ついに発表！FANTOMという名のモンスター

Rolandから新製品「FANTOM」シリーズが発表され、当店ではFANTOM-6の展示を開始しました！

ひとまず概要と感想ですが、当店にはRolandのスタッフも出向していますので、彼の話も踏まえご紹介していきたいと思います。

ラインナップは3つのモデルを用意

今回のFANTOMシリーズは61鍵盤、76鍵盤、88鍵盤の3つです。この辺りは最近のシンセシリーズと揃えているようですが、61～76鍵盤はなんと新規開発の鍵盤を使用！

シンセタッチながらもアフタータッチに対応とライブパフォーマーとしても嬉しい仕様となっています。タッチ感も良く、弾き心地は良かったです！

88鍵盤はRoland最高峰の鍵盤（PHA-50）ですので、木製とのハイブリッド鍵盤ですね。こちらは文句なしに最高でした。RD-2000やFP-90と同じ鍵盤ですので、タッチ感だけ確かめたい場合はこちらも参考にしてください。

コンセプトは「難しいモードの排除」

実は今回の新製品、初めからこのコンセプト（less learning）が非常に重要だったとの事です。近年、多機能型のワークステーションや、複雑すぎる構造のモンスターシンセが多数リリースされている中、Rolandとしてはその流れを断ち切るがごとく「難しい」「分からない」という部分を限りなくクリアにできるキーボードにすることが目的でもありました。何回も階層を深く潜り、シンセエディットを繰り返す・・・というか編集ボタンってどこ？という感覚を与えないようにされています。※もちろん限界はありますのであくまで個人の意見です。

ですので、シンプルに使いたいひとはよりシンプルに、よりクリエイティブな作業をしたい人は簡潔にその作業を行う事はできそうです。

新音源「ZEN-Core」が登場！V-Pianoも積んでいます！！

新音源がついに登場です。その名も「ZEN-Core」

これはRolandの音源技術「VA」（※ヴァーチャルアナログ）を基盤として、さらにそこに最新技術をつぎ込んだ音源との事。言葉ではわかりませんね（笑）。Rolandからの情報によると、「音自体の解像度とアナログのような応答速度は過去最高です」と断言されていました。ちょっとマニアックな部分の話をすると、1つの音色「TONE」の中には4つのPartial（最小単位です）が存在しています。

そのPartialの組み合わせはVAだろうがPCMだろうが自由自在！しかも、各Partialに独立したEQ/LFOが付いています。ここまでの話でも、如何に緻密な音作りができるかがちょっと見えてきました。

そして驚くのはV-Piano音源がまるっと移植されています！これは本当に豪華な事で、今回の新音源や新機能に加えV-Piano音源まで入っているとなると、この価格である事にも納得してしまいます。

Mainstageとの強力な連携は過去イチ！！！

ライブパフォーマンスでAppleのMainestageを使用している方は、海外を中心にどんどん増えてきています。もちろん国内でも多いのですが、今回のFANTOMは本体の画面でMainestageを容易に操作することができます。つまり、ライブ中にMacを触る必要が無い訳ですね。

FANTOMの画面にMainestageが映し出されて、そのまま操作できるのは非常に便利です！残念ながら今はその写真が撮れなかったので、詳しくはメーカーホームページをご覧ください！

当店はRoland スタッフ訪問店！

ご存知の方も多いかと思いますが、当店はRoland の人間が出向している店舗です。月に数日ですが、メーカーの人間から直接話を聞けるチャンスもありますので、メーカー出向日はぜひ店舗までお問い合わせください！吉祥寺店ではFANTOM-6を常時展示していますので、いつでも試奏できます。

商品名	価格	鍵盤数	重量
FANTOM-6	￥335,000+税	61鍵	15.3㎏
FANTOM-7	￥365,000+税	76鍵	17.7㎏
FANTOM-8	￥395,000+税	88鍵	27.7㎏