【2022年最新版】電子ピアノの選び方~ここが違う!ポイントをご紹介します!

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2022年04月15日

皆様こんにちは♪広島府中店ピアノ上級アドバイザーの原田です。大事な電子ピアノ選び、カタログやネットを見ても違いが分からず、悩んでいる方も多いのでは?こちらのページでは、皆様によくご質問頂く内容も取り上げながら、電子ピアノ選びの基本をご紹介します! CONTENTS●ずばり、電子ピアノの価格の違いは? […]

皆様こんにちは♪広島府中店ピアノ上級アドバイザーの原田です。大事な電子ピアノ選び、カタログやネットを見ても違いが分からず、悩んでいる方も多いのでは?こちらのページでは、皆様によくご質問頂く内容も取り上げながら、電子ピアノ選びの基本をご紹介します!

●ずばり、電子ピアノの価格の違いは?

まず多くの方が気になるポイント「電子ピアノの価格の違い」について。これはずばりシンプルに、「グランドピアノに近いかどうか」です。以前は多機能モデルは高額でしたが、今やiPadなどのタブレットでも操作ができる時代。そこで価格の差は、機能の多さではなく、グランドピアノに近い「鍵盤」「音」かどうか、が最大のポイントとなっています。
ピアノを習っていてレッスンや発表会でグランドピアノに触れる機会があるのなら、できるだけ自宅練習の電子ピアノもグランドピアノに近い方が練習しやすくなります。

●鍵盤、スピーカー、音源、何を一番重視したら良いの?

思わず鍵盤だけ重視してしまいそうになりますが、ピアノは楽器であり、鍵盤を押すスポーツではなく、音(表現力)が最も大切な要素だとも言えます。よって、鍵盤・スピーカー・音源(ペダルを使用し始める頃にはペダルも)それぞれ充実していることが最も大切になります。

●鍵盤の違い

大きく分けて、「プラスチック鍵盤」と「木製鍵盤」の2種類。グランドピアノやアップライトピアノは木の鍵盤ですので、弾き心地が近い電子ピアノは木製鍵盤、となります。実際に鍵盤を押して横から見てみてくださいね。また、木製鍵盤の中でもピアノにより近い機種は、鍵盤の見えない部分の奥行きが長くなり、より自然に演奏することができます。
ちなみに、現在発売されている電子ピアノの中で、木製鍵盤の最安価格はローランドのDP603(当店版売価格:¥181,900)です。

●音の違い

スピーカー

▲10万クラスで唯一の4スピーカー搭載機種 CASIO PX-2000GP(¥107,800)

スピーカー数は、よりリアルなピアノ音を再現するために非常に重要なポイントとなります。その中でも大事なのが、「2スピーカー」なのか、「4スピーカー以上なのか」という点。2スピーカーまでは鍵盤の下からしか音が出ないため、音が聴きとりにくかったり強弱が出しにくい問題があります。4スピーカー以上になると、鍵盤の下に加え上側にもスピーカーが配置されますので、グランドピアノのように上からも下からも立体的に音が聴きとれます。特にマンションなど大きな音を出せない環境であればあるほど、スピーカーが4スピーカー以上になっていることで、小さな音量でもすっきりと聴き取りやすいというメリットがあります。

音源の違い

 大きく分けて「録音したピアノの音をそのまま出す『サンプリング音源』」と「録音だけでは得られないもっと細かい音色も瞬時に計算して発音する『モデリング音源』」があります。従来より電子ピアノは前者「サンプリング音源」が採用されておりましたが、最近はモデリング音源の電子ピアノも増えてきました。サンプリング音源では美しい音色が楽しめますが、奏者による音色の違い・弾き方・手の形で異なる音色の違いを表現できるようになったのがモデリング音源です。練習で、「雑に弾くと汚い音になる」「きれいに弾くと綺麗な音が出る」ことを学びたい方は、モデリング音源のピアノを選ぶのがおすすめです。
 

●10万円前後のおすすめ機種

▶こんな練習ができます
・バイエルなど導入教本の序盤で、鍵盤の位置を覚える練習。
・標準的な進度だと、習い始めから1~2年程度のイメージ。

CASIOPX-2000GP(PX-870)

CASIOPX-2000GP(PX-870)

10万前後の機種で唯一の上下スピーカー搭載。卓上ピアノと比較すると、より自然で立体感のある音色を楽しめます。ピアノを始めたばかりの導入(鍵盤位置の確認)ももちろんですが、設置スペースが限られている方、また数年内にアップライトピアノなどへ買い替えを予定されている方が選ばれる場合が多いです。

¥107,800税込

●15万円~のおすすめ機種

▶こんな練習ができます
・バイエル後半~ブルグミュラーなど、和音を弾いたり強弱をつけたりする練習
・標準的な進度だと、習い始め~5年程度のイメージ。

YAMAHASCLP-7350(CLP-735)

YAMAHASCLP-7350(CLP-735)

ヤマハの有名なクラビノーバシリーズの中でも、一番お求めやすい価格の入門モデルがこちら。10万前後の電子ピアノと比較しても、音の拡がり・響き方がきちんと工夫されていますので(出音はサンプリングだが、残響音はモデリングになります)、小さなお子様の音感を育てることに繋がります。また、先程のPX-870(PX-2000GP)と異なり、ppで演奏した時に鍵盤のクリック感があるため、弱音の練習や、和音の練習をしやすくなります。

¥170,500税込

KAWAICA4900GP(CA49)

KAWAICA4900GP(CA49)

国内で流通する電子ピアノ主要5メーカーの中で、練習用電子ピアノで求められる性能「木製鍵盤」「上下4スピーカー」を搭載した最安価格の機種です。よりリアルなタッチ感・音での練習ができます。もちろん、音の拡がり・響き方のリアルさから、音感も育みます。

¥182,600税込

●20万円~のおすすめ機種

▶こんな練習ができます

・ブルグミュラー~ソナチネなど、スタッカートとレガートの弾き分けをしたり、曲にあった弾き方(楽しい曲は楽しそうに、悲しい曲は悲しい音で)を学べます。
・標準的な進度だと、習い始め~7、8年程度のイメージ。ピアノ初心者さんが最も多くご購入されているのがこの価格帯です。

YAMAHASCLP7450(CLP745)

YAMAHASCLP7450(CLP745)

この機種からヤマハは木製鍵盤・上下4スピーカーになります。先ほどのCLP-735以上によりレガート・スタッカートの弾き分けができるようになります。

RolandLX705GP(LX705)

RolandLX705GP(LX705)

木製鍵盤・上下4スピーカーなのはもちろん、前述の「モデリング音源」を搭載しているため、弾き方によって無限に音色が変化します。また、鍵盤の重さを100段階で変更できたり、音色の明暗を変更できるため、自分好みのピアノにカスタマイズできるのが魅力。

¥¥247,500税込

●30万円~のおすすめ機種

▶こんな練習ができます

・アコースティックピアノで奏でられる表現に近づくため、ソナチネ~、ショパンやモーツァルトの名曲など、憧れの曲の表現も学べます。ピアノで自分の気持ちを表現する楽しさを知ることができます。
・標準的な進度だと、習い始め~10年前後のイメージ。

KAWAICA9900GP(CA99)

KAWAICA9900GP(CA99)

大変長い木製鍵盤に加え、背面にアップライトのように「響板」を配した「響板スピーカー」や、ONKYO製のアンプを搭載。より楽器全体が鳴る、リアルで臨場感のある響き。さらに、高性能なのに非常にコンパクトなデザインなのも高評価のポイント。

¥389,400税込

RolandLX706GP(LX706)

RolandLX706GP(LX706)

上下6スピーカー搭載、モデリング音源、鍵盤は奥行が長くなり、調律師も認める「リアルなタッチ」になり、よりピアノに近づきます。実際にお客様に音を聴いて頂くと、「電子音じゃないみたい!」と感動頂けるのがこのクラスから(電子ピアノ担当スタッフも愛用中です!)。

¥313,500税込

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