![*目次 -[#A:title=ごあいさつ] -[#B:title=コードの押さえ方] -[#C:title=アレンジその① 「コードの基本形に慣れる!」] -[#D:title=アレンジその② 「展開系コードで楽に演奏!」] -[#E:title=おまけのアレンジ動画] -[#F:title=ピアノ […]](https://www.shimamura.co.jp/shop/kasai/wp-content/uploads/sites/23/2022/02/20220201-order_shima220201-0109_order_pdf_page-0001-1.jpg)
目次
ごあいさつ
こんにちは。島村楽器イオン葛西店のピアノインストラクター北島です。私は普段高校生から80代の方へピアノレッスンを行っております。
レッスンの内容は様々ですが、その中でも特にピアノコードを演奏してみたい!ピアノアレンジをしてみたい!という生徒さんがとても多いです。そのため今回はコードを使った様々なピアノアレンジの作り方をご紹介していきたいと思っております。今回使用する曲目は「ダニーボーイ(ロンドンデリーの歌)」です。こちらの曲の冒頭の部分をコードを使用した、様々なソロピアノアレンジをご紹介していきたいと思います。
模範演奏や演奏上の気をつけたいポイントも動画で掲載してみましたので、おうち時間も増える今、お家に鍵盤をお持ちの方は是非この機会にピアノアレンジに挑戦されてみてはいかがでしょうか?
コードの押さえ方
今回のピアノアレンジに使用する楽譜はこちらです。
「ダニーボーイ/アイルランド民謡」
こちらの楽譜はリードシートと呼ばれる楽譜で、メロディーとコード(C/F/G7)が書かれています。ソロピアノの場合は右手はメロディーを弾き、左手はコードの音を演奏します。
コードとは日本語では和音という意味で、異なる高さの音を重ねたものをアルファベットを使用して表しています。
実際のレッスンではコードの作り方から説明いたしますが、今回は難しい説明は省き、C(シーメジャー)→「ドミソ」、F(エフメジャー)→「ファラド」、G7(ジーセブン)→「ソシレファ」という音の組み合わせという風に覚えてしまいましょう!ちなみにこれらのコードの押さえ方は「基本形」と呼ばれます。
アレンジその①「コードの基本形に慣れる!」
アレンジその①では、コードの押さえ方や響き、構成音に慣れていきたいと思います。左手のコードを弾くタイミングは、どのようなアレンジにしたいかで変わってきます。今回のアレンジはしっとりした曲調にしてみましたので、基本的には4拍子のうち最初の1拍目に左手のコードを入れていきましょう。
1小節に何度かコードの変化がある箇所は、コードが変わるごとに弾きましょう。
左手にある赤文字の番号は推奨する指使い(※1=親指、2=人差し指、3=中指、4=薬指、5=小指)となっております。
コードを弾くのが初めてという方は、初めは鍵盤を同時に押さえる事だけでも大変かと思いますが、何度も同じコードを弾いて手の形で覚えたり、音名(ドミソ、ファラドなど)を口に出しながら鍵盤を弾く事で、徐々に慣れてくるかと思います。
模範演奏
良くない例
①左手の和音がバラバラ
左手の和音は同時に弾く事で美しく響きます。あえてバラバラに弾く演奏法もありますが、このアレンジでは同時に左手の音が鳴っているかよく確認してみましょう。
②左手の音量が大きすぎる
ピアノの音は低くなればなるほど大きい音が出ます。そのため、左手の音は右手よりも強く音が鳴りやすいです。右手のメロディーが左手に負けないように音量バランスが取れると良い演奏となります。模範演奏と聴きくらべてみてください。
アレンジその② 「展開系コードで楽に演奏!」
いかがでしたでしょうか?アレンジその①の左手は「基本形」というコードの押さえ方をしてみましたが、頻繁に移動がある為、音を外しやすいかもしれません。そこで今回のアレンジ②では、左手のコードの押さえ方を変化させる事で弾きやすくしてみました(F→ファラドをドファラに変化etc)。下記の楽譜のようにコードを基本形から変化させた押さえ方の事を「展開形」と呼びます。
今回はこちらの表の中から、下記のように黄色い丸で囲んだ展開系を使用します。(Fは1オクターブ下げて演奏します)
また、G7はソシレファという4つの音が構成音となりますが、4音同時に押さえると音の響きが重たくなるため、1音抜いて展開系の押さえ方にします。(ソシレファのレを抜いています)アレンジその②では、こちらの展開系コードの弾き方に慣れてみましょう。
模範演奏
おまけのアレンジ動画
最後に参考演奏として、即興でしっとりとしたダニーボーイを演奏してみました。
ピアノレッスンのご案内
次回もこちらのリードシートを使用して、様々なアレンジを紹介致します♪今回はホームページ用に簡素な説明となっておりますが、実際のレッスンではコードの作り方や運指、演奏上のポイントなどもお教えしております。それぞれのお客様に合わせた進度や内容でレッスンが可能です。ぜひピアノコード演奏を楽しんでみませんか?
レッスンにご興味のある方は一度体験レッスンでお待ちしております。(Zoomを使用したオンラインレッスンも開講中です)
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