防音室を選ぶ前に、知っておきたい防音室のこと 前編

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2022年10月04日

こんにちは。島村楽器川崎ルフロン店防音担当の保科です。このページでは、防音室をお探しの方向けに役立つ情報を2回に分けてお届けします!「お家で思う存分楽器を演奏したい」「ゲーム配信や録音環境を整えたい」「テレワーク用に静かな環境が欲しい」…などなど、防音室をお探しの方のお役に立てれば嬉しいです。防音室 […]

こんにちは。島村楽器川崎ルフロン店防音担当の保科です。
このページでは、防音室をお探しの方向けに役立つ情報を2回に分けてお届けします!
「お家で思う存分楽器を演奏したい」「ゲーム配信や録音環境を整えたい」「テレワーク用に静かな環境が欲しい」…などなど、防音室をお探しの方のお役に立てれば嬉しいです。
防音室をご検討される際、
・メーカーによる違いは?
・遮音性能はどれを選んだらいい?
・新品と中古の違いは?
等といったご質問をいただきます。
こういった内容も含めて、防音室を選ぶ前に、皆さまが悩まれることに関して、ご説明させていただきます。

記念すべき第一回は、遮音性能や広さ、各社のメリット・デメリット中心にご紹介します!

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遮音性能の選び方

防音室を選ぶ際に特に重要なポイントは「遮音性能」です!

法律では音量に基づいた騒音規制が行われています。
環境基本法では「騒音」に係る環境上の条件について以下の基準値が定められています。

地域基準値(昼間)基準値(夜間)
住宅地55dB以下45dB以下
市街地60dB以下50dB以下

例えば、ピアノを昼間に演奏する場合、次の条件が考えられます。

条件1 騒音源「ピアノの音量」→90dB
条件2 求められる静かさ「住宅地の昼間の騒音規制値」→55dB
つまり、90dB(騒音源)-55dB(求められる静かさ)=35dB(遮音すべき音量)
この場合遮音するべき音量は35dBとなり、35dB(Dr-35)遮音できる対策が求められます。

ここで、「自分の出している音(騒音源)はどれくらいの大きさなの?」と気になりませんか?
下記の表に記載しておりますのでご参照ください。
※音圧レベルは目安となります。

(ヤマハミュージックジャパン 音の手帳より引用)



ユニット防音室では、Dr-30・Dr-35・Dr-40の3種類ございます。
※Dr-30はカワイのみ取り扱い

川崎ルフロン店には上記全ての遮音性能の防音室をご用意しています。
お客様のご利用環境により、お選びいただく遮音性能は異なりますので、スタッフまでお気軽にご相談くださいませ!

どのくらいの大きさのものを選べば良いの?

大前提として、音の反響は狭ければ狭いほど反響のスピードも速くなります。
反響のスピードが速いと、耳が疲れやすくなります。
防音室内で長く滞在したいということであれば、なるべく大きいサイズのものをおすすめいたします!

ただ、ご予算や設置スペースなどの問題も防音室を選ぶ際に大切な要素ですよね。
大きさ毎にオススメの使用楽器・使用用途をまとめましたので、ご参考になれば幸いです。

大きさおすすめの使用用途設置に必要な
部屋の大きさ
0.8畳
クラリネット・ボーカル4.0畳
1.2畳サックス・フルート・ギター4.0畳
1.5畳トロンボーン・バイオリン・チェロ5.0畳
1.7畳~2.5畳アップライトピアノ6.0畳
3.0畳~3.7畳グランドピアノ(C3サイズまで)8.0畳
3.5畳~4.3畳グランドピアノ(C5サイズまで)8.0畳
5.0畳~シアタールーム・アンサンブルなど5.5畳~

※設置に必要な部屋の大きさについてはあくまで参考サイズです。お部屋の形によって異なりますので詳しくはお問い合わせください。

メーカーの違いによるメリット・デメリット

ユニット防音室では「ヤマハ」「カワイ」2つのメーカーがあり、それぞれ特徴(メリット・デメリット)がございます。

ヤマハ

メリット
・セフィーネNSという商品名の通り(NS=ナチュラルサウンド)コンサートホールで演奏しているような自然な響きを表現できる
・扉が軽いため、お子様でも簡単に開け閉めが可能

デメリット
・0.8畳~4.3畳のみ取り扱いのため、カワイと比べるとラインナップが少ない

カワイ

メリット
・ヤマハよりデッドな響き(音を吸収するような響き)のため、細かい粒をそろえる練習などに向いている
・0.8畳~10.0畳まで豊富なラインナップ
・11cm刻みでお部屋に合わせたサイズに変更可能
・窓サッシや引き戸を追加することも可能

デメリット
・売却する際、関東のみ引取りが可能(島村楽器の場合)

新品と中古では、どちらが良いの?

まず大前提として、絶対にこちらの方が良いという選択は有りません。
それは、ご使用者様が音楽と関わっている状況や、お客様自身の価値観等によって様々であるからです。
その中で、より正解に近い選択をする為に我々販売員が居りますので、是非当店へご相談頂く際は、「これは関係無いかも・・・」といった事まで、何でもお話し頂ければと思います。
それぞれのメリットをまとめますので、参考にして頂ければ幸いです。

新品

メリット
・新品の為綺麗
・ドアの吊元や開き方などお部屋に合わせて選択が可能
・新品にしかない割引やキャンペーンのご案内ができる場合がある

デメリット
・中古と比較すると価格が高い

中古

メリット
・価格を抑えることが出来る
・中古品でしかないサイズがある
・新品よりも納期が早い

デメリット
・現行品と比較すると遮音性能が劣る場合がある
・傷や汚れが付着している場合がある
・扉の吊元や開き方を変えることが出来ない

エアコンは設置できるの?

より楽しく演奏しやすい環境の為に、エアコンの取り付けも可能です。
ユニットタイプの防音室の場合、1.2畳以上の大きさであれば基本的にはエアコンの取り付けが可能です。
(カワイの場合、0.8畳から取り付け可能)

防音室内は密閉性が高いため、特に夏場は室内かなりの高温となることがあります。また燃焼系の暖房器具が使用できません。
そのため、快適に演奏して頂くにはエアコンがあると便利です。エアコンは家庭用の製品をご利用できます。 
畳数にあった製品をお選び下さい。

防音室設置のための下見の際に、エアコン取り付けの下見も致しますので、事前にお申し付けください。

注意事項としては主に下記になります。
・壁配管(冷媒配管・ドレンホース)には、壁穴用のスリーブを必ずご使用頂き配管穴はパテ等で埋めて、音漏れ(雨水の浸入)を防いで下さい。
・防音室設置後にエアコンを取り付けるには、防音室とお部屋の壁の間に約500㎜程のスペースが必要となります。
・電源が単相100Ⅴ(200Vの場合もあり)、定格冷房能力2.2KWのもので、換気機能やお掃除機能のないものをお選びください。

(ヤマハミュージックジャパン アビテックスWEBより引用)

よくあるご質問

Q.賃貸マンションに設置可能でしょうか?
A.賃貸マンションにも多数設置しておりますが、事前に管理会社様への了承を得てください。

Q.防音室購入の際に、他に費用は掛かりますか?
A.本体価格以外に、組立費・運送費が必要です。その他、オプション費用・ピアノ移動費用・エアコン設置費用・階段手上げ費用などが別途必要となります。

Q.設置までどのような流れになりますか?
A.ご体験&ご相談→現地調査→正式な御見積→ご契約・お支払い→設置(半日~1日)という流れが標準となります。

Q.夜の練習も可能でしょうか?
A.夜は周辺環境も静かになる為、音が聴こえやすくなります。夜22時以降の演奏は控えていただくのをおすすめします。

Q.木造住宅の2階に設置は可能でしょうか?
防音室は重量物の為、基本的には木造住宅の2階には設置不可となります。補強工事により可能となる場合がありますので、工務店にご確認下さい。

お支払い方法

お支払いは以下の方法をご利用頂けます。
-現金
-クレジットカード
-お振込み
-ショッピングクレジット (36回分割まで無金利キャンペーン中!)

お問合せ先

住所〒210-0024
神奈川県川崎市川崎区日進町1-11 川崎ルフロン7F
電話番号044-221-5261(10:00~21:00)
店舗名島村楽器川崎ルフロン店
担当保科

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