田中ピアノサロン通信6~音符の棒の向きについて~

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2022年11月29日

皆様、こんにちは。ピアノインストラクターの田中です。 今回は楽譜に書いてある、音符の棒についてご紹介いたします。 いきなりですが、次の音符をご覧ください。 実は↑上の写真は、棒の規則では、書き方が正しくないのです。 ↓正しく書き直してみました。 棒は上下に付けれらますが、「上下どちらでも良い」という […]


皆様、こんにちは。ピアノインストラクターの田中です。

今回は楽譜に書いてある、音符の棒についてご紹介いたします。

いきなりですが、次の音符をご覧ください。

実は↑上の写真は、棒の規則では、書き方が正しくないのです。

↓正しく書き直してみました。

棒は上下に付けれらますが、「上下どちらでも良い」ということではないのです。

五線譜の第3線を基準にどちらに付けるのかルールがあります。

① 第3線より下に音符があるとき、棒は上向きに書きます。

② 第3線より上に音符があるとき、棒は下向きに書きます。

③ 第3線の上に音符があるときはどちらでも良いですが、下向きが一般的です。

五線譜に書くとこのようになります。

しかし、次の場合、棒の向きが逆になることがあります。

①同じ譜表の音を両手で弾く場合

②ソプラノ、アルト、テノール、バスなど声部分けを示している場合

③長さの違う音を組み合わせて、同時に演奏する場合

このように、音の長さや声部の違いは楽譜上では棒の向きで表現されます。

有名な、アヴェマリアのピアノの楽譜でも、声部に弾き分けとして、音符の棒の向きが逆で書かれていました。

皆さんもぜひ自分が演奏している楽譜の【棒】は上下どちらの向きについているのか、調べてみると面白いかもしれません。

田中ピアノサロン通信まとめ

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