![皆さんこんにちは。島村楽器アミュプラザ博多店の荒木です!前回のVol.2からの続きとなります!引き続きよろしくお願いいたします! Gibsonアコースティック、最後の大きなポイントは。。 CONTENTSGibson Pick UP!③全ての塗装にニトロセルロースラッカーを使用Final Assem […]](https://www.shimamura.co.jp/shop/hakata/wp-content/uploads/sites/143/2024/08/20240824-522727293073490417.jpg)
皆さんこんにちは。島村楽器アミュプラザ博多店の荒木です!
前回のVol.2からの続きとなります!引き続きよろしくお願いいたします!
Gibsonアコースティック、最後の大きなポイントは。。
Gibson Pick UP!③全ての塗装にニトロセルロースラッカーを使用

この目止めフィラーを含めたカラーセクションであるバースト塗装、最終のクリアフィニッシュに至るすべての工程をニトロセルロースラッカーを使用し仕上げられています!
ラッカー塗装はとても手間が掛かりますが、ポリウレタンやポリエステル等の化学的な塗装よりも塗膜を薄くすることが出来、それこそがGibsonらしい『素直な鳴り』に繋がっています。


カラーが整ったら最後はクリアラッカーを使用してのフィニッシュの仕上げを行っていきます。
このフィニッシュを含めた塗装工程にもGibsonは強いこだわりを持っており、一本のギターに対してフィニッシュを含む計9回の塗装を行っています。
その工程に要する時間は約10日から14日とされており繊細な塗膜を丁寧に重ねることでその美しさとサウンドの一端を担っているということですね!
さらに、ラッカー塗装は時間を経るごとにラッカーの中に含まれている溶剤や余分な水分が揮発していくため、塗膜が薄くなっていきます。
この変化によって杢目の凹凸が分かるようになったり、表面に細かなチェックが入ることもありますがそこもまた味わいであり、その変化によってサウンドにも変化が現れ、プレイヤーのスタイルに伴った個性として成長していくギターとなっていきます。ロマンを感じます!

塗装が完成したら最後はこちらのブースに運ばれていきます。
Final Assembly/パーツ取付・最終点検エリア

パーツの取り付けから、ウエットサンディング、バフ掛け、最終点検、箱詰めまでを行うエリア。
ここではギタープレイヤーでもある技術者たちが日々セッティングを行っています。
ブリッジの装着からスタートし、フレットの状態をPLEKで測定後手作業にて調整され、ペグやナット&サドル、ピックアップ、ピックガード等のパーツをインストールされていきます。
各パーツにもこだわりが見えるGibson。特にハミングバードやダブ、J-200などはモデルの顔ともいえるピックガードの作業現場にも足を運ぶことが出来ました。感無量です。。



こうしてすべてのパーツを搭載されたギターは弦をかけられ最終セットアップ後ついにGibsonアコースティックギターとして世界へ旅立っていきます!
Gibson アコースティックギター完成!全世界へ。
長旅でしたがこうしてGibson アコースティックギターはたくさんのこだわりとGibsonサウンドへの誇りをもってハンドメイドで作られていることを体感することが出来ました!
効率化ももちろんですが何よりも音へのクオリティを追究しているルシアーたちにしみじみと感動いたしました。
追いかけてきた3つのピックアップポイントをしっかりおさえつつさらにGibsonアコースティックギターへの理解と愛情を深めていきたいです!

Gibson Montanaへの理解を深めつつ本日の行程は終了。
ツアー参加者全員でディナーへ向かいホテルへの帰路へ着きます。
明日は今回の訪問の大きな目的ともいえる商談会です!

次回は商談会の内容をレポートしていきます!
続きはこちら!↓
※記事中に販売価格、在庫状況が掲載されている場合、その情報は記事更新時点のものとなります。店頭での価格表記・税表記・在庫状況と異なる場合がございますので、ご注意下さい。