田中ピアノサロン通信④~ピアノの鍵盤数について~

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2022年09月29日

皆様こんにちは。ピアノインストラクターの田中杏奈です。 いきなりですが、ピアノの鍵盤はいくつあるかご存知でしょうか?? 答えは白鍵と黒鍵すべて合わせて、88鍵あります。 しかし、昔はもっと鍵盤数は少なかったのです。幅広い表現力を求める作曲家の求めに応じて鍵盤数が増えていきます。 作曲家と鍵盤数を表に […]

皆様こんにちは。ピアノインストラクターの田中杏奈です。

いきなりですが、ピアノの鍵盤はいくつあるかご存知でしょうか??

答えは白鍵と黒鍵すべて合わせて、88鍵あります。

しかし、昔はもっと鍵盤数は少なかったのです。幅広い表現力を求める作曲家の求めに応じて鍵盤数が増えていきます。

作曲家と鍵盤数を表にしてみました。

作曲家
鍵盤数
モーツァルト(1756~1791)
61鍵
ベートーヴェン(1770~1827)
61鍵盤・68鍵盤・73鍵
ショパン(1810~1849)
82鍵
ラヴェル(1875~1937)
82鍵・88鍵
プロコフィエフ(1891~1953)88鍵

このようにピアノの鍵盤数は、偉大な作曲家の作品と共に改良に改良を重ねて音域を広くしていき、現在の「88鍵」になりました。

鍵盤数にも歴史的背景があったんですね。

ちなみに現在のピアノが88鍵である理由は、人間の耳では聴き取ることができないから。これ以上鍵盤数を増やしても、低音はゴロゴロという唸りに、高音は音程のない耳障りなノイズにしか聞こえなくなってしまうそうです。

皆さんも、クラシックピアノ曲を弾くとき、作曲された当時の鍵盤数はいくつだったのか、考えてみると新しい発見があり面白いかもしれません。

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