![皆様こんにちは。ピアノインストラクターの田中です。 今回は、ピアノの左ペダルについてご紹介します。 実は、グランドピアノとアップライトピアノでは、左ペダルの仕組みが異なります。 そのことから、グランドピアノはシフトペダル、アップライトピアノではソフトペダルと呼ぶこともあるそうです。 グランドピアノ […]](https://www.shimamura.co.jp/shop/kasai/wp-content/uploads/sites/23/2022/05/20220524-order_shima220523-0065_order_pdf-1-1.png)
皆様こんにちは。ピアノインストラクターの田中です。
今回は、ピアノの左ペダルについてご紹介します。

実は、グランドピアノとアップライトピアノでは、左ペダルの仕組みが異なります。
そのことから、グランドピアノはシフトペダル、アップライトピアノではソフトペダルと呼ぶこともあるそうです。
グランドピアノ シフトペダル
左ペダルを踏む指示は、una cordaと楽譜に書かれています。
una cordaを直訳すると、【1本の弦】という意味。
昔は1音につき2本の弦が張られていました。左ペダルを踏むと、アクション(鍵盤の動きをハンマーに伝える機構)を数ミリ横にずれて、ハンマーがたたく弦は1本だけになったことが由来とされています。
現在のグランドピアノでは1音につき、3本の弦が張られており、左ペダルを踏むと、鍵盤がやや右にずれ、2本叩く構造になっています。
ちなみに、左ペダルを解除の指示は、tre cordaと書かれています。初めて聞いた時は、treで取れ!と覚えやすいと思いましたが、"tre"を直訳すると"3"という意味なので、左ペダルを踏まない【3本の弦】の状態で演奏するという指示です。
ラヴェルや、ドビュッシーの楽曲で左ペダルは多く使われます!
実際にグランドピアノで左ペダルあり、なし、で交互で弾いてみた動画です↓↓
ハンマーが打弦の位置をずらすことで、音量だけでなく音色や音の響きも微妙に変化させることができます。
アップライトピアノ ソフトペダル
アップライトピアノの場合は弦の配置の特性上、打つ弦の本数を変えて演奏することができません。
ハンマーを弦に近づけて、同じ力で弾いても音が少し弱くなるようにしています。その分少しタッチ感が変わります。
アップライトピアノでも、左ペダルあり、なし、で弾いてみました。
皆さんも、いろんな曲で左ペダルを使用して、音色の変化を楽しみながら演奏してみて下さい♪
田中ピアノサロン通信まとめ
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