《後編》【DTM・ミックス・マスタリング】スピーカー&ヘッドフォンの音響補正SoundID Referenceが、最強のDTM環境を提案してくれるお話【Sonarworks(ソナーワークス)】

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2022年09月19日

※こちらは後編になります。前編が御座いますので是非そちらも併せてご覧下さい! 前編にてスピーカーの矯正を行いました。後編はヘッドフォンの矯正になります。 ヘッドフォンに関しては、元々プリセットが用意されています。定番メーカーはほぼ網羅していると思います。自分の持っているヘッドフォンを検索して選択すれ […]

※こちらは後編になります。前編が御座いますので是非そちらも併せてご覧下さい!

前編にてスピーカーの矯正を行いました。後編はヘッドフォンの矯正になります。

ヘッドフォンに関しては、元々プリセットが用意されています。定番メーカーはほぼ網羅していると思います。自分の持っているヘッドフォンを検索して選択すればOK。

今回使用したヘッドフォンはSHURE SRH840、YAMAHA HPH-MT8、SONY MDR-CD900ST、Mackie MC-250で試してみました。

この4つのモニターヘッドフォンをヘッドフォン矯正ONで試してみた総評は、いずれも高音域が綺麗に整列されていて、低音~中音にかけては各々のヘッドフォンの特性が残りつつもすっきりとした感じでした。ミックス時の各パートがはっきりと視えて音量調整がやりやすい!そんな印象です。

Antelope Audioだけではなく、別のDACならどう聞こえるのかな?ということで長年お世話になっているAPOGEE(アポジー)Grooveでも試してみました。

非常に分離感の良いコンバーター、こちらもおススメです。こちらでも試してみたところ、APOGEE特有の音の出始めから終わりまで輪郭がはっきりしている質感+SoundID Referenceの矯正もあり、ヘッドフォンモニターとしてかなり高レベルな環境を構築出来ました!DACによる音の変化も残しながらしっかりとリファレンスが行われている印象でした。

Waves(ウェイブス)やiZotope(アイゾトープ)製品などのプラグインエフェクトの掛かり方がはっきり分かる

昨今のミックス&マスタリングにて、使ったこと無い方がいないくらいの定番製品WavesiZotope。前者は昔から今に至るまでスタジオ定番プラグイン、後者はAI処理により理想形をレコメンドしてくれるといった革命的なプラグインですが、正直なんか音が良くなるので何となく使ってる方、いるんじゃないかと思います。

何となく使って良くなるので、それでいーじゃんってなりますが、もちろんそれもOKです!それだけWavesiZotopeのパワーは凄まじいのです。が、更に自分好みに音の変化を追求出来たらもっと楽しくなるのでは・・・?ということで音の変化を理解する方法として、一つ目にPAZ AnalyzerInsight 2といった視覚的に変化を捉える方法。

もう一つは聞くしかないんです…自分の耳を信じて。最終的には聴覚上の判断になるので、この部分にSoundID Referenceの矯正された音でアプローチするのがめっちゃ効率的です。私的にSoundID Referenceを使用することで、音の大まかな存在感を決めるのに便利なNEVEPultech系EQの音の変化Ozoneのアシスタント機能を使用した際のコンプの質感による音の変化などを、以前よりも自分の理想な形で操れるようになりました。音作りが楽しくなってきますね~

SoundID Referenceで現在の環境を変えるだけではなく、現環境との併用が大切

だ!・・・と思いました。皆様もDTMを始めて、自分なりに良いリスニング環境を考えて作って、良いインターフェース買って・・・など色々試行錯誤されているかと。そしてそこで作り上げた環境も一つの正解だと思います。慣れた環境でのミックス、そして矯正されたSoundID Referenceの環境の平均値が、割と理想的なミックスなのかなとも感じました。何より信頼できる自分だけの再生環境が増える!再生ソース(ハードウェア)を新調せず、位置も変えず使い慣れたスピーカー&ヘッドフォンで!というのが新鮮過ぎましたね・・・素晴らしいです。

製品詳細

SoundID Referencefor Speakers & Headphones with Measurement Microphone

SoundID Referencefor Speakers & Headphones with Measurement Microphone

形状・材質など部屋によるモニター・スピーカーへの影響、そしてヘッドフォンの特性によって再現される音響は変わってしまいます。そこでSoundID Reference は、モニターの精度の問題を解消し、他のスピーカーシステムとの親和性を飛躍的に向上させます。

SoundID Reference は測定用ソフトウェアと、DAW側で起動するキャリブレーション・プラグインで構成。その先進のDSPによって、モニタースピーカーに対するルームの影響を中和し、ヘッドフォンはフラットに。より信頼性の高いリファレンス・サウンドを提供します。

¥42,900税込

現在お取り寄せにて承っております。気になった方は是非お問い合わせ下さい!

島村楽器甲府店☎055-269-5207
担当井出(いで)

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