知っておきたいエレキギター弦の選び方

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2021年06月10日

ギターを始めて必ず当たる壁、「弦交換」!! 弦の交換の仕方がわからない。それ以前に弦の種類が多すぎてどれを買えばいいのか分からないよ!!って方、多いと思います。 しかし、ギターは弦が無いと始まりません!!弦によって音も変わります!! そこで今回は初めての弦交換をする方、弦選びに迷っている方、そんな方 […]

ギターを始めて必ず当たる壁、「弦交換」!!

弦の交換の仕方がわからない。それ以前に弦の種類が多すぎてどれを買えばいいのか分からないよ!!って方、多いと思います。

しかし、ギターは弦が無いと始まりません!!弦によって音も変わります!!

そこで今回は初めての弦交換をする方、弦選びに迷っている方、そんな方に弦の選び方お教えします!!

≪目次≫

ゲージを選ぶ

メーカーを選ぶ

プレーン弦とコーティング弦

雑学

弦交換


ゲージを選ぶ

弦にはゲージ(太さ)があり様々なゲージで構成されています。基本的にゲージは全てインチ表記です。
それでは主なゲージの種類を確認してみましょう。

ライトゲージ(.010-.046)

イチゼロヨンロクとよく言われる一番標準なゲージの弦になります。
弾きやすさ、音色ともにバランスの取れた太さなのでどのギターにも合うので、初心者の方は迷ったらこのゲージから試してることをお勧めします。
慣れてきたらほかのゲージも試してみて自分に合った弦を探してみましょう!!

スーパーライトゲージ(.009-.042)

ゼロキュウヨンニとよく言われるゲージでライトゲージと同じくらい使用されているゲージになります。
音色は鋭く、高音が出やすい感じがします。
弦が細いので押さえやすく初心者の方や、女性の方など弦を押さえるのに力が入って疲れてしまう方などにもオススメです!また、チョーキングもしやすいためテクニカルなプレイにも向いてます。

ヘビーゲージ(.012-.052)

こちらは太めの弦で、低音が強く重たい音が出しやすいです。
メタルやラウドロックなどドロップチューニングなどをする場合はテンションが低い細目の弦を張ってしまうと弦がゆるゆるになってしまい弾きにくくなるのでそういったときにヘビーゲージのような太い弦を張ってみることをおすすめします。

他にもさらに細いゲージや太いゲージ、二種類のゲージのいいとこどりをしたカスタムゲージなどもありますので興味のある方はぜひ試してみてください!

メーカーを選ぶ

最近はたくさんのメーカーがいろんな弦を販売しているのでどこのメーカーを買えばいいのかわからないことが多々あると思います。
ここでは定番メーカー5選を紹介いたします。

D'Addario

世界中のギタープレイヤーがプロアマ問わず使用している業界トップのシェアを率を誇るD'Addario!!
エレキギターの弦だけでなくアコースティックギターやバイオリンの弦など様々な弦を作っているメーカーです。チューニングの安定性と張りたてでも落ち着いたバランスの取れたサウンドが特徴です。プレーン弦の中では比較的錆びにくいのもいいところです!

ERNIE BALL

こちらもD'Addarioと同じく世界中のギタリストに愛用されているERNIE BALL!!
ERNIE BALLのREGULAR SLINKYはエレキギター弦の世界標準と言っても過言ではありません!!ERNIE BALLの弦はテンションがあまり強くなく張りたてのブライトなサウンドが特徴です。

Elixir

こちらはコーティング弦の代表格Elixir!!特許取得のコーティング技術により長続きする高い音質と長寿命を実現!!コーティング弦はその名の通りコーティングしているため質感に違和感を覚える方も多い反面そこに慣れてしまうとフィンガリングがしやすいという声も多いです。
担当者もElixirが流行りだした頃に試して違和感が拭えないで一度張るのをやめた一人ですが、コーティングを薄めた自然な弾き心地を実現したOPTIWEBの登場によりこちらを愛用しております。

SIT Strings

多くのプロアーティストが使用しているSIT Strings!!
独自の技術『Stay In Tune加工』を施すことによりチューニングの安定性を確立!D'AddarioやERNIE BALLと比べても弦のテンションが低く弾きやすいです!音は癖のないシンプルなサウンドが特徴です!どんなギターにも合いやすい弦となっているので是非一度試してみてください!

ghs Strings

ghsはD'AddarioやERNIE BALLと並んで人気のある弦です。プロアーティストでも使用している方がいます。独自開発のDynamiteAlloy「ダイナマイトアロイ」合金製で、ERNIE BALLに似て高音がよく出るブライトなサウンドとロングサスティーンが特徴です。高音域が出にくいギターに張ると丁度いいかもしれません。
ロックはもちろんポップスやヘビィメタル、ブルースと様々なジャンルで使用できる万能な弦となっています!

ノンコーティング弦とコーティング弦

世の中にはニッケル弦やステンレス弦といったノンコーティング弦と弦を特殊なコーティングを施すことで長続きする高い音質と長寿命を実現したコーティング弦の二種類がおもな弦の種類になっています。

ノンコーティング弦は弦がむき出しの状態なので手汗や湿気などでさび付いたり張りの無い音になったりと寿命が比較的短いものになります。そのためギター弦は二週間から一カ月を目安に弦交換を推奨しています。しかし、ノンコーティング弦には昔ながらのギターらしいブライトな音がするのとコーティング弦と比べると安価なものが多いのでノンコーティング弦を好んで使っている方は多いです。

一方コーティング弦は弦を特殊な素材で覆うことにより手汗などが弦本体に付着するのを防ぎ錆に強い弦を実現しました。

コーティングすることにより独特な丸みを帯びた温かい音がし、その音が長続きするのが特徴です。
コーティング弦の代表格であるElixirは唯一巻き線を巻いた弦の上からすっぽり覆うコーティングのやり方で特許も取得しています。巻弦をすっぽり覆うことで巻き線の隙間に汚れなどが入らないのでコーティング弦の中でも随一の錆びにくさをほこります。

雑学

雑学というほどでもありませんが知っておくと役に立つかも?情報を少し!

ギターの4~6弦は芯線というワイヤーに巻線をまいて作られた弦を張っています。この巻き方によっても音が少し変わりますので確認してみましょう。

ラウンドワウンド

多くの弦はこのラウンドワウンドが使用されています。巻線の断面が丸くてざらざらとした感触がします。
音の特徴は、明るく切れのある音がし、サスティーンに優れています。ギター購入時に張られている弦もほとんどこのタイプなので、初心者の方はギターに慣れるまではこのタイプを使うことをお勧めします。

フラットワウンド

巻線が丸くなっておらずつるつるとした感触がします。ラウンドワウンドからこちらに変える時は初めはすごく違和感がありますが、慣れると使いやすいです。
音の特徴は、サスティーンが少なく、ジャズなどが好きな方が好む甘い音がします。
ギターに慣れてきたら試してみるといいですね!ジャズに挑戦したい方にも是非!!

ハーフワウンド

このタイプはハーフと言っているだけあって上の二種類の中間のような存在です。ラウンドワウンドの音に甘めの音が加わりキラッとした音がします。また、丸くてすこしつるつるした感触になるため弾きやすさも兼ね備えているので上の二種類で満足いくものに出会えない方は是非挑戦してみてください!!

世に出ている弦はほとんどラウンドワウンド弦だと思います。ラウンドワウンド弦以外を張ったことがない人も多いのではないでしょうか。もし気になる方は是非一度張ってみてください!新しい発見があるかもしれません!

弦交換

弦を選んだら弦交換をしましょう!エレキギター弦は二週間から一カ月を目安に変えて頂くのをお勧めしています。もしご自身で弦交換をできない方は島村楽器でも弦交換を承っておりますので是非楽器を持って当店へお越しください!弦を選ぶところからお手伝いさせていて頂きます!

弦交換について詳しく知りたい方はこちら

最後に

弦の選び方についていろいろと書かせていただきましたが結局のところ一度張ってみないとその弦が自分に合っているか分かりません!!
ここで書かせていただいたことは参考にして頂く程度にとどめて頂くのが一番だと思います。この記事を参考にいろんな弦を試して頂いてご自身に合った弦を是非見つけてください!!お店に来ていただければ一緒に弦選びもできますのでお店にもよければお越しください!!
最後まで読んでいただきありがとうございます!!

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