Point：オクターヴキィに気を付けて①マウスピースをネックに取り付ける

ネックコルクにコルクグリスをしっかりと塗り込みます。スティックタイプの場合も、指でしっかりまんべんなく塗り込みましょう。左右にねじりながらマウスピースを入れていきます。
このときオクターヴキィをぎゅっと握らないように気を付けます。

Point：ベルに手を入れる②ケースから取り出す

ベルに手を入れて楽器を起こします。ある程度起き上がったら、もう片方の手で支えながら起こします。このとき、パーツの隙間に指を入れて起こすと、部品が曲がってしまったり取れてしまったりと楽器の不具合を引き起こす可能性があります。なるべく何もついていないところを持つようにしましょう。

新しい楽器ではケースがまだ馴染んでおらず出し入れがしづらい場合があります。なるべく広くて平らな場所で行いましょう。

Point：左右に差が無いか？先端はそろっているか？③マウスピースにリガチャー・リードを取り付ける

リガチャーを先にマウスピースにはめます。この段階ではまだリガチャーのネジはゆるいままです。
リードをマウスピースとリガチャーの隙間に上からゆっくりおろします。リードの先端はとても薄くて繊細なので傷つけないように注意します。
マウスピースとリードをしっかり見てリードを止める位置を決めます。左右に差が無いか？先端はそろっているか？を確認してください。
位置が決まったらリガチャーのネジをきゅっと締めます。

Point：何も塗りません④ネックを楽器に取り付ける

ネックのジョイント部分を乾拭きをしてから、楽器本体に取り付けます。このとき、オクターヴキィの上をぎゅっと握らずふわっと持ちます。

ゴミや汚れがジョイント部分に挟まってしまうと、入りにくい・抜けにくい原因になります。また、それによって傷が付いてしまいその後もジョイントの不具合につながる場合があります。
※ネックのジョイントには何も塗りません。（グリスの使用は、多くの楽器メーカー、当社リペアマンともに推奨していません）
※ジョイントが固い・またはゆるいと感じたら、管楽器リペアマンへお任せください。

ちょうど良い角度に合わせたらネックのネジを締めます。
ストラップに楽器をつるして、ストラップの長さを調整したら完了です。

専属リペアスタッフ（管楽器修理）間渕（まぶち）

管楽器を始めコンサート打楽器から教育楽器まで幅広く修理しています！なんでもご相談ください。

管楽器アドバイザー松下（まつした）

音楽高校～音楽大学出身の経験を活かし、ピアノ・管楽器・弦楽器はもちろん、音楽教室のご相談も承ります。特に、近隣学校様の吹奏楽部・弦楽部の皆様には長年携わっておりますので、これからの方も現役の方も安心してお任せください！