ヴァイオリン弦の選び方~インストラクターがご紹介!~

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公開:2026年06月14日

更新:2026年06月14日

ヴァイオリンの弦とは

ヴァイオリンには4本の弦が張られています。
細い方から順にE線(ミ)、A線(ラ)、D線(レ)、G線(ソ)と呼ばれます。

弦の素材をご紹介♪

弦は中心にある「芯線」の素材によって、次の3種類に分かれます。
ナイロン弦
現代の主流です。本物の羊の腸に似た柔らかい音が出ます。湿気に強く、チューニングもズレにくいため、初心者からプロまで広く使われています。

スチール弦
金属の線で作られています。音がハキハキと明るく、とても長持ちします。値段も安いため、初心者の練習用や分数バイオリン(子供用)によく使われます。

ガット弦
羊の腸で作られた伝統的な弦です。とても豊かで美しい音が出ますが、湿気や温度でチューニングがすぐに狂うため、扱うのが一番難しい弦です。

知っておきたい「弦のこと」

・弦は消耗品。定期的な交換が必要
 弦は使っているうちに伸びたりサビたりします。切れていなくても、3ヶ月から半年での交換が目安です。

・同じメーカーでそろえることが多い
 4本の弦は太さやバランスが計算されているため、基本的には同じ種類の「4本セット」で揃えて使います。

自分に合った弦とは?

様々なメーカーがたくさんの種類の弦を発売しています。
中でも人気のあるものをご紹介させていただきますね。

トマスティーク社 ドミナント
クセが少なく、張った後の安定も早いです。
初心者からプロまで幅広く使用する弦で、まさに王道です。

ピラストロ社 エヴァ・ピラッツィ
非常に力強く、きらびやかで遠鳴りします。きらきらとした音色がお好きな方はぜひ!
私も舞台で演奏する際にはよく使用しています。

ピラストロ社 オブリガード
空気ごと包み込むような、ふくよかで豊かな暖色系の響きが魅力です。
ガット弦(羊の腸)に限りなく近い音が出ますが、ナイロン弦なのでチューニングがすぐに安定します。
愛用している弦の一つです♪

・ピラストロ社 オリーブ
天然の羊の腸(ガット)を職人が手作業で仕上げています。
非常に発音が速く、力強い輝きのある音が出ます。
張った後に安定しにくいこと、お値段が他の弦と比べて少し張ることがネックですが、一度オリーブの音を体験するとその美しさに世界が変わります✨
どこか1本だけオリーブを張り、美しい音色を楽しんだりしています。

弦の選び方 コツ

・芯に使われている素材の特徴を知ること
ナイロン弦→柔らかく豊かな音でチューニングの安定が早い。初心者から上級者まで全員におすすめ。
スチール弦→明るくはっきりした音でチューニングの安定が早い。初心者、予算を抑えたい方におすすめ。
ガット弦 →温かく深い音ですがチューニングの安定はしにくい。上級者、ソロで弾く方におすすめ。


お好きな音・質感でお選びいただくと良いと思います♪

買うときの注意ポイント

セットか単品か: 最初は4本の弦がセットになった「フルセット」を買うのがお得で音のバランスも良くなります。

E線の端の形に注意: 一番細いE線だけは、楽器に取り付ける部分が「ボール型」か「ループ(輪っか)型」に分かれています。自分の楽器        の金具(アジャスター)の形に合うものを選んでください。

インストラクター紹介

関 奈々葉(せき ななは) 担当曜日:月・火・金・土・日

プロフィール

埼玉県出身。大宮光陵高校音楽科を経て東京音楽大学器楽専攻ヴァイオリン科を卒業。
これまでにヴァイオリンを山口裕之、豊嶋泰嗣の各氏に師事。
第37回全日本ジュニアクラシック音楽コンクール奨励賞。第17回日本管弦打楽器ソロコンテスト銀賞。
高校在学時、学内選抜ソロ・アンサンブルコンサート出演。
音楽大学オーケストラ・フェスティバル出演。
中学・高等学校第一種教員免許状(音楽)取得。大学在学時、母校の管弦楽部にてヴァイオリンインストラクターを務める。

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