【管楽器】管楽器の選び方~サックス編~♪

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2020年02月11日

みなさま、こんにちは!管楽器担当の能瀬です。 今回はサックスの選び方についてご案内です!サックスを始めたい方のお力になれたら幸いでございます! |*目次| |[#a:title=サックスとは]| |[#b:title=メーカーの特徴]| |サックスの選び方[#C:title=①使用されている材質][ […]

みなさま、こんにちは!管楽器担当の能瀬です。

今回はサックスの選び方についてご案内です!サックスを始めたい方のお力になれたら幸いでございます!

目次
サックスとは
メーカーの特徴
サックスの選び方①使用されている材質②塗装③ベルの製法④レゾネーター

サックスとは

1840年代にベルギーのアドルフ・サックスさんという方が発明した楽器がこの「サックス(サクソフォーン)」です。管楽器の中では比較的新しい楽器のひとつで、その種類も管楽器のなかでは多種類になっています。高音域から順にご紹介すると下のようになります。

・ソプラニッシモサックス

・ソプラニーノサックス

・ソプラノサックス

・アルトサックス

・テナーサックス

・バリトンサックス

・バスサックス

・コントラバスサックス

・サブコントラバスサックス

他にも現在は製造されていない種類のものもあります。

この中でも現在特によく使用されることが多く、一般的に見ることが多いサックスは「ソプラノサックス」「アルトサックス」「テナーサックス」「バリトンサックス」です。

ソプラノサックス

メジャーな4種類のサックスの中では最も高音域の音を出すことが出来るサックスです。

アルトサックス ★吹奏楽部で最初に使われます!

サックスと言えばイメージするのはこちらではないでしょうか。ソプラノサックスの次に高い音域を出せるサックスです。音楽教室や吹奏楽部ではじめに持つ楽器として選ばれることが多いです。

テナーサックス

アルトサックスに並んでみることの多いサックスです。音域はアルトサックスよりも低い音域を出すことが出来ます。サックスらしいかっこいい音色から甘い音色まで鳴る楽器です。吹奏楽の世界ではバンド全体の中音域を担当し、ユーフォニアムやトロンボーンと同じフレーズを吹くこともよくあります。

バリトンサックス

よく使用される4種類の中では最も低い音域を演奏する事ができます。吹奏楽ではチューバなど低音系の楽器と一緒のフレーズを演奏することが多く、バンドのベースラインを支える役割を担うことが多いです。

サックスメーカー御三家

Henri Selmer Paris(セルマー)

サックスの生みの親、アドルフ・サックスから受け継いだ伝統と先進の技術。

つねにサックス界のトップランナーです。「サックスと言えば…?」と質問されたら、このセルマーを一番に思い浮かべる方が多いほどの老舗王道メーカー。現行では吹奏楽層からの支持がとても高いジュビリー・シリーズ2、シリーズ3と、ジャズ層から支持を集めるビンテージ・セルマーの復刻版とも言えるリファレンスがあります。

YAMAHA(ヤマハ)

世界唯一にして最大、あらゆる楽器を手がける総合メーカーです。吹奏楽での使用が多い定番のヤマハ。吹きやすさと音程の安定感に定評があります。品質も安定しており、初心者向けモデルが充実しております。最上位クラスの“カスタム・シリーズ”には、クラシック向けに開発された875や、875の改良型であるEX、そしてジャズ向けに開発されたモデルの82Zがあります。

ヤナギサワ

日本が世界に誇るサックス専門メーカー。その歴史は古く、1896年(明治29年)の創業。アルトは2014年に、テナーは2015年に新しく“WOシリーズ”が発売となり、低価格の“ライトモデル”は吹きやすさと華やかなサウンドを、高価格の“ヘヴィモデル”は吹き応えと重厚感のある艶やかなサウンドを追求しています。

真鍮製の2機種を軸に、ブロンズやシルバーなどの金属を管体に使ったサックス作りが特徴。

素材によって音色が全く異なる(本当に全然違う!)が、音色の特徴としてはパリッと鳴ってくれる印象です。


サックスの違い①使用されている材質

サックスは材質が違えば、吹き心地や音色が大きく変わります。

最も多くのサックスの使用されているのは「真鍮(ブラス)」です。

ブラスの中にも様々な種類があります。

♪イエローブラス ★吹奏楽部の人が初めて持つサックスには一番オススメです!

よく使用されるブラスの中でも更に最もよく使用される、まさに王道中の王道!明るく張りのある音色です。

♪ゴールド(ブロンズ)ブラス

銅が多く配合された材質で、幅のあるふくよかな音色が特徴。

♪レッドブラス

更に多く銅が配合された材質で、まろやかで温かみのある音色が特徴。

自分の吹きたい音色に合わせて素材を選ぶことがポイントです。

サックスの違い②塗装

表面仕上げには主にラッカーとメッキの2種類があります。ラッカーは本体の金属への塗装、メッキは本体の金属にさらに金属を付着させています。

ラッカーは素材を保護する重要な役割があり、傷やサビから楽器を守ります。そしてラッカーの種類によっても音色に変化が現れます。逆にラッカーをかけないノーラッカー(アンラッカー)のモデルもあります。


♪ゴールドラッカー

サックスで一番よく見る塗装だと思います。まずはゴールドラッカーのサックスから始めることをお勧めします。

♪クリアラッカー

パワフルで音抜けがよく、艶やかな音色です。水分や汗を拭き取らないでおくとこれもラッカー剥がれや変色の原因になることもあります。

♪アンラッカー

ジャズをする人には非常にオススメですが、吹奏楽には不向きです。

♪銀メッキ

柔らかく明るめの音色。マメにお手入れをしないと、すぐに錆びます。

♪金メッキ

抵抗感があるが、遠くまで響き、埋もれない音色です。価格が一気に跳ね上がります・・・が響きは格段に良いです!

♪ピンクゴールドメッキ

芯のある、太いサウンド。かつ柔らかさもあります。見た目がとにかく華やかで可愛らしいです。

♪ブラックニッケルメッキ

固めで芯のある太いサウンドが特徴。派手すぎず落ち着いた音色です。

サックスの違い③ベルの製法

サックスのベルは「1枚取り」と「2枚取り」という2種類の製法があります。

1枚取り 職人の手によって1本1本ハンマーで叩き、ベルの形にしていくので、金属が鍛えられて良い響きを生みます。またベルの厚さが均等になるため、響きも均等になり、音抜けが良くなります。
2枚取り コストを抑えて大量生産できる製法。後からカポっと2枚を取り付けます。まるでモナカのよう♪

吹奏楽部に入部してこれからしっかり使っていきたいと考えている方には、断然1枚取りをオススメします!

サックスの違い④レゾネーター

レゾネーターとは、パッドの真ん中に付いている反射板の事です。左がメタル製、右がプラスチック製になります。

この反射板によって音を反射させ、ベルから音を出すという仕組みになります。

パッドの裏に隠れていて普段はよく見ないパーツではありますが、レゾネーターは2種類に分けられます。

プラスチック製レゾネーター 柔らかい丸みのある音色で、低価格帯の本体に装備していることが多いです。
メタルレゾネーター プラスチック製よりもレスポンスがはっきりし、明るめの音色です。ジャズ演奏に向いています♪

金属製なので、音の反射が良く、中価格帯~高価格帯のサックスに装備していることが多いです。


★当店管楽器展示品のご紹介★

管楽器のことなら島村楽器イオンモール日の出店へご相談ください!

素材や作りによって吹き心地や音色が変わります!

試奏・選定の際は防音の試奏室をご用意します。部活で使うのか、趣味で使うのか、そのようなことからヒアリングした上で楽器のご紹介をさせて頂きます。ゆっくり時間をかけてパートナーとなる楽器を選びましょう!

ご来店の際は事前にお電話にてご相談下さい。空き状況が日時によって異なります。

皆様のご来店を心よりお待ちしております!

店舗名 電話番号 管楽器担当
イオンモール日の出店 042-588-8606 能瀬

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