![皆様こんにちは。ピアノインストラクターの田中です。 今回は脱力について少しご紹介します。 ピアノの演奏での力の使い方は、鍵盤を叩いた直後、瞬時に脱力し必要最低限の力に緩めることです。 鍵盤を叩く瞬間の前後に力が入っていると、長く楽に演奏することができず、音色も単調になりやすいです。 ピアノ演奏におい […]](https://www.shimamura.co.jp/shop/kasai/wp-content/uploads/sites/23/2022/05/20220524-order_shima220523-0065_order_pdf-1-1.png)
皆様こんにちは。ピアノインストラクターの田中です。
今回は脱力について少しご紹介します。
ピアノの演奏での力の使い方は、鍵盤を叩いた直後、瞬時に脱力し必要最低限の力に緩めることです。
鍵盤を叩く瞬間の前後に力が入っていると、長く楽に演奏することができず、音色も単調になりやすいです。
ピアノ演奏においての脱力は、鍵盤を叩く前後の動きがとても重要になってきます!
力を使いすぎると体を痛めてしまう原因にも繋がるので、力を緩めることにもトライしてみて下さい。
ここでは、実際にレッスンで使っている、脱力に繋がる練習方法の一部を、ご紹介します。
立って弾いてみる
まず、いつも弾いている曲を立って演奏してみます。立つことで、腕の重みが自然と指先に繋がります。この時、鍵盤を押しすぎないことがポイントです。ピアノの鍵盤に体重をかけて弾いてみるのも良いと思います。重力に逆らわず鍵盤を押すことができるので、楽に打鍵することができます。立って弾いた感覚を覚えて、座って弾いた時にも、近い感覚で弾けると少し力みが取れるのではないでしょうか。
打鍵した後の手の形を確認する
打鍵した後、鍵盤を弾いていない指に力が入っていないでしょうか。完全に脱力して弾くのはとても難しいことですが、音を弾いていない指の力を抜くことも、少しでも意識できると良いと思います。
↓次の写真は打鍵している指以外も、力が入っている状態です。

↓打鍵している指以外、程よく力が抜けている状態

脱力できている感覚を自分で体感することは、とても難しいことだと思いますが、少しでも脱力できると、表情豊かな演奏に繋がり、演奏時間が長い曲でも、腕や手を痛めず演奏することができます。
みなさんもピアノ演奏の際には、脱力を意識して、楽に長くピアノを楽しんで頂ければ、嬉しいです。
田中ピアノサロン通信まとめ
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