![**納得のフルート選びをしよう♪ 皆様こんにちは! 今回はフルート選びについて詳しく解説したいと思います。 *目次 [#1:title=1.フルートって何故こんなに価格が違うの・・? →材質の違いを知ろう!] [#2:title=2.どのくらいの価格帯を選んだらいい?買い換えについて] [#3:ti […]](https://www.shimamura.co.jp/shop/kashiwa-h/wp-content/uploads/sites/82/2018/04/20180626-20180409-img_6261.jpg)
納得のフルート選びをしよう♪
皆様こんにちは!
今回はフルート選びについて詳しく解説したいと思います。
目次
→材質の違いを知ろう!
→フルート音色表つくってみました。
5.お気に入りのメーカーが決まったら最後に決めること
→Eメカ・H管・オフセット・・何が必要?
フルートって何故こんなに価格に幅があるの?
まず知りたいのが、銀のフルートであれば見た目は同じなのに何故こんなに価格に幅があるの・・?
ということだと思います。
皆様の一番の疑問にお答えします♪
材質の違いを知ろう!
ずばり何故価格が違いがあるのかというと『材質の違い』になります。
入門モデルで良く使用されるもの(~10万円台)
・白銅・・銅とニッケルを混ぜた素材。
・洋銀・・銅とニッケル+亜鉛を混ぜた合金素材
どちらもリーズナブルな価格で購入することができるため、入門モデル(~10万円台)までの
フルートに良く使用されています。
楽器も比較的軽く、明るく・軽く出ることからフルートを吹き始めたばかりで
まだあまり息がたくさん出ない・・という方にはお勧めです。
しかしデメリットとして変色しやすい素材でもあります。
また、銀製のフルートのような深く暖かみのある音を出すのには限界があります。
買い換えについては次の3の項目で♪
銀
フルートといえば銀(シルバー)!
一番ポピュラーな素材だと思います。しかしフルートカタログを見るとAg(銀)920やAg925などの数字を見かけませんか・・?
カタログを見てもなんだか数字ばかりで分からない・・。と感じると思います。
なぜこのように表記するのかというと実は銀を加工するのが柔らかく難しいため、
銀以外にも他の素材が混ざっているからです。
よくカタログに載っている表記で言うと
Ag925<Ag950<Ag970
右に行くにつれて銀の純度が高くなります。
私の感想ですが、『銀の量が多いほど同じ少量の息でも音量が鳴り、吹いてからの音の広がりが豊か』だと思います。
ゴールド
一言にゴールドといっても総銀製のフルートにゴールドメッキや、純度で言えばK10・K14・K24
・・などいろいろあります。
一番K24が最高純度になります。
上級者向けの楽器でゴールドのフルートを吹きこなすにはとても練習が必要ですが、本当に一生ものの楽器になります。
音色で言えば銀製よりも明るく・深みのある音+音の輪郭がはっきりします。
どのくらいの価格帯を選んだら良い・・?買い換えは?
みなさんが気になる買い替えについて!!
良く入門モデルを買うと、皆さん買い換えていますよ~!と耳にすると思いますが、なぜだと思いますか・・?
一番の理由は息がたくさん吐けるようになったときに洋銀(白銅)のフルートは銀製のフルートに比べて息を受け止めて音にするのに限界があるからです。
『音量を出したいから息をたくさん出しているのに鳴ってくれない→表現に限界を感じる→買い替え』
オーバーブローのような状態になります。これは頭部管銀製→管体銀製に買い換えるときも同じです。
そのため入門モデルは1~3年で買い換えする方が多いのです。
3、どのメーカーを選んだら良いの・・?フルート音色表つくってみました!
フルートは沢山のメーカーがありますが今回は厳選してお届けします。
※あくまで個人の感想です。
4、とにかく吹いて見よう♪
音が出るという方はまずは試奏してみましょう!
メーカーによって頭部管の穴の大きさが違ったり・・管体の太さが違ったり・・様々な違いがあります。
特に頭部管の穴の大きさはその人の吹きやすさに直結してきます。
あ、これ吹きやすい!ちょっと吹きにくい・・など直感でも感じることができますので音が出せる方は是非試奏してくださいね♪
まだ習いたての方は是非、頭部管だけでも吹いて見ると違いを実感できます。
どのフルートにすればよいか決められない!!迷ったときは・・?
迷いが出たときは、『自分が好きな音色が出るフルート』にしましょう!
そのとき楽に吹けるフルートも大切ですが、長期的に使うことを考え、すこし背伸びしているかもしれないけど、これなら良い音色が作れそう!というフルートを選ぶことがお勧めです。
5、お気に入りのメーカーが決まったら最後に決めること
好きなメーカーが決まったらいくつか決めることがあります。
1、Eメカは必要・・?
Eというのはドレミで言う『ミ』の音になります。フルートの構造上3オクターブの『ミ』の音のが出しにくくなっています。
単音であればそれほど支障はありませんが早いパッセージになると
音がひっくり返ったりするためEメカがあれば出しやすくなります。
【デメリット】
Eメカがあることで3オクターブ目のソ=ラのトリルが難しくなります。
しかし今はほとんどのモデルにEメカがついており(品番にEとあればEメカのことです)
特に初心者~中級の方はEメカつきをお勧めします。
上級モデルのフルートになると選べるようにオプションになっていることが多いです。(オプションで+約3万円)
2、インラインとオフセットどちらにする?
オフセット
インライン(ストレート)
左手薬指のキィが前に出ているか・まっすぐになっているかの違いになります。
リングキィ+インラインがフルートの起源であるフレンチモデルという作りで現在もリングキィはインラインで製造されることが多いです。
実際に持ってみて左手薬指が遠いかな・・という方はオフセットを選択してみてくださいね。
3、カバードキィとリングキィどちらにする?
リングキィ
カバードキィ
イラストを見てわかる通り穴が開いているかそうでないかの違いです。上級モデルになるとリングキィが多くなりますが、しっかり塞がないと音が出ません。しかしリングキィはカバードキィよりは音抜けが良く、遠鳴りしてくれます。
4、C管とH管の違いは・・?
皆さんが良く見るフルートは足部管のキィが2つになっています。(最低音は『ド』になります。)しかし写真のようにキィが3つあることで『シ』の音を出すことが出来ます。
【メリット】
出す音が1つ増えること、また、H管を使うと管が長い分深みのある音色が出る・音程が安定する・・などの意見があります。
【デメリット】
1つキィが増えるだけでも足部管側に重心が偏る為、人によっては最初は重く感じたり吹奏感が変わる場合があります。。
以上のことはこちらを選ばなければいけないということはありません。じっくり試奏してどちらを選ぶかはあなた次第です!
7、島村楽器柏の葉店ご購入後のアフターサービス]
こちらをご覧ください。
最後までご覧いただきありがとうございました!
いかがでしたでしょうか・・?同じフルートでも各メーカーによってこれだけ音色・響き・仕様の違いがあります。フルートを購入する際様々なお悩みがあると思います。そんな方の力になれるようお手伝いさせていただきます。
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