【気持ちを込めて演奏しなくても良い?】「カジラジオ」vol.44~ピアノインストラクター・梶通信~

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2023年07月14日

皆様こんにちは。錦糸町マルイクラシック店 ピアノインストラクターの梶です。最近気に入っているトーストの食べ方は、野沢菜+とろけるチーズです。 最近は酷暑と言われるほど暑いですね。私は腕時計でその時の気温をよくチェックしているのですが、実際の気温は35℃前後でも、湿度のせいで「体感気温45℃」など表示 […]

皆様こんにちは。
錦糸町マルイクラシック店 ピアノインストラクターの梶です。
最近気に入っているトーストの食べ方は、野沢菜+とろけるチーズです。

最近は酷暑と言われるほど暑いですね。
私は腕時計でその時の気温をよくチェックしているのですが、実際の気温は35℃前後でも、
湿度のせいで「体感気温45℃」など表示がされていて旋律してしまいます。
間違えました。戦慄してしまいます。



私たちは自分で感じている以上に、異常な暑さに晒されているのだと思います。
また、楽器にとっても湿度の高すぎる環境はあまりよくありませんね。


お仕事や学校はどうしてもありますが、この夏はあまり外に出すぎず、
お家で楽器演奏や音楽鑑賞を楽しむのが一番ではないかと思います。
またはお家でオンラインレッスンを受けていただくなど、ですね。

演奏に感情を込めるより大事なこと

そんな私からは、最近読んだ本で感銘を受けた言葉を紹介したいと思います。



私が最近読んだのは、馬場マサヨ著『目からウロコのピアノ脱力法』です。

私自身、ピアノを弾くときに脱力ができていないことが多いな…と思い購入した本です。
その本には、手や腕の筋肉・骨の仕組みに触れた脱力法が沢山書かれているのですが、
私がそれ以外に特に感銘を受けたのが「気持ちを込めて表現するのではなく気持ちを外に出すように」演奏する、という文言です。

私はいつも、演奏する際に「気持ちを込めなきゃ!」と思ってたので、まさしく目からウロコが落ちた思いでした。

確かに「気持ちを込める」という言葉には、頭から気持ちをググッと絞り出すような
力強いイメージがあるなとも感じました。

例えば、本番でとても悲しくて暗い曲を演奏するとして、
たまたまその時自分がハッピーだった時に、演奏するときだけ悲しい気持ちになれるものでしょうか?

「過去にあった悲しいことを思い出さなきゃ!受験に落ちた!好きな人に好きな人がいた!
オムレツを作ったら途中で崩壊してボロボロになった。
イカを初めて捌いて焼いたらなぜか大きさが10分の1くらいになった。他には、他には、ああああ」という風に
ならないでしょうか。私はなりました。

そんな余裕の無い状況で演奏するとなると、余計に力が入りそうですよね?

そうするよりも、その悲しい曲の流れに身を任せて、自然と気持ちが引き出されるように演奏した方がずっと良いですね。
それに、ハッピーな気持ちで悲しい曲を演奏したとして、その曲がどんな風に聴こえるのかも気になりませんか?

そういった、演奏者自身のコンディションに左右され、
同じ演奏が二度と表れないというところも音楽の醍醐味だとは思いませんか。


私は、音楽の良いところは、音に自分の気持ちを自然と乗せられるところだとも思います。
これからは、練習しなきゃ!と意気込みすぎず、
自分の今の気持ちを自然と乗せるつもりでピアノを弾いていきたいなと感じました。




今回の更新はここまでです。
それではまた次回をお楽しみに!

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