フルートサロン通信♪ No.12 装飾音の記譜と奏法(トリル、ターン)

イオン葛西店

イオン葛西店店舗記事一覧

2023年04月30日

こんにちは。フルートインストラクターの辻です!フルートサロン通信では、様々な情報を発信しております。 今回は「装飾音の記譜と奏法」についてです。楽譜の中で、音符以外の記号をめにすることがあるかと思います。それには決まった奏法がありますので譜例とともにご紹介します! CONTENTSトリルターン無料体 […]

こんにちは。フルートインストラクターの辻です!
フルートサロン通信では、様々な情報を発信しております。

今回は「装飾音の記譜と奏法」についてです。
楽譜の中で、音符以外の記号をめにすることがあるかと思います。
それには決まった奏法がありますので譜例とともにご紹介します!

トリル

トリルは多くの楽譜に記載されているので、馴染があるのではないでしょうか。
トリルとは、音楽をより華やかに聴かせるための装飾音の一種で、
語源は、イタリア語のtrillo「鳥のさえずり」からきています。

基本的なトリルの奏法として、表記の音とその2度上の音を細かく行き来して演奏します。
トリルの表記は代表的なもので以下のものがございます。

右のものを「トリル」、左のものを「プラルトリル」と呼んでいます。
この二つには奏法に違いがあります。

トリル奏法例
プラルトリル奏法例

譜例のように32分音符でいれるのか、16分音符で入れるのか、音の行き来をゆっくりから徐々に早くしていくのかは奏者の自由です。

トリルプラルトリルの違いは、
プラルトリルは、1または2往復のみする短いものです。

基本的には上記の奏法で演奏されますが、
作曲者や時代によっては、上の音から始める場合もございます。
バッハやモーツァルトなどの時代のトリルは上から入れるトリルなので、演奏するときには注意が必要です!
トリルを上から入れる理由は、その時代の作曲者のトリルへの解釈として、
非和声音から始まることで曲調に変化が起き、緊張感が生まれ、和声音に戻ることで解決する、という理由が考えられるそうです♪

ターン

こちらも比較的楽譜に現れる記号で、ターンと言います。
ターンにも種類があり、表記の場所によっても奏法が変わります。

ターンの種類

S字のものをターン、S字に縦線が入ったものを回転ターンと言います。
それぞれの奏法は以下の通りです。

ターンの奏法

ターンは、2度上の音、2度下の音を行き来する装飾音です。
通常のターンは上から始め、回転ターンは下の音から始めます。

上記のターンはS字が横になったものですが、中にはS字が縦になっているものもございます。
縦になったものも回転ターンというので、上記の奏法と同じになります。

装飾音が入るだけで曲の華やかさが変わってくるので、
楽譜の中で見つけたら演奏してみて下さい♪

無料体験レッスン

フルートオカリナ共に無料体験レッスンを行っております♪
どちらも貸し出し楽器がございますので、手ぶらでお越しいただいて構いません!
お気軽にお問い合わせくださいませ。

バックナンバー

過去の記事はこちらからご覧いただけます♪

※記事中に販売価格、在庫状況が掲載されている場合、その情報は記事更新時点のものとなります。店頭での価格表記・税表記・在庫状況と異なる場合がございますので、ご注意下さい。