【サックス】樹脂リードとは?

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2025年04月18日

2025年4月24日(木)~5月1日(木)の期間中、かわぐちキャスティ店にて樹脂リードフェアを開催いたします。 CONTENTS樹脂リードとは?樹脂リードの利点は?樹脂リードの欠点は?樹脂リードはどんな音?オススメの使い方この記事を書いた人樹脂リードとは? 樹脂リードとは、その名の通り「樹脂」ででき […]

2025年4月24日(木)~5月1日(木)の期間中、かわぐちキャスティ店にて樹脂リードフェアを開催いたします。

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樹脂リードとは?

樹脂リードとは、その名の通り「樹脂」でできているリードです。

通常、リードの素材は乾燥させた植物(ケーン)から作られています。

植物(ケーン)のリード
(写真向かって左:アルトサックス用 右:テナーサックス用)


しかし植物のため、同じ番手(硬さ)でも厚みにバラつきがある事があります。
ソプラノ・アルトサックスだと1箱10本から、テナー・バリトンサックスなら1箱5本から、それぞれ何本か自分に合うリードを選ぶ必要があります。

樹脂リードの利点は?

簡潔に言うと、「均一長寿命」です。

作りが均一

樹脂リードは、機械で1本ずつ同じ番手(硬さ)で誤差が出ないよう精密な製造を行います。
一度自分に合う番手を決めてしまえば、今後は同じものを購入すれば全く同じ様に演奏する事が出来ます。
また精密に作るため、1/4刻みで作っているメーカー様もあります。

長寿命

(使用環境によって寿命は異なりますが)ケーンのリードは、1日2~3時間使用すると約1~3か月ほどで薄くなったり割れたりすることがあります。(※個人差があります)
その際、樹脂リードはブランドによっては12か月(1年)寿命というモデルが存在します。

樹脂リードの欠点は?

利点は多くありますが、もちろん欠点もあります。

1つ目は「吹き心地がケーンとは異なる」点です。
樹脂でできているため、吹き心地が違ってきます。
そのため、近い番手を1本づつ試奏をすることがおススメです。

2つ目は「長寿命ですが永久品ではない」という点です。
樹脂リードはケーンに比べ耐久性こそ高いですが、買い替えの必要がなくなるわけではありません。
使用していくと、下記写真のようにケーンリードと同じように薄くなったり割れたりすることもあります。

写真:筆者所有の樹脂リード

樹脂リードはどんな音?

「クラシック(吹奏楽)用」と「ジャズ用」でリードの作り(カットの仕方)が樹脂リードでも違います!
ぜひ聴き比べてみてください♪

クラシック(吹奏楽)

ジャズ

オススメの使い方

樹脂リードは、もちろんメインでご使用いただくことも可能です。
ただ、吹く人によっては少し物足りなく感じてしまうこともあります。

そこで、実際に筆者がやっている使い方をご紹介します。
それは、「練習用リードとして使う」ことです。

演奏会本番や音色を練習する時に通常のケーンリードを使い、指のトレーニングや譜読みの際には樹脂リードを使用します。
そうする事によって、ケーンリードの消耗を最小限に抑えることが出来ます。

もし試奏が出来る樹脂リードを見かけた際には、ぜひ一度試してみてください♪

この記事を書いた人

管楽器担当・サックスインストラクター

堂森(どうもり)

堂森(どうもり)

かわぐちキャスティ店にてサックスを教えています。
これまで樹脂リードを所有・使用実績あり(この記事の写真は、全て堂森所有のものです)。
ご不明な点がございましたらお気軽にご相談ください♪

店舗名かわぐちキャスティ店
電話番号048-242-0622
店舗住所〒332-0017
埼玉県川口市栄町3-7-1かわぐちキャスティ 5F

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