです。新たに開発された「リーガル」シリーズは非常に精度の良い高音弦の設計により一定の品質感とその独特な音色を併せ持つ魅力ある弦としてと評価が高いです。

オーガスチンのハイ・クオリティ高音弦シリーズ!

~伝説のセット?!セゴビアが愛したオーガスチンのカスタム弦!!~

かのセゴビアは「インペリアル/ゴールド」というセットを愛用していたと言われ、高音弦には「インペリアル」、低音にはブルーという組み合わせを好んでいたそうです。張りの強いセットですが、音色・音量・精度が非常に高いレベルで仕上がっています。バラ弦での購入になりますが、お試し頂く価値のある弦かもしれません。

型名 販売価格
(税込)
コメント
Black ¥1,233 ライト・テンション
Red ¥1,386 ノーマル・テンション
Blue ¥1,540 ハード・テンション
リーガル/Red ¥1,540 高精度の高音弦「リーガル」とレッドの低音弦がミックスされたセット。
インペリアル/Blue ¥1,802 インペリアル1~3弦とBlueのセットで伝説のセゴビア・セット。

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SAVAREZ

バリエーションも豊富なサバレス。オススメです!

サバレスはフランスのメーカーで、斬新なアイディアから優れた弦を開発しています。フロロカーボンを使用した「アリアンス」という高音弦は非常に歯切れが良く、安定したピッチが特徴です。その他にも、精度こだわり、透明感にあふれる高音弦が特徴的な「ニュークリスタル」、力強く輝きのある低音弦の「コラム」、しなやかで歌心を思わせる低音弦が魅力の「カンティーガ」など、個性を持った実用的な弦が多く、組み合わせも豊富です。

型名 販売価格
(税込)
コメント
510CR ¥2,255 ニュークリスタルとカンティーガのセット。
3弦にナイロンを用い太くて丸めのキャラクターです。
510MR ¥2,495 上記セットの3弦をアリアンスにしたもの
3弦のサウンドがクリアーな印象
500AR ¥2,706 ノーマル・テンションですが、張り感は若干強めです。
歯切れの良いカーボン弦「アリアンス」とレスポンの良い低音弦「コラム」の組み合わせ。
500AJ ¥2,706 ハイ・テンション・モデル。
アリアンス+コラムのセット。
この上ない力強さがあります。
弾くのにも力が要りますが、こもった感じのするギターをお使いの方にオススメです。
520R ¥2,376 歯切れの良い音のミディアムテンション。
サバレス弦の代表品番です。
高音弦は研磨弦で正確なピッチも定評があります。表面がざらついた仕上げとなっています。

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HANNABACH

ドイツの老舗高級ギター弦メーカー

ドイツの高級弦メーカー「ハナバッハ」は、テンションのバリエーションが非常に豊富で、素材や製法などにもこだわりぬいた弦を多く製作しています。低音弦は高純度銀メッキ銅巻線採用で傷や腐食に強い特殊コーティング。音色的には、ダダリオを少し明るくしたイメージです。ドイツなので「重厚感がありそう」と思われがちですが、軽めで鳴らしやすい弦です。ハードテンションでは、かなりしっかりとした張りで音の輪郭の明瞭さや重厚感があります。「エクスクルーシブ」という新しく高級な弦(特に3弦は音の抜けを改良した「チタニール弦」を使用)も発売されています。

型名 販売価格
(税込)
コメント
815SLT ¥2,233 スーパー・ライト・テンション。
815LT ¥2,233 ロー・テンション。
シルバースペシャルグリーン。
815MT ¥2,233 ノーマル・テンション。
815HT ¥2,233 ハード・テンション。
EXCLUSIVE MT BLACK ¥3,982 新発売の高級弦。

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YAMAHA

ヤマハの定番クラシックギター弦と1ランク上のグランドコンサート弦もお取り扱いございます。

ブランド 商品型名 販売価格
(税込)
コメント
YAMAHA NS110 ¥932 0.72mm/0.83mm/1.03mm/0.78mm/0.92mm/1.13mm
YAMAHA S10 ¥1,540 0.72mm/0.83mm/1.03mm/0.742mm/0.912mm/1.125mm

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Frontere

島村楽器オリジナルブランドのコストパフォーマンスに優れた弦です!

ブランド 商品型名 販売価格
(税込)
コメント
Frontere FCGNT ¥590 (生産完了)
ノーマルテンション028-043

各種バラ弦も取り扱いあります!


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クラシックギター弦のお手入れ

弦の交換は少なくとも半年に1回

何んといっても弦はギターを鳴らす第一の起点となる部分。弦の状態が悪いと音も触った時の感触も悪くなり、いい演奏はできません。いい音を出すためにもなるべく弦をよい状態に保ちたいところです。ギターは弦の新しさで音が変わる楽器のため、ギター本来のいい音で演奏するなら、できれば3ヶ月に1度ぐらい、少なくとも半年に1回ぐらいの頻度で換えると快適です。もちろん毎日演奏する人なら1ヶ月に1度か数週間に1度、プロならステージごとに張り換えています。

こまめに拭けば弦は長持ちします!

高価なクラシックギターの弦。せっかく張り換えたら弦を長持ちさせたいものです。コツはこまめに弦を拭くこと。指の汗や脂というのは意外に多量に出るもので、それを放置しているので弦がすぐに錆びてしまいます。弾き終わったなら、時間をおかず、すぐに拭くのがおすすめ。 また、弦を拭くための専用のクリーナーも当店にございます。さっと弦を拭くだけですぐに脂分を拭き取ることができて便利です。


長く弾かないときは弦を緩めておく

何年も弾かなかっり、ケースにしまわれたままになっているような古いギターが陥るトラブルが、長期間弦を張りっぱなしにしたために、ブリッジの後ろ側がふくらんでいたり、ブリッジそのものが浮いてしまったりすることです。。表板が少しふくらんだ程度ならばなんとか調整して弾けるようにできる可能性もありますが、ブリッジが浮いている場合は本格的な修理をしないと弦を張ることもできません。こうしたトラブルを防ぐには、長期間弾かないことがはっきりしている場合は弦を少し緩めておくのが対策です。2~3週間以上弾かない、そんな時は糸巻きを1~2回転程緩めておくと安心です。

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