![皆様、こんにちは。ピアノインストラクターの田中です。 クラシック曲は、同じ曲でも出版社によって楽譜の書き方、内容が違います!例えば、音が異なったり、強弱の有無や、アーティキュレーションの記譜の有無など・・・ 今回は、そんな楽譜の出版社についてご紹介いたします。楽譜選びの際に参考にしてみて下さい。 原 […]](https://www.shimamura.co.jp/shop/kasai/wp-content/uploads/sites/23/2022/05/20220524-order_shima220523-0065_order_pdf-1-1.png)
皆様、こんにちは。ピアノインストラクターの田中です。
クラシック曲は、同じ曲でも出版社によって楽譜の書き方、内容が違います!例えば、音が異なったり、強弱の有無や、
アーティキュレーションの記譜の有無など・・・
今回は、そんな楽譜の出版社についてご紹介いたします。楽譜選びの際に参考にしてみて下さい。
原典版

※写真は一例です
原典版は、実際に作曲家が書いたときの内容を最大限に反映することをめざした楽譜です。
原典版には作曲家が書き残していない強弱記号、アーティキュレーションなどは基本的に書かれておらず、指番号が全く書かれていないものもあります。(例)バッハの原典版にはスラーや強弱記号が書かれておりません。
校訂版

※写真は一例です
校訂版とは、より良い演奏ができるように著名な演奏家や学者などの専門家によって書き換えられた楽譜のことです。
校訂者の解釈によるアーティキュレーションやダイナミクス、運指などが盛り込まれています。
原典版と併用したり、他社の校訂版と見比べたりして楽譜の特徴を理解した上で活用しましょう。
版による違いを見比べてみた!
今回は、ショパン作曲の小犬のワルツの2段分を、パデレフスキ版(原典版)と、全音楽譜出版社(校訂版)で2つの出版社を見比べてみました。

上の写真がパデレフスキ版(原典版)で、下の写真は全音楽譜出版社(校訂版)です。
トリルの有無や、指番号、crescendoの開始場所など、短い部分だけでも4つの違いを発見しました。
このように、クラシックピアノ曲に取り組むときは出版社による違いを見てみると、演奏時の参考になるかもしれません。
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