《前編》【DTM・ミックス・マスタリング】スピーカー&ヘッドフォンの音響補正SoundID Referenceが、最強のDTM環境を提案してくれるお話【Sonarworks(ソナーワークス)】

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2022年09月14日
![島村楽器甲府店のデジタル担当井出です。最近ボカロや歌ってみたをきっかけにDTMやりたい!というお客様に多くご来店頂き、大変嬉しく思います!今回はDTMをある程度やってくるとぶち当たるであろう、ちょっと踏み込んだお話になります。 自分の作品が相手に上手く伝わる様に音のバランスとったり、楽器の棲み分けし […]](https://www.shimamura.co.jp/shop/kofu/wp-content/uploads/sites/49/2022/09/20220914-soundid.png)

島村楽器甲府店のデジタル担当井出です。最近ボカロや歌ってみたをきっかけにDTMやりたい!というお客様に多くご来店頂き、大変嬉しく思います!今回はDTMをある程度やってくるとぶち当たるであろう、ちょっと踏み込んだお話になります。
自分の作品が相手に上手く伝わる様に音のバランスとったり、楽器の棲み分けしたり…いわゆるミックスだったりマスタリングで調整作業をするんですが、これが中々難しい…。完成したミックスが本当に聞きやすいものなのか、客観的判断と多数の再生ソースによる平均値を採るっていう判断が普通に難しいです。経験豊富で巧みなエンジニアさんが最高の環境でやるものを、一個人の自宅でやるのはかなーり難易度高いです。
じゃあどうすればいいのよっていうのが今回のお話です。これがあると、ミックス&マスタリングの第一線で活躍しているプラグインWavesやiZotope製品などもフルパワーで使い倒せます。その理由も後述・・・
・音響補正ソフトウェア Sonarworks(ソナーワークス)SoundID Referenceとは

形状・材質など部屋によるモニター・スピーカーへの影響、そしてヘッドフォンの特性によって再現される音響は変わってしまいます。そこでSoundID Reference は、モニターの精度の問題を解消し、他のスピーカーシステムとの親和性を飛躍的に向上させます。
SoundID Reference は測定用ソフトウェアと、DAW側で起動するキャリブレーション・プラグインで構成。その先進のDSPによって、モニタースピーカーに対するルームの影響を中和し、ヘッドフォンはフラットに。より信頼性の高いリファレンス・サウンドを提供します。部屋の形、置いている家具の位置などでその部屋の音が変わることを皆さんはご存知でしょうか?SoundID Referenceはその部屋を含めた音の状態を計測し、鳴っているサウンドをフラットに補正するソフトになります。
簡単に言うとあなたが使用している部屋、インターフェース、スピーカー、ヘッドフォン考慮して一番フラットな設定にしときます~というソフトです。
よくモニタースピーカー&ヘッドフォンは音が低音から高音までフラットにバランス良く出てくる物を選びましょう!と言われてるのはまったくの正解なんですが、お店で試聴して聞いてきた音、商品レビューや動画サイトなどで多数の方のコメントを見て良さげと思って買ったものが自身の環境においてフラットかどうか。結構疑問ではないでしょうか。DTMer一人一人違ったモニター環境がある中でSoundID Referenceは、自身に合ったフラットな環境を矯正してくれるアイテムです。
・実際に使用してみました!
とういうことで、私の自宅環境でどれほどの効果があるのか試してみました!
実はSoundIDいくつかパッケージが御座いまして、

測定マイクが入っていたり、ヘッドフォンのリファレンスプラグインのみだったり様々なパッケージ展開が御座います。
今回は測定マイク有のスピーカー矯正お願いしますといったフルパッケージ「SoundID Reference for Speakers & Headphones with Measurement Microphone」を使用させて頂きました。
まずスピーカー矯正ですが、今回使用したスピーカーはIK Multimedia(アイケーマルチメディア)のiLoud Micro Monitor

オーディオインターフェースはAntelope Audio(アンテロープオーディオ)のDiscrete 4 Synergy Coreで試してみました。

専用の測定マイクがありまして、画面の指示に従いマイクをスピーカーに向けてリスニングポイントを測定します。何か所か測定した結果がこちら↓

EQカーブとしてはこの様な結果!聴感は全体的に大人しく整列された感じです。iLoud MM、かなりパワフルな印象がありましたので、中~高音域成分がすっきりまとまって聞こえるようになりました。また100~120hz付近の感触が少し控え目に聞こえました。まったく別系統のスピーカーを新調した気分です。一つの再生ソースが増えて、それを瞬時に切り替えられる!そういったツールとして使っても良きかもです。
もちろんヘッドフォンもリファレンスしてくれるわけでして・・・オーディオインターフェースのDACによってそれぞれ音も違うので、それについては次回後編でお話致します~。
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